
最新情報
食事摂取基準345 亜鉛13
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルの亜鉛の「生活習慣病等の重症化予防」を紹介します。 〔生活習慣病等の重症化予防〕 糖尿病または糖・脂質代謝異常者に対する亜鉛サプリメント投与効果を検討したメタ・アナリシスが複数存在します。 これらの報告では、亜鉛サプリメント投与が糖尿病患者らの血清生化学検査値を改善させ
食事摂取基準344 亜鉛12
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルの亜鉛の「生活習慣病等の発症予防」を紹介します。 〔生活習慣病等の発症予防〕 亜鉛摂取量または血清亜鉛濃度を指標にして対象者を分割して、糖尿病または心血管疾患の発症リスクを比較している多数のコホート研究をレビューした報告では、高亜鉛状態が心血管疾患発症リスクを低下させるのは、
糖尿病の倫理10 患者への当たり前の対応
糖尿病の治療というと血糖値を降下させる医薬品を飲めばいい、と安易に考えがちな人が多いのですが、医薬品に頼っていては改善できないのが糖尿病の難しいところであり、そのような考え方をする人を増やしてしまった医療関係者の責任も問われるところです。 糖尿病の治療は、食事療法を行い、改善結果が得られないときには運動療法も併せて行い、それでも充分な改善がみられなかった場合には医薬品(抗血糖薬)を使用すると
糖尿病の倫理9 患者急増の要因
糖尿病は血液検査によって血糖値とヘモグロビンA1c値を測定すれば診断することができます。血糖値とヘモグロビンA1c値に影響を与えるのは血液中のブドウ糖の割合で、原因がわかっているので、治療法も明らかになっています。 それなのに国民病と言われるほどに患者数が多く、「国民健康・栄養調査」(令和6年調査)では、糖尿病が強く疑われる者(糖尿病患者)は約1100万人、糖尿病の可能性を否定できない者(糖
糖尿病の倫理8 糖尿病患者は短命なのか
糖尿病は血管の老化を進める大きな要因で、全身に影響を与えるだけに、平均寿命が短いことは以前から言われてきました。 これは、ただ言われてきたというレベルではなくて、19か国の151万人を対象にした調査でも明らかにされていることで、30歳で糖尿病の診断を受けた人は平均寿命が14年短くなるという結果が発表されています。 一般に「糖尿病では14年も短命」と言われているのは、この調査結果がもとに
糖尿病の倫理7 患者数データの注目点
厚生労働省の「国民健康・栄養調査」は、2001年の発表から現在の名称となっています。それ以前は「国民栄養調査」でしたが、そのきっかけとなったのは中央省庁再編によって2001年に厚生省と労働省が統合されて厚生労働省が発足したことでした。 国民の健康づくりのための基礎調査として、栄養摂取の調査に、広く健康に関わる調査も加えられました。糖尿病についても、栄養摂取と運動習慣の両方の取り組みが重要とな
糖尿病の倫理6 国民健康・栄養調査の信頼性
厚生労働省の国民健康・栄養調査(平成28年:2016年)の結果から、「国民の5人に1人が糖尿病か予備群」という衝撃的な数字がメディアなどで盛んに報道されたときに「翌年は増えるのか、それとも減るのか」ということもメディアの話題となりました。 しかし、その結果が出るのは翌年ではありません。 国民健康・栄養調査で“推計人数”(20歳以上、男女計)が発表されるのは5年に1回のことで、それ以外の
糖尿病の倫理5 患者と予備群の変化
糖尿病が国民病と呼ばれるようになったのは1970年代のことですが、その当時の患者数は約100万人と推計されていました。 新たな調査結果が発表されるたびに糖尿病患者は増加傾向となり、平成28年(2016年)調査の「国民健康・栄養調査」(厚生労働省)では、糖尿病患者は約1000万人と発表されました。 国民健康・栄養調査では、糖尿病患者は「糖尿病が強く疑われる者」とされていて、一般に“糖尿病
糖尿病の倫理4 糖質が減って糖尿病が増えた
私が中学3年生だった1970年に父親は糖尿病と診断されていますが、その年は日本万国博覧会(通称「大阪万博」「EXPO70」)が開催された年で、食生活の洋風化が大きく進んだ時期でした。 1970年にはケンタッキーフライドチキン、すかいらーくの第1号店、1971年はマクドナルド、ロイヤルホストの第1号店が開店しています。 その1970年が糖尿病にとって大転換の時期であったということは、後に
糖尿病の倫理3 糖尿病の遺伝
「糖尿病の家系」と言われても、あまりピンと来ないようで、真剣に考えようとしない人は少なくありません。 それは診察室で、医師に言われた人の反応をみても同じで、その意味がわかっていなければ、“馬の耳に念仏”というか“蛙の面に水”というか“猫に小判”というべきか、真意が伝わらず、軽く受け流してしまうことにもなります。 このことは、後に病院栄養管理の研究所のメンバー(主任研究員)となって、糖尿





