健康食品&食品の法規制
法規制10 効能効果をリンクで述べる手法の可否
ホームページに書かれた医薬品的な効能効果は規制の対象になりますが、トップページでは目立ちすぎるので、クリックして進む2層目、3層目に掲載するということがあります。どんなに奥に隠しても、同じホームページに掲載されているものは、一括して掲載しているのと同じに扱われ...
法規制9 規制の法律とは異なる取り締まり
法規制9 規制の法律とは異なる取り締まり 健康食品や食品の医薬品的な効能効果を述べることは、規制する法律や通知・通達によって禁止されています。その法律を管轄するのは厚生労働省、経済産業省、消費者庁などで、省庁や出先機関が規制や取り締まりに動くのが通常です...
法規制8 特定少数が対象でも規制は同じ
法規制8 特定少数が対象でも規制は同じ 広告が規制される健康食品については、いまだに誤った認識がされているところがあります。健康食品の表示に詳しい専門家のアドバイスを受けていれば、このような間違いは起こらないはずですが、広告の規制は不特定多数に知らせる場...
法規制7 法規制を逆手に取った広告
法規制7 法規制を逆手に取った広告 健康食品に関する規制のために正しい情報が伝えられず、販売に苦慮する企業は少なくありません。規制に従うなら、誰に適した商品なのか、どれだけ摂ればよいのか、いつ摂ればよいのかも伝えることができず、せっかくの製品の実力が発揮...
法規制6 健康食品の表示規制の理由
法規制6 健康食品の表示規制の理由 医薬品医療機器法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に基づく「無承認無許可医薬品監視指導マニュアル」に、健康食品の具体的な取り締まりの基準が定められています。規制する理由として、マニュアル...
法規制5 身体の機能への影響は禁止事項
法規制5 身体の機能への影響は禁止事項 医薬品医療機器法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)の第2条の定義では、医薬品とは何かということが示されています。医薬品でないものは、医薬品と同様の表示をすることが禁止されています。 ...
法規制4 疾病の予防効果は表示できない
法規制4 疾病の予防効果は表示できない 健康食品の表示規制は、医薬品医療機器法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に従ったものです。これは2014年の法律改正によって名称変更になったもので、以前は薬事法でした(略称ではなくて...
法規制3 消費者が知りたいことがわからない法規制
法規制3 消費者が知りたいことがわからない法規制 健康食品は医薬品的な有効性を表示したり、述べたりすることは法律によって規制されています。その規制は非常に複雑で、健康食品を販売する事業者にとっても、健康食品を使用する人にとっても、わかりにくく、間違った理...
法規制2 消費者を混乱させる法規制
法規制2 消費者を混乱させる法規制 健康食品に関する法的な規制は、健康食品を販売する事業者にとっても健康食品を使用する人にとっても理解しにくく、さまざまな問題を起こす要因となっています。 よく知られているのは、健康食品は医薬品的な有効性を表示したり、述...
法規制1 健康食品と食品の表示規制の強化
法規制1 健康食品と食品の表示規制の強化 コロナ禍の3年間は、健康食品業界には規制が緩やかな時期とされてきました。それは規制する側の活動も制限されていたからですが、その間に新たな販売事業者が増え、規制の従わない会社・団体も目立ってきました。 健康食品を...
健康長寿25 栄養低下の原因は環境の変化だった
栄養成分が低下したものといえば、トマトも例にあげられます。昔のトマトは半分赤くて半分緑のものが店頭で売られていましたが、その状態のものが今では全部が赤というか桃色で出回っています。現在の主流は桃太郎という品種で、トマト嫌いの子供をなくそうというので甘くて臭みが...
健康長寿24 野菜の栄養成分が大きく変化している
日本人の健康は、長い歴史の中で穀類や野菜、魚類を多く摂ってきたという土台があり、これでは足りなかった肉類と脂肪を補うことで作られてきました。このことが日本人の寿命を延ばし、病気が少ないという健康長寿を支えてきたわけです。それが今では、肉類と脂肪が増えすぎ、穀類...
健康長寿23 脂肪酸の違いが変える血液の状態
エスキモーについて、初めて大規模な調査を行ったのはデンマークの研究者でした。1960年代にデンマーク領グリーンランドのエスキモーとデンマーク人の疾病発症頻度の比較をして、急性心筋梗塞が極めて少ないことを発表しています。そして、エスキモーの食生活ではEPAが多く...
健康長寿22 イヌイットに学ぶ生もの食の知恵
「エスキモー」という呼び名は今では使ってはいけないとされています。エスキモーは現地の言葉で「生肉を食べる人」という意味で、生肉を食べていたのは昔の話であって、今は食べていないので相応しくないということからです。 それで今は「イヌイット」という民族名が使われて...
