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日々修行72 規制緩和と規制強化は表裏一体

前回まで紹介したサプリメント・健康食品の広告表現などの規制は、1996年から始まった規制緩和とバランスを取るように、緩和のたびに規制が強化されてきました。 サプリメントの広告規制の根幹となっている「無承認無許可医薬品監視指導マニュアル」は、有効性の一部を表示して販売することができる制度が始まる前に作られたもので、有効性を伝えられる制度に合わせて、少しずつ改正されてきました。 ヒト試験の


「昭和100年」10 IP電話のリスク

昭和で数えると100年となる2025年は、さまざまな区切りの年です。その一つがNTTの固定電話がデジタル回線のIP電話に転換されることです。今のところ1月からの転換と発表されていますが、まだスタートの日は明らかにはされていません。 従来のアナログ固定電話は音声信号が銅線を伝って電話局を中継して端末(固定電話)まで届けられています。電話局を結ぶネットワークも電話線を引く電柱までは光ファイバーと


4thプレイス13 スパイラルアップ

新たな活躍の場としての第4の居場所を作っていく活動は、一気に進んでいるように見えることもあれば、同じことを繰り返しているだけに見えることもあります。同じことを繰り返しているように見えると、発展性がないように思われることもあります。 マラソンは走る距離が決まっているだけで、コースは大会によって変化があるのは当然のことですが、競技場のトラックをグルグルと回って42.195kmを走るイベントを開催


11月9日の記念日

「換気の日」日本電機工業会が、いい(11)く(9)うきの語呂合わせで制定。 「いい靴の日」いい靴の日プロジェクトが、いい(11)く(9)つの語呂合わせで制定。 「IT断食の日」ドリーム・アーツ(東京都渋谷区 )が、いい(11)空(9)気の語呂合わせで制定。 「タピオカの日」安曇野食品工業(長野県松本市)がタピオカミルクティーを2002年11月に日本で初めてチルドカップ容器で製造販


日々修行71 アドバイザリースタッフの社会的役割

2002年に健康食品・サプリメント業界には大きな転換点となる出来事がありました。それは厚生労働省が「保健機能食品等に係るアドバイザリースタッフの養成に関する基本的な考え方について」の通知を出したことです。 これは、食品成分の機能と活用法について理解し、正しく情報を提供できるアドバイザリースタッフの意義と、習得すべき知識と養成方法について提案し、消費者に適切な情報を提供することを目指した制度で


シン・日本人の体質11 体質の変化と代謝促進成分

人間の体質は、歴史的な環境と、その環境の中で得られる食品が大きな影響を与えてきました。同じ民族であっても、数百年、数千年と別のところで暮らしていることによって、その環境に合わせるように体質は変化してきました。 東アジアの国民は、世界的に見れば同じような体型、顔立ちと分類することができます。しかし、暮らすところの条件(山なのか平地なのか、海が近いか、気温の差と年間を通じての変化など)によって、


セカンドステージ30 コロナ禍を経ての健康づくり

3年に渡るコロナ禍の行動制限は、国民全体の健康度を低下させることになり、その回復には、まだまだ相当の期間が必要となります。一般にはマイナスをゼロに戻して、そこからプラスに転換させていくためには、マイナス期間の2倍以上の期間がかかるとされています。 いわゆるV字回復は、そう簡単なことではなくて、表面上は回復したように見えても、身体の中では3年の間に大きなマイナス面が蓄積されています。この蓄積を


11月8日の記念日

「いい歯はならびの日」日本矯正歯科学会が、いい(11)歯(8)の語呂合わせで制定。 「いいお肌の日」ユニリーバ・ジャパンが、いい(11)肌(8)の語呂合わせで制定。 「歯ぐきの日」佐藤製薬が、いい(11)歯(8)ぐき(9)の語呂合わせで11月8日と9日を制定。 「いい菌バランスの日」オハヨー乳業(岡山県岡山市)が、い(1)い(1)バ(8)ランスの語呂合わせで制定。 「堅あげ


日々修行70 代謝促進成分とビタミンB群の役割

代謝促進成分のコエンザイムQ10、L‐カルニチン、α‐リポ酸は、エネルギー代謝を高める重要な成分であるのは間違いがないことですが、これを補っていればエネルギー代謝が高まると決めつけることはできません。 エネルギー代謝は、エネルギー源の糖質がブドウ糖に、脂質が脂肪酸に、たんぱく質がアミノ酸に分解されて、この3種類が高エネルギー物質のアセチルCoAに変化して、ミトコンドリアの中でエネルギー産生器


食事摂取基準2 報告書の活用と基準の在り方

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」は、策定検討会報告書として2024年10月に発表されました。この報告書は、総論と各論で構成されています。総ページは483ページにも及んでいます。 総論では、食事摂取基準で設定された指標、その活用に関する基本的な事項が整理されています。各論では「エネルギー・栄養素」、「対象特性」、「生活習慣病及び生活機能の維持・向上に係る疾患等とエネルギー・栄養素との関