最新情報

Age free岡山30 プレフレイル予防に必要な栄養素

フレイルとプレフレイルが地域的に急増する懸念が抱かれる中、日本生活習慣病予防協会が、医師330名に対してアンケートを実施しています。 働き世代のプレフレイル予防のために、どのような栄養素を摂取することで予防できると思うかとの質問に対して、以下のような回答(複数回答)が得られています。(予防がとても重要だと思う、重要だと思うと回答した282名への質問) 最も多かったのは「たんぱく質」(7


健康スポーツ1 スポーツは勝つことが目的なのか

スポーツというと勝ち負けを競うものというイメージがあります。勝ち負けがつく競技スポーツは勝たなければ意味がない、勝つために苦しい練習をこなすのは当たり前、優勝こそがスポーツの最大の喜びということはスポーツに参加する者に常に言われ続けてきました。 しかし、その意識を変える一つのきっかけとなったのはクーベルタン男爵が語ったオリンピック精神を表す「勝つことでなく、参加することに意義がある」という有


Medical Diet189 ダイエットは何の学問?

ダイエットは、さまざまな分野に関わることから、その研究も多方面から行われています。ダイエット(Diet)の元々の意味から考えると栄養学、運動科学の分野となります。 ダイエットを食事療法と訳せば栄養学、運動療法と訳せば運動科学と考えられます。“療法”というところに着目すると、医学、生理学、心理学も加わってきます。 科学的なダイエットということでは、神経科学や薬学も加わってきて、要は一つの分野


2023/7/26 信じる者でないと儲からない

あるときの倫理法人会のモーニングセミナーの講話で「儲けるではなく儲かる」という話があったときに、発想の転換の機会を得た気持ちになりました。 「儲」を分解すると人を表す「亻」(人偏:にんべん)と「諸」になるという考えの他に、「信」と「者」になるという考え方もあります。ここで取り上げるテーマは後者のほうで、二つの文字をつなげると信者となります。 「信者を作れば儲かる」とは宗教だけでなく、講


噛む噛むeverybody18 3歳児のう蝕に関するリスク因子

厚生労働省の「健康日本21」では、歯・口腔の健康について目標を定めて健康づくりを推進しています。その現状と目標から歯の喪失の防止について3歳児のう蝕に関するリスク因子を紹介します。 1)間食としての甘味食品・飲料の摂取回数 甘味食品・飲料の摂取頻度がう蝕の発病に強く関わっていることは、国内の多くの疫学調査や長期間の介入研究によって立証されています。 特に砂糖については、口腔内細菌によ


身体年齢39 筋肉強化のためのビタミン

身体年齢を若く保つためには筋肉量を増やすことと、筋肉のバランス能力を高めることが重要になります。筋肉はエネルギー代謝がよくて、細胞の中にはエネルギー産生器官のミトコンドリアが多く存在しています。筋肉が多くなるということは、筋肉で作り出されるエネルギー量も多くなり、そのエネルギーを使って細胞の働きが高まり、これによって筋肉を増やすという好循環になっていきます。 筋肉細胞の中のミトコンドリアはエ


発達障害支援21 リハビリテーションと“ハビリテーション”

発達障害支援の原稿の中に「ハビリテーション」と書いて提出したところ、発行された文書を見て驚かされました。なんと「リハビリテーション」となっていました。校正の段階で、どなたかに修正された結果です。 リハビリテーション(rehabilitation)とハビリテーション(habilitation)の違いですが、先に一般に知られているリハビリテーションのほうから説明すると、「元の状態に回復させる治療


あくまでも噂話125「“自分は聞いていない”で済ませる人」

会社や団体の行動や判断に影響を与える重要事項が伝えられていなかったら、“自分は聞いていない”と発言するのは当たり前のことです。比較的最近あったのは、団体の活動として得ていたはずの収益が、いつの間にか団体の代表者の会社の売上になっていたことを会計書類で初めて知ったことです。 こうなると、「なぜ報告しなかったのか」と詰問するレベルではなくて、団体の存続にも関わることです。そして、誰が団体を辞める


健康デザイン13 100kcalの栄養指導

歯科健診をきっかけとした口腔と全身の健康の研究(健康デザイン11、12)で登場した日立健康管理センタは、日立グループの事業所の健康診断、産業医活動、産業保健師活動、カウンセラー活動などを実施している産業保健サービス機関です。 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策の特定保健指導プログラムとして、独自に100kcal単位の食事指導の「はらすまダイエット」を実践しています。 100


健康食品 敵か味方か51 体験談が広告にならない雑誌の基準

健康雑誌が最盛期だった時代には、雑誌の記事が健康食品の体験談になっているというのは当たり前の光景でした。10ページを超える体験談が連続して何本も載っている状態でしたが、これだけでは販売につながらないということで、購入方法が掲載されています。 その多くは広告で、体験談の記事と合わせて読むことで、広告では触れていない効能効果を知って、注文をしてもらおうという戦略です。そんな記事広告が法律違反とさ