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水活の思考14 レッドエコノミーとの対比2

野菜に含まれるビタミンは品種改良などによって含有量が変化しました。よく例としてあげられるのはホウレン草のビタミンCで、終戦直後の昭和22年に発表された食品成分表では可食部100gにつき、年間の平均値として150mgが含まれていました。 当時は有機無農薬の状態で品種改良は進む以前の東洋種でしたが、品種改良と農薬・肥料の使用が増えるにつれて、ビタミンCは100mg、65mgと減り、今では旬が60


水活の思考13 レッドエコノミーとの対比1

レッドエコノミーは、短期的な成果や利益を求め、経済性を優先させる余り、将来に返しきれない借金の残す赤字の社会構造を指しています。 資源には限りがあり、環境を回復させる自然の力にも限界があるにも関わらず、経済性を最優先させたために、戻しきれない廃棄物を作り出し、生態系を崩して、昆虫や微生物までが生き残れないような環境を犠牲にした発展を遂げてきました。 食品を例にすると、遺伝子操作などの品


水活の思考12 ブルーエコノミーへの変遷

環境の保護と持続可能な社会を構築するための取り組みを象徴する色としてグリーン(緑)が広く使われています。グリーンは自然、健康をイメージさせる色であり、自然と人間が強調して暮らし、生活基盤の自然を保ち、次世代に伝えていく活動のシンボルカラーとされてきました。 グリーンエコノミーは自然の重要な資源を活かす経済活動として進展してきたものの、自然を守るはずの行動が、他方で自然破壊を進めていくことにな


水活の思考11 人間の治癒力の回復2

食品や化学物質によるアレルギーや疾患の増加は、自然環境の回復力を超えた結果だけでなく、人間の自然治癒力、抵抗力の低下にも大きく影響をしています。 その一つの例としてあげられるのは、世界的な免疫力の低下を引き起こした新型コロナウイルス感染症の蔓延です。感染症による直接的な健康被害だけでなく、外出や他人との接触が制限され、運動にも食事にも制限がかかり、経済的にも大きな被害を与えました。 健


水活の思考10 人間の治癒力の回復1

自然の中で誕生して、その中で進化してきた人間にとっては自然そのままの中で暮らすことが理想であったとしても、そこから離れて、便利で効率的な社会を進めてきた人類にとっては、元の0(ゼロ)の世界に戻ることは不可能と言えます。 0%か100%かの両極端の選択ではなく、自然が破壊されないようにしながらも、より便利で快適な効率性を追求するという選択をしてきた時代が長く続きました。 その割合は、自然


水活の思考9 島国で生きていく覚悟2

食料自給率には食べられずに廃棄された食料も分母(供給熱量)に含まれるため、食品廃棄量が多い日本では必然的に食料自給率が低くなります。 日本国内の食品廃棄量は、年間623万トンと伝えられています。これは食べられるのに廃棄される食品の量で、食品ロスと呼ばれます。 しかし、実際に廃棄されている食品は年間2000万トンに達しています。栽培や流通、調理段階で廃棄されるものも含めた量で、売りやすい


水活の思考8 島国で生きていく覚悟1

宇宙から地球を見ると、日本は特徴的な位置(大陸の右端=極東)と形(長く弓形の龍の形)であることから見つけやすくなっています。その二つの特徴がなければ発見しにくいほど日本は狭い島国です。すべての陸地のうち日本の面積は0.25%でしかありません。 広大な土地があれば廃棄物も汚染したものも多くの人が暮らすところ以外に廃棄する、埋めるといった発想も成り立つところですが、それは求めにくい環境です。


水活の思考7 有限の資源をどう使うべきか3

持続可能な社会の手本は、我が国では江戸時代に始まりました。 江戸時代の日本は、鎖国政策によって海外との輸出入が極めて限られており、日常生活に必要な食料や生活物資などを国内で賄っていました。 食品は徒歩で行き来ができる地域で収穫されたものを手に入れ、これを加工して食べるのが当たり前のことでした。食品を料理するときには野菜にしても魚にしても、調理ゴミとして出たものは廃棄の対象ではなく、次の


水活の思考6 有限の資源をどう使うべきか2

自然界には太陽光、風、波といった巨大なエネルギーがあり、これらを活用するだけで大きなエネルギーを作り出すことができます。 その多くは自然界の物理学的な変化を活かしたものであり、目の前にあるエネルギー源を物理学の法則のままに、人間の生活に必要なエネルギーに変える行動といえます。 これらの新たなエネルギーを得るためには、新たな装置と新たな仕組みが必要であり、太陽光発電、風力発電、波力発電に


水活の思考5 有限の資源をどう使うべきか1

自然の営みによって作り出されたエネルギー源は無限ではなく、今のまま使い続ければ必ず枯渇します。 今後、新たなエネルギー資源が発見されず、また資源を掘り出す技術が開発されなかった場合には、石油と天然ガスで約50年、石炭で約140年と考えられ、原子力発電の燃料のウランであっても130年ほどで使い切ることになると考えられています。 原子力は温室効果ガスによる地球温暖化を抑えることができるクリ