健康長寿21 気温が上昇するほど毒性がアップする
免疫力は、これまで体験した細菌やウイルスに打ち勝てるように獲得してきたもので、新たな病原菌や数が増えすぎた場合には対応できなくなることがあります。活動範囲の拡大は、今までの免疫力では通じないということも引き起こすのです。 私たちの体の中で増殖することで健康被...
健康長寿20 日本人の免疫低下と温暖化の深い関係
寿命と病気に大きな影響を与えているに、免疫力の変化があげられます。戦後すぐの死亡原因の第1位は結核でした。その当時の日本人は低栄養のせいで体格・体力ともに劣っていて、脂肪摂取が足りなかったこともあって免疫力が低かったのですが、食生活が変わるにつれて結核で亡くな...
健康長寿19 長寿地域と飲酒量の関係性
飲酒と循環器疾患との関連については、コホート研究(茨城、新潟、高知、長崎、沖縄)で40~69歳の男性約1万9000人を対象に10年間の追跡調査を実施しています。それによると、エタノール換算で週に300g未満までは飲酒による循環器疾患の発症リスクの低下が見られま...
健康長寿18 酒を“百薬の長”に変える飲酒の知恵
酒は百薬の長――この言葉が使われ始めた時代には、酒といえば日本酒でした。日本酒の健康効果として、アミノ酸の有効性などが指摘されているものの、飲酒によって血行をよくして、食欲を増進させることが健康維持の第一番とされています。今では、いろいろな種類のアルコール飲料...
健康長寿17 遺伝子の記憶で魚油が不足する
日本人が長生きであるのは同じ脂肪であっても、魚油を多く摂っているからで、中でもマグロや青背魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といったオメガ3(n‐3系)が血流をよくすることから、健康増進効果が高いとされています。 そ...
健康長寿16 油と脂で違う溶ける温度
肥満の原因は脂肪の摂りすぎだということは、今では当たり前のように知られるようになりました。しかし、脂肪には「油」と「脂」があり、その違いがわかれば、脂肪をすべて悪玉扱いするのは間違いだということがわかるはずです。 脂肪(油脂)はグリセリンと脂肪酸によって構成...
健康長寿15 伝統食で水溶性食物繊維を摂ろう
食物繊維を摂るというと、葉や根を食べるイメージがあります。しかし、葉と根の摂取量は昭和30年代後半の摂取量に達しています。それなのに全体的に不足しているのは、穀類や豆類、海藻類、コンニャク、キノコなどの食物繊維が足りていないからです。その中でも不足しているのは...
健康長寿14 日本食の食物繊維に見る健康の知恵
国民の寿命が延びるほど、がんで亡くなる人が増えるのは、世界的な傾向です。かつての日本人には胃がんが多く、大腸がんが少ない国民でした。それに対してアメリカでは胃がんが少なく、大腸がんが多くなっています。その違いの原因として考えられているのは、食物繊維の摂取量の違...
健康長寿13 日本人はフィッシュ・ベジタリアン
ベジタリアンというと、野菜ばかり食べている人のように思われるかもしれませんが、野菜や穀類、果物などのほかに動物性食品をプラスした、いろいろなタイプのベジタリアンがあります。最もシビアなベジタリアンはピュアベジタリアンとも呼ばれるビーガンで、肉類、卵、乳製品も食...
健康長寿12 肉食は日本人に合っているのか
肉食が、ある程度の量で止まっているときには、肉は長寿食でした。日本人の平均寿命が50歳に達したのは昭和22年で、その当時にはアメリカは60歳、北欧は70歳に達していたのですが、そこから一気に平均寿命を延ばすことができたのも肉食の量が大きく関係しています。 長...
健康長寿11 長寿食の始まりは肉だった
世界の長寿地域の食事を見てみると、主食は、ご飯、パン、いもなど、それぞれ主となるものに違いはあっても共通していることがあります。それは主菜の肉食です。長寿食というと、ヨーグルト、大豆などがあげられますが、肉食が多いことは生活習慣病の原因の一つになるということか...
健康長寿10 たっぷりと大豆を食べる「まごわやさしい」の教え
大豆・大豆製品は女性ホルモン作用が認められているイソフラボンが豊富に含まれていて、これが女性だけに限らず、誰にも健康効果があるということがわかり、大豆・大豆製品を多く食べたほうがよい、という話が広まっていきました。日本人は昔から大豆と大豆製品を多く摂ってきまし...
