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時間塾4 「時間=金」ではない
「時は金なり」という言葉は、資本主義の中では当たり前の感覚で使われています。 「時は金(かね)なり」は、アメリカの政治家のベンジャミン・フランクリンの言葉「Time is money」の日本語訳です。 この意味として、二つの捉え方があります。 一つは「時間は有限であり、浪費すると損失につながるので大切に使うべきだ」という教訓です。「時間を無駄にすることなく一生懸命に働け」という意
言い間違い37 肩をなでおろす
「肩をなでおろす」という言葉の意味として、「心を占めていた心配事がなくなって安心する、安堵する」と説明されることがあるのですが、これは誤用です。 正しい使い方は「胸をなでおろす」で、その意味を辞書で引くと「心を占めていた心配事がなくなって安心する、安堵する」といった言葉が出てきます(辞書によって表現は違う)。 肩と胸は近いところで、両方とも「なでおろす」と行為も同じなので、どちらでも構
食事摂取基準119 炭水化物2
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から炭水化物の「定義と分類」を紹介します。 〔定義と分類〕 炭水化物は、組成式Cm(H₂0)nからなる化合物です。 炭水化物は、単糖あるいは、それを最小構成単位とする重合体です。 炭水化物は、生理学的にはヒトの消化酵素で消化できる易消化性炭水化物と消化できない難消化性炭水化物に分
食事摂取基準118 炭水化物1
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から炭水化物の「基本的事項」を紹介します。 〔基本的事項〕 炭水化物(carbohydrate)は、細分類(特に、糖質・多糖類の別、多糖類はさらにでんぷんと非でんぷん性多糖類の別)によって栄養学的意義は異なります。 日本食品標準成分表2020年版(八訂)では炭水化物成分表の充実が図られ
記念日 10月1日〜10日
10月1日 「日本酒の日」全日本酒造組合中央会が、新米の酒造りが10月から始まり、酒造年度が10月1日から始まることから制定。 「コーヒーの日」全日本コーヒー協会が、コーヒー年度が10月1日から始まることから制定。 「日本茶の日」伊藤園が、豊臣秀吉の北野の大茶会の開催日にちなんで制定。 「食物せんいの日」アサヒ飲料が、10月1日を1001に見立てて、せんいちと読む語呂合わせで制定。 「天
9月30日の記念日
「クミンを使ったスパイスだけでカレーを作る日」(略して「クミンの日」)ハウス食品が、ク(9)ミン(30)の語呂合わせから制定。 「宅配ピザの日」ドミノ・ピザジャパンが、初めて宅配ピザを行った1985年9月30日にちなんで制定。 「和栗の日」日本和栗協会が、和栗の収穫の最盛期が9月下旬で、栗(9)を通して育てる人・菓子を作る人・味わう人の三者(3)がつながり、その輪(0)を広げていきたい
金言の真理20「心が折れる」2
「心が折れる」という言葉は女子プロレスラーの神取忍さんの「相手の心を折る」が発祥で、そのことは辞書にも載っているということを前回書きました。神取さんとは共通の知人を通じて、過去の活動を書籍化することで会ったのが初めでした。 壮絶な試合で相手の腕を折るような状況であっても、関節技で「相手の心を折る」ということで止めたという本当のプロ意識の現れということを書きました。 この試合(神取忍VS
負の歴史4 番組を売るようなことはしていないとの宣言
テレビ番組の固有名詞を出すのは控えないと書きにくいことなのですが、毎週定番の地上波全国放送の経済ドキュメンタリー番組では、多くの人が取材をしてほしい、全国の人に知ってほしいと願われることがあるので、「いくら出せば取材してもらえるのか」と金額が話題にのぼることがあります。 これだけ経済的に厳しい時代で、詐欺事件も増えている中で、テレビ番組のホームページでは注意喚起がされています。 それを
学習特性サポート103 隠れた能力を発揮させるための基礎講習
発達障害による学習障害であることを子どもに伝えていない、隠したまま学習塾で学ばせたいという要望をもって、子どもを学習塾に預けようという保護者もいます。 それが少ないわけではなくて、普通クラスに通っている子どもの場合には、本人に伝えてショックを与えたくない、できれば発達障害であることを隠して学力を高めたいということを希望する保護者も増えてきています。 学習障害の子どもたちと話してみると、
食事摂取基準117 食事性コレステロール4
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から食事性コレステロールの「生活習慣病の重症化予防」を紹介します。 〔生活習慣病の重症化予防〕 脂質異常症を有する者と脂質異常症のハイリスク者においては、そのリスクをできるだけ軽減する必要があります。 コレステロール摂取量の変化と血中コレステロールの変化は有意な相関を示すことから、望ま