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サプリ概論227 ターミナリアベリリカを使用した機能性表示食品

ターミナリアベリリカは、インドなどの南アジアなどの熱帯地域に原生しているシクンシ科の落葉樹で、その果実には没食子酸が含まれています。ターミナリアベリリカ由来没食子酸には、食事で摂取する糖や脂肪の吸収を抑えて、食後の血糖値や中性脂肪値の上昇を抑える機能があることが報告されています。 その機能を消費者庁に届け出て、機能性表示食品と認められた製品があります。どのような機能があるのかというと、食後の


脂肪代謝促進研究19 中性脂肪値に作用するL‐カルニチン

脂肪代謝促進作用がある素材は、血液中に放出された脂肪酸を筋肉細胞に取り込み、エネルギー代謝を促進する作用があるものです。 脂肪代謝促進作用のある素材として特に注目されるのはL‐カルニチンです。 L‐カルニチンは必須アミノ酸のリシンとメチオニンから合成されるアミノ酸の一種で、体内に蓄積されています。L‐カルニチンは肝臓で少量が合成されているものの、20歳代前半をピークに減少して、次第に不


脂肪代謝促進研究14 L‐カルニチン研究の第一人者

L‐カルニチンは、2002年に医薬品成分から食品成分として許可された代謝促進の化合物です。L‐カルニチンと聞くと、ダイエットサプリメントの成分として一般には知られているようですが、医薬品成分としてはカルニチン欠乏症の治療に使われていました。それが厚生労働省の食薬区分の変更で、食品成分としても使えるようになりました。 カルニチン欠乏症は、L‐カルニチンの材料となる必須アミノ酸(リシン、メチオニ


健康情報共有20 生活習慣病は医師だけでは治せない

生活習慣病は初期段階では、医師の力を借りながらも自分の力で改善できるという話を前回しました。そして、糖尿病を例に、食事療法、運動療法を前提として医薬品(血糖降下剤)が使われるのが治療の大原則なのに、食事指導も運動指導もなしに初めから医薬品を使う医師についても言及しました。 そのような医師は珍しい存在ではなくて、今の日本の医療制度では当たり前のように行われていることです。医師の医療行為は保険点


Medical Diet148 ダイエットにはハラミ

焼き肉は食べたいけれど太りたくない、という人が好んで食べたがるのは“ハラミ”です。ハラミ肉が大好きなのでハラミちゃんと名付けたストリート・ピアニストがいますが、ハラミは、以前は焼き肉のメニューというよりもホルモン扱いでした。 どの部位かというと牛の横隔膜の筋肉部分です。筋肉だけあって、見た目は赤身で、しかも食感も赤身に近くなっています。たんぱく質も多くて、適度な柔らかさと歯ごたえがあって、癖


健康・火の用心4 健康スポーツによる“健康・火の用心”

日本健康スポーツ連盟が公益法人改革で財団法人から公益財団法人になる移行期に、私は理事を務めていました。臨床栄養出身ということもあって、健康スポーツの健康の面での栄養摂取の講習を担当していました。 日本健康スポーツ連盟という法人名から、健康のためのスポーツ、スポーツによる健康の活動という印象が抱かれがちです。健康スポーツの英語表記は一般には「healthy sport」となりますが、連盟は「h


講習NAVI22 「販売の支援に使われないか」との声への返答

メディカルダイエット研究に基づいた講習は、生理学を駆使した内容であり、幅広く健康に関わった知識であることから、さまざまな分野からのアプローチがあります。その中でも講習をしている方々から寄せられるのは、「ネットワークビジネスの応援にならないか」という心配の声です。 それに対しては、「何も問題はない」と応えています。というのは、ネットワークビジネス肯定派であるわけでもなく、自分は関わらないから大


整えるダイエット19 太る食べ方

太る原因となる一番の理由とされるのは「早食い」です。食事をしてから満腹中枢が働くまでには15分ほどかかります。それよりも早く食べると、満腹中枢が働きにくく、食欲にストップがかけられることがないので、食べすぎになってしまいます。そのため、ダイエットをするためには、早食いの食べ方を修正して、ゆっくりと時間をかけた食事がすすめられます。 太るために、多くの量を食べたい人にとっては、ゆっくりとした食


記念日10月25日〜31日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 10月25日 JA全農にいがたが新潟産のコシヒカリ、こしいぶきが、いい米の代表であるとして、い(1)いお(0)米、に(2)いがた(5)コシヒカリ、こしいぶきの語呂合わせで「新潟米の日」と制定。セントラルフーズ(長野県松本市)が信濃の国カレーのPRを目的に、長野県の県歌「信濃の国」が1900年10月25日に長野県師範学校の創立記念大運動会で女子生徒の


脂肪代謝促進研究18 代謝促進成分の摂取タイミング

L‐カルニチンが脂肪酸のエネルギー代謝、α‐リポ酸がブドウ糖のエネルギー代謝に作用する代謝促進成分であり、コエンザイムQ10がTCA回路の代謝促進の補酵素ということで、この3種類の成分が医薬品成分から食品成分として使用することが許可されたときに、3種類を組み合わせたダイエット用サプリメントが数多く登場しました。 コエンザイムQ10、L‐カルニチン、α‐リポ酸は、それぞれ働きが異なり、複合的に