健康長寿9 長寿食の大豆から考える健康の知恵
ホルモン分泌量は、男性では徐々に低下していくのに対して、女性は20~30歳がピークで、50歳前後になると女性ホルモン(エストロゲン=卵胞ホルモン)の分泌量は急激に減少し、身体にもさまざまな変調を起こします。これが更年期障害と呼ばれるものです。ホルモンの分泌量は...
健康長寿8 日本特有の乳酸菌で腸内環境を整えて免疫増強
世界の長寿地域のコーカサス地方にはカスピ海ヨーグルトのほかにケフィアという発酵乳も食べられています。他のヨーグルトは1~2種類の乳酸菌によって発酵しているのに対して、ヨーグルトきのことも呼ばれるケフィアは、数十種類の乳酸菌や酵母菌による複合型の発酵乳で、やはり...
健康長寿7 長寿食の乳酸菌から考える健康の知恵
グルジアのコーカサス、パキスタンのフンザ、エクアドルのビルカバンバは、世界三大長寿地域と呼ばれています。その中でも日本で知られているのはコーカサスです。カスピ海と黒海の間に位置する、この地域が、よく知られるようになったのは、カスピ海ヨーグルトが長寿の食として広...
健康長寿6 「口中調味」から考える健康長寿
日本人の長寿を支えた食事の変化は、副菜などだけではありません。主食も、ご飯中心からパン、麺類の割合が増えていきましたが、ご飯中心の食生活が日本人の健康を支えるバックボーンとなってきた事実があります。これを表すのが「口中調味」という食べ方です。 日本人の食べ方...
健康長寿5 長寿の秘訣の食品は何なのか
「日本人は米を食べているから短命だ」と言われた時代があります。 今でこそ日本人は世界トップランク(男女ともに2位)の長寿を誇っていますが、日本人の平均寿命が50歳に達したのは1947年(昭和22年)のことでした。その当時、アメリカは60歳、北欧は70歳に達し...
健康長寿4 健康長寿のために戻るのは粗食の時代か
今でこそ世界有数長寿を誇っている日本人(男女ともに世界2位)ですが、平均寿命が50歳に達したのは1947年(昭和22年)のことです。その当時にアメリカは60歳、北欧は70歳に達していたので、いわゆる先進国の中では下位に位置していたのです。 その当時の食事は、...
健康長寿3 伝えられている長寿食は本当だろうか
沖縄県の平均寿命(2015年)は男性は36位にまで下がったものの、女性は7位と、長寿県の面目を保っています。その健康長寿の地域の中で、最も長寿者が多いのは北部の大宜味村だと言われています。大宜味村にはシークヮーサーという特徴的な野生のミカンが自生していて、シー...
健康長寿2 平均寿命を延ばすチャンプルーの知恵
沖縄県民は「肉を多く食べてきたから健康長寿だ」と長らく言われてきました。日本本土では、仏教の影響もあって肉食は避けられていましたが、沖縄県は伝統的に肉食が盛んでした。動物性たんぱく質が不足している時代には、肉食は血管を丈夫にして、免疫を高めるなど寿命の延伸には...
健康長寿1 特徴的な食品で長生きできるのか
健康長寿は、誰もが望むことです。長寿であっても寝たきり状態で、好きなことができないというのでは長生きの意味がないということは多くの人が賛同することでしょう。健康で長生きするためではあっても、好きなことを、すべて犠牲にしなければならない方法なら、誰も見向きもしな...
日本人の体質と食事の影響
日本人は歴史的には動物性たんぱく質と脂肪の摂取が少なかったことから血管の栄養不足となり、血管が弱い体質となっていました。それが今から72年前の終戦(第二次世界大戦)から、わずかな期間で食生活の内容は大きく変化しました。その変化は1200年分に相当するとも言われ...
体質と健康の深い関係
日本人は世界でも特徴的な体質の国民だと言われています。体質は身体的な特徴のことで、遺伝と環境のほか、伝統的な食事内容や活動によって、それぞれの体質が作り上げられてきました。遺伝子は祖先から伝えられ、子孫へと伝えられていくものであり、誕生したときから変わることが...
体質の問題と簡単に片付けてよいのか
健康について語るときに、体質ほど便利な言葉はありません。身体が冷える、疲れやすい、風邪をひきやすいといった日常的な反応は、誰にも起こり得ることです。内臓の障害や感染など原因が明らかであれば、わざわざ体質という言葉を使うこともなく対応できるものの、明らかな原因が...
かつての日本人は短命な国民だった
日本人の平均寿命は1977年(昭和25年)に男性が77.69歳で世界第1位となり、1984年(昭和59年)には女性が80.18歳となって、男女ともに世界一の長寿国となったことから当時は誇らしげな報道がなされたものでした。 そのときから30年以上も長寿世界一を...
