最新情報

2023/8/30 夏だけ日本は南国に移動

もう50年も前の大学受験のための勉強に必死にならなければいけない時期に、読んだSF短編小説のことを思い出していました。 「歳を取ると昔のことを思い出すのに最近のことは思い出せなくなる」と言われますが、いきなり50年前のことを思い出したのは歳のせいではなくて、今年の気候のせいです。 (歳のせいと言われたくないので、年齢を伝えるときには歳を取って数字だけ言うか、レベル68というように話すように


健康デザイン25 ノルディックスタイルのウォーキング

歩くのは多くの人が実施できる健康づくり法であり、特別な用具が必要のないことも始めやすく、続けやすい方法として評価されています。用具が必要ないといってもシューズとウエアは必要にはなるものの、日本ウオーキング協会が「いつでも、どこでも、誰でも、どんな格好でも」というキャッチフレーズを掲げて普及したのも、普通に出歩くときのスタイル(ファッション)でも実施できることを示しています。 それに対して、ノ


健康食品 敵か味方か58 カプセル封入のメリット

健康食品の形状というと第一に思い浮かべられるのは錠剤の形で、その次がカプセルとなるかと思います。錠剤形は有効性のある素材を賦形剤で固めて作られますが、賦形剤によって固形にされても、徐々に劣化していくことがあります。 また、味の問題も起こります。健康食品は、一般の食品と違って味はないという認識かもしれませんが、有効性が高い素材の中には独特の味があって摂りにくいものもあります。それを解消するため


ツイン・ウォーク74 ポールを使う2種類のウォーキングの違い

ポールを使って歩くノルディックスタイルのウォーキングは、スポーツ感覚で行う北欧発祥のノルディックウォーキングと、安定性を重視したポールウォーキングに大きく分けられます。ポールウォーキングは日本で誕生したものです。 日本で誕生したノルディック・ウォークは、原則的にはポールウォーキングを採用しているものの、流派のような歩き方にはこだわらず、個人の状態や要望に合わせて、ノルディックスタイルのポール


Age free岡山41 70歳は生涯医療費の分岐点

生涯にわたっての健康を考えるときに分岐点となるのは70歳です。この年齢は日本人の平均年齢(男性:81.47歳、女性:87.57歳)からすると晩年にあたるわけですが、生涯医療費を見ると70歳までと70歳を過ぎてからの医療費がほぼ同じになっています。 生涯医療費というのは個人が一生涯に使う医療費のことで、その平均は2700万円で、男性は2600万円、女性は2800万円とされてきました。このうち個


身体年齢47 糖尿病対策のたんぱく質摂取

糖尿病に対応するための食事というと、まずは原因となるブドウ糖の摂取を減らすことです。糖質はブドウ糖が鎖のように結びついたもので、これが消化液によって分解されていくと、ブドウ糖が2個つながった麦芽糖になります。そして、麦芽糖が分解されると1つずつのブドウ糖になります。 砂糖も糖質とされますが、ブドウ糖と果糖が1つずつ結びついたもので、これも消化によって分解されることでブドウ糖となります。これら


エネルギー代謝89 人間は充電できない

余計なことを何もせずに、ゆっくりと休むことは「充電する」と表現されることがあります。身体にエネルギーを溜め込むことを最優先させて、エネルギーが使われることを避けて過ごすには、いわゆる「食っちゃ寝」がよいとの考えがされることもあります。 「食っちゃ寝」生活を繰り返していたら太ってしまうわけですが、これはエネルギーを大きく使いすぎて、休養が必要になった人には必要と思われるかもしれません。しかし、


噛む噛むeverybody29 歯科健診のすすめ

健康づくりの基本中の基本は、すべての栄養素が摂取できるように、食べ物を口の中に入れ、よく噛んで、飲み込むまでの過程となります。栄養摂取ではスタートラインに当たるのが歯科の分野です。 食べ物を噛むことは、細かく砕いて飲み込みやすくする、消化液としての唾液を多く分泌させると同時に、唾液に含まれる成分による抗菌作用、歯や口腔内を清潔にする効果、顔の筋肉や骨の強化、免疫の向上や認知機能の維持・向上、


気は〆ではなくて米の氣が正しいのか

世に陰謀説というのが数ある中で、日本の伝統的な漢字が戦後のGHQの策謀で入れ替えられてしまったというのは、ある意味で有名な話です。その漢字は、いくつもあげられていて、その中でも比較的わかりやすいとされるのが「気」です。 「気」は新字体で、その旧字体は「氣」です。旧字体は画数が多くて難しいので、画数が少なくて簡単な新字体を使うように内閣が示したのは昭和24年(1049年)のことですが、これによ


発達栄養121 咀嚼が影響する味覚過敏

よく噛んで食べるように指導しても、噛むことなしに飲み込もうとする子どもがいます。その多くは感覚過敏によって噛むことによる触覚過敏が多いのですが、味覚過敏によって噛まずに飲む子どもも少なくありません。 触覚過敏の場合は、噛むことによる刺激が歯茎や口腔内を強く刺激するだけでなく、聴覚も強く刺激して不快な刺激音を避けるために噛まないということがあります。その場合には、同じ食材であっても軟らかく調理