最新情報

噛む噛むeverybody3 8020運動

1989年(平成元年)に当時の厚生省(2001年から厚生労働省)と日本歯科医師会によって提唱されたのが8020(はちまるにいまる)運動です。「生涯にわたって自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めて、「80歳になっても20本以上、自分の歯を保とう」と数値目標を掲げた運動が始まりました。 「80」という数字は、当時の平均寿命(平成元年簡易生命表)は男性が75.9歳、女性が81.8


身体年齢20 エネルギー産生で神経伝達を高める

全身の細胞の中では酵素を使って生化学反応が起こっています。酵素は化学反応を盛んにする触媒のような役割をしています。酵素による生化学反応は神経細胞でも同じことですが、生化学反応を起こすためには細胞の中で作り出されるエネルギーが必要になります。 神経細胞は長い形をしていて、神経細胞は受けた刺激は細胞内では電気信号として流れ、神経細胞の端(神経端末のシナプス)までくると神経伝達物質が放出されます。


「人は二度死ぬ」の発想での健康づくり活動

「人は二度死ぬ」というのは、肉体が滅びたときだけでなく、その後で皆の記憶から消えてしまうことを指しています。人間には寿命があるので一度目の死は仕方がないとしても、その人が存在したことを忘れられる二度目の死のほうが悲しいことだと言われています。 どうせ本人は亡くなっているのだから関係ないのでは、という発想もあるものの、亡くなったとしても二度目の死がないとしたら、これは精神的な救いになります。


発達栄養108 セロトニン不足による消化・吸収の低下

健康を維持するためにも、身体的な不調などを改善するためにも、栄養が基本になるということには議論はないところです。そして、健康で発育することは、学習や運動などの子どもの全体的な機能を高めるためにも重要なことで、このことにも栄養摂取が重要になってきます。 発達障害がある子どもは、自律神経の調整が乱れがちで、その原因として神経伝達物質のセロトニンが不足していることが指摘されています。脳内には100


Age free岡山16 介護の“0次予防”

介護予防のための支援活動というと運動と栄養が中心となっています。その対象者は高齢者ですが、コロナ禍を経験して、高齢者だけを対象にしていてよいのかという認識が高まってきています。 介護予防は、これまでは1次予防と2次予防の観点で実施されてきました。1次予防は活動的な高齢者を対象としたもので、介護状態にならないように、支援が必要な状態であっても自分でできる運動、栄養摂取のための食事に積極的に取り


ツイン・ウォーク55 転ばぬ先の“ポール”

「転ばぬ先の杖」という諺(ことわざ)は、失敗しないように前もって充分に準備しておくべきだということを意味しています。転んでから杖を用意しても間に合わないということで、杖の用意は大切だと言われています。 他の表現では、「備えれば憂なし」「石橋を叩いて渡る」「濡れぬ先の傘」「念には念を入れる」「用意周到」ということになりますが、実際に杖を使うことになった人が、そのような状況にならないように普通に


理想実現のための代謝促進25 腸内環境のためのエネルギー代謝

腸内環境を整えることは便通をよくするだけでなく、腸が関わっている免疫や神経伝達の向上など、さまざまな健康効果があげられています。腸内環境に関わっているのは腸内細菌ですが、エネルギー代謝との関わりは、あまり知られていません。 エネルギー代謝は全身の細胞で起こっていることで、腸内細菌は体内にあるものであっても、元々は体内にはいなかったものです。母親の胎内にいた胎児の段階では腸内には腸内細菌は存在


サプリ概論260 機能性の表示緩和の歴史

サプリメントというと、今では店舗で食品や菓子類と一緒に販売される当たり前の食品というイメージがありますが、歴史を遡ってみると、今の常識とは異なる時代がありました。歴史といっても、それほど昔の出来事ではなくて、平成に入ってからのことです。 サプリメントは英語のダイエタリー・サプリメントを略したもので、ダイエタリーは食品としての、サプリメントは不足するものを補うという意味で、通常の食事では不足す


2023/6/14 趣味「発達栄養」と言える日

岡山に移住した日から数えて今日で2341日目となりました。移住の前の日も日本メディカルダイエット支援機構のホームページの最新情報のコラムを続けてきていて、