日本人の健康寿命が短くなった理由
人間は長い歴史の中で、その時代の環境に合わせて、少しずつ体と機能を変化させて健康状態を保ち、寿命を延ばしてきました。その変化によって身につけた身体的な特徴が体質であり、体質は、それぞれの民族・国民にとってプラスに作用してきました。 日本人は今でこそ世界のトッ...
体質と証の深い関係
体質の話をするときに必ずといってよいほど取り上げられる東洋医学の証ですが、東洋医学では体の状態の特徴を分類して、該当する証を組み合わせてパターン化して各人の体質としています。その体質に合わせて改善のための療法が施されているわけですが、代表的な証としては気(エネ...
消化酵素が含まれる食品で代謝酵素を増やす
消化作用のある酵素は、野菜、果物、穀類、発酵食品、生の動物性食品などに多く含まれています。しかし、食品に含まれる栄養素は品種改良や収穫時期の変化、農薬や化学肥料の使用による土壌の劣化などによって低下傾向があり、特に野菜に含まれる消化酵素は減少しています。 日...
消化酵素が減れば代謝酵素を増える
酵素は細胞の中で化学反応を起こす成分で、酵素が正常に働くことで細胞の働きを活性させ、消化・吸収・循環・代謝・排泄などの機能を正常に保つことができます。体内の酵素はタンパク質であり、肝臓でアミノ酸から合成されていますが、合成量は40歳を過ぎたころから減少していき...
日本人ほど牛乳に弱い国民はいない
牛乳を飲むと、お腹が張る、ゴロゴロする、下痢をするという状態が現れることは乳糖不耐性と呼ばれています。これは乳製品に含まれる乳糖(ラクトース)を分解する乳糖分解酵素のラクターゼの分泌が低下しているために起こっています。赤ちゃんのときにはラクターゼが分泌されない...
日本人は糖質を分解して活用しやすい体質
胃と腸から分泌される消化液の種類は国民によって異なることはありませんが、分泌量は違っています。日本人は歴史的に米食中心で糖質を多く摂ってきたことからアミラーゼの分泌量が多くなっています。これによってエネルギー源となるブドウ糖を多く取り込むことができる体質となり...
消化は胃と腸で行われている
消化は、飲食したものを分解して吸収される形にすることで、胃で消化した後に腸で吸収されるのが一般的な印象ですが、実際には消化は小腸と大腸でも行われています。小腸では小腸液のほかに膵臓からの膵液、肝臓からの胆汁と混じり合い、小腸でも消化は続いています。 胃で分泌...
過敏性腸症候群とストレス
下痢の原因として注目度が高まっているのが過敏性腸症候群で、日本人の15~20%に起こっているといわれます。以前は、過敏性大腸症候群と呼ばれていましたが、大腸だけでなく小腸も含めた腸全体に関係することがわかり、過敏性腸症候群と呼ばれるようになりました。 便秘や...
日本人の腸を襲う下痢対策
消化・吸収・排泄の一連の流れがスムーズに行われていれば、便通もスムーズになるはずです。ところが、腸は非常にデリケートで、温度や湿度などの環境、体の冷え、ストレス、腸内細菌の状態などによって、腸の病気にまでは進まないまでも、さまざまなトラブルが引き起こされます。...
腸が温まれば善玉菌が増える
腸内細菌の善玉菌を増やす条件は、いくつかありますが、その一つに腸内の温度があります。悪玉菌は腸内の温度が低くても高くても増える特徴があります。それに対して、善玉菌は腸内の温度が高めのときに増えやすくなっています。つまり、腸内の温度が低い状態では悪玉菌が増えて、...
乳酸菌は腸内では長く生き残れない
ビフィズス菌は赤ちゃんの腸内では腸内細菌の90%ほどを占めていますが、成人になるとビフィズス菌の割合は10%ほどにも低下し、それ以降は減っていく一方になります。そこで、腸内のビフィズス菌を増やす方法として、ビフィズス菌が好んで取り込んでいるオリゴ糖を摂ることが...
食物繊維不足が腸内環境を乱している
日本人の腸の長さは野菜をはじめとした消化に時間がかかる食物繊維が多い食品を食べるのに優位となっていますが、今では、その利点が活かされていません。 食物繊維の目標として『日本人の食事摂取基準』では1日に男性では20g、女性では18gがあげられています。それ対し...
今の食生活では善玉菌が増えにくい
腸内細菌の善玉菌も悪玉菌も細菌の一種であるため、エサになる栄養源を食べて、体内で代謝させてエネルギーを作り出しています。そのエネルギーによって活動して、増殖もしていると同時に、代謝物を外部に排出しています。この排出される代謝物が善玉菌と悪玉菌では違っていて、善...
