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健康デザイン29 歯科と医科の連携による健康デザイン1
健康デザインは歯科健診から始まり、歯科と医科の連携によって健康成果が得られるものと認識しています。歯と口腔の健康状態が保たれていることによって、すべての栄養素が摂取できるようにすることができます。 食べ物を噛むことは、細かく砕いて飲み込みやすくする、消化液としての唾液を多く分泌させると同時に、唾液に含まれる成分による抗菌作用、歯や口腔内を清潔にする効果、顔の筋肉や骨の強化、免疫の向上や認知機
2023/9/13 途中から話を聴くことの怖さ
倫理法人会のモーニングセミナーに初めから参加できないときには、お休みにすることにしました。初めから参加できないときでも、講話だけでも聞くことができればよいのではないかと言われたこともあるのですが、私は閃輝暗点のために早々に運転免許証を返納したので、モーニングセミナーに参加する会員の方のクルマに同乗させてもらっています。 それができないときの移動手段としては公共交通機関の利用となるのですが、会
健康リテラシー2 リテラシーのレベルの差
日本人は健康リテラシーが高いのか、それとも低いのかということは常に問われてきたことです。我が国は公共メディアやネットによる情報網が充実していて、例えばテレビ番組でもインターネット情報でも健康分野の情報が溢れています。 情報が多く、それをキャッチする機会が多ければ、それで理解する能力が高まるということなら「情報の多さ=健康リテラシーの高さ」とみることもできます。しかし、“もっともらしい話”を真
Medical Diet197 腸内細菌の栄養源
腸内細菌の善玉菌と同じような働きをするビフィズス菌や乳酸菌を摂れば、そのまま腸内に定着してくれるわけではありません。腸内で棲息するためには条件があるのですが、その中でも重要になるのは善玉菌の栄養源(エサ)になるものを摂ることです。 腸内細菌は、誕生したときから腸内にいたわけではなく、誕生後に親の身体や周囲の環境の中にいる細菌が取り込まれて定着して、それぞれの人の腸内細菌となります。例えば、親
2023/9/12 弱点を知ってもらってからの付き合い
いつも水曜日に倫理コラムを書いてきましたが、今日は1日前の火曜日です。水曜日の分を前に出したわけではなくて、もう一つ別に書いています。というのは、自分にとって初めての別の単会への参加で、事情があってモーニングセミナーには途中の時間からの参加なので、時間があれば伝えたかったことを書いておきたいと考えたからです。 それは私の弱点についてです。初めから伝えることではないという意見があることは承知し
発達障害支援30 凸を伸ばすための支援
発達障害児の能力を伸ばすための支援について、凸凹(でこぼこ)の凸を伸ばすことと、凹を埋めることについて、両方が必要であることを前回(発達障害支援29)で紹介しました。凹を埋めることについては、発達障害児支援の中心的な活動になっていることから、そちらに力を入れる施設運営者が多いのは当然のことです。 多くの発達障害児支援施設が、稼働率が高いわけではなく、期待どおりの収益が得られているわけではない
Original Mind2「目的があっての分岐点の決断」
人生の分岐点での右か左の選択、つまりYesかNoかの選択は、もう引き返せない、取り消しができないということがほとんどで、後になってから分岐点で別の選択をすればよかったと振り返っても、どうすることもできないという状況が多くなっています。 自分のことを例にすると、新潟から上京して大学に通い始めてから44年間、知人の誘いで岡山に家族(妻、妻の妹、姉妹の両親)と移住することを決めたときのことです。知
健康食品 敵か味方か60 健康食品のコンプリメント
健康食品は一般にサプリメント(supplement)と呼ばれます。これは食事で不足する栄養素を補うダイエタリー・サプリメントを略したもので、健康のために積極的に摂取する成分という意味ではありません。 海外ではコンプリメントという発想の補助食品があります。しかし、コンプリメントという言葉を使うと勘違いされることがあります。それは発達障害などによって引きこもりをしている子どもに対して実施される“
ツイン・ウォーク76 左右の足さばき違いの確認
歩くのは左右の手足を同じように動かすことが基本となります。足は足首から先を指し、脚は股間の付け根から下を指していますが、脚は左右のバランスが取れていても、左右の足が同じようになっていないことがあります。 その足の状態は、歩いている人の後ろ側を歩くことで確認できます。 歩くことは踵(かかと)から足底、拇趾(親指)に向かってスムーズな体重移動をすることが基本となります。踵から母趾のラインは
噛む噛むeverybody33 歯科健診と口腔・全身健康の影響
歯科健診をきっかけとした口腔の健康が全身の健康に影響を与えることについては多くの企業が実施した結果を発表していることですが、歯科衛生に関わる企業は自社だけの成果に終わらず、外部にも発信し、協力を進めています。 その一つであるライオン株式会社は、株式会社日立製作所の日立健康管理センタと協働で、企業における歯科健診の導入と従業員の口腔・全身の健康に及ぼす影響について調査研究を行っています。