日本人は実は便通がよくない
日本人の便通は平均して週に7回とされています。2〜3日出ないという便秘ぎみの人もいれば、1日に数回の便通の人もいるわけですが、平均すると毎日1回便通があることになります。それに対してアメリカ人の場合は週に4~5回が普通で、週に2~3回出ないことがあっても便秘だ...
腸内環境は目で見て確認できる
腸内の環境はトイレで、自分の目で確かめることができます。善玉菌が多い人は腸内での発酵が進むために、便の色は黄色くなり、臭いも弱くなります。また、便の量も増えて、便も軟らかくなります。それに対して悪玉菌は腸内での腐敗を進め、アンモニアや硫化水素、スカトール、イン...
腸内細菌はエサの種類でバランスが変わってくる
腸の中には1000種類以上、約1000兆個もの腸内細菌が棲みついていて、その重量は1~1.5kgにもなります。これらの腸内細菌の多くは回腸から大腸に存在しています。腸内細菌は善玉菌、悪玉菌、腸内の環境によって善玉菌にも悪玉菌の働きをする日和見菌に大きく分けられ...
日本人の腸の長さが弱点になっている
「日本人は腸が長い」ということは今では常識として語られるようになっています。腸がおさまっている胴体の長さを欧米人と比べてみると、身体のサイズが小さな日本人のほうが短くなっています。身体のバランスからいうと日本人は胴体の割合が多いので、胴長短足ということを言われ...
抗酸化成分の歴史
活性酸素を消去する作用がある抗酸化成分は、随分と前から研究者の間では知られていましたが、一般に知られるようになったのは1995年から始まったチョコレート業界によるカカオのポリフェノールのPRからでした。カカオポリフェノールの抗酸化作用によって血液がサラサラに...
サプリメントの正しい選び方・使い方8
吸収率が高まる組み合わせ 栄養素は単体で摂られるよりも、他の栄養素と一緒に摂ることで吸収率が高まることが知られています。カルシウムはビタミンDやマグネシウムとの組み合わせで吸収率が高まります。ミネラルの鉄はビタミンCと、ビタミンCはビタミンPと、亜鉛はクエ...
サプリメントの正しい選び方・使い方7
吸収率が下がるタイミング ビタミンやミネラル、脂肪酸、アミノ酸といった必須の栄養素は、食事のあとに摂るのが原則とされています。栄養素は、複合的に組み合わされて吸収され、複合的な組み合わせによって体の中で使われています。そのために、栄養素を効果的に健康の維持...
サプリメントの正しい選び方・使い方6
摂取のタイミングが書かれていない理由 いつ摂れば、最も吸収がよいのか、どのような食品と一緒に摂れば機能が発揮されるのかについては、サプリメントの素材会社の研究によって、ほとんどのものが明らかにされています。それがわかっているのなら、そのことを伝えてもらえれ...
サプリメントの正しい選び方・使い方5
摂るタイミングで結果が異なる サプリメントは、誰が摂っても同じ結果が得られるというものではありません。これがサプリメントと医薬品の大きな違いです。サプリメントは医薬品に比べて有効性が低いというわけではなく、使う人によって、結果が大きく異なっています。つまり...
サプリメントの正しい選び方・使い方4
品質の確保はGMPを確認 サプリメント製品には製造者・販売者(企業名)は記載されていても、どのような工場で製造されたかを消費者が知ることはできません。製造工場まで明らかにしているところは少数派ですが、サプリメントの安全性と品質について保証する制度としてGM...
サプリメントの正しい選び方・使い方3
安全性は多方面から確認 安全性では、有害物質が含まれていないか、どのような食品添加物が、どれくらい使われているかも必要な情報です。サプリメントは加工食品であるので、食品添加物が使われたものもあります。また、素材を固まるための賦形剤、粉・液体を入れるカプセル...
サプリメントの正しい選び方・使い方2
選択は原材料の確認から 保健機能食品は、製品としての機能性、安全性、品質が科学的な試験によって確認されていることが条件とされています。保健機能食品以外のサプリメント(健康食品)でも、健康の維持・増進が期待されるものでは、機能性、安全性、品質が確保されている...
サプリメントの正しい選び方・使い方1
サプリメントの3タイプ サプリメントは、機能性によって大きく3タイプに分けられます。これは保健機能制度による分類ではなく、身体に与える影響によって分類されています。 一つ目は、体内で作ることができず、生きていくために食品として摂取しなければならない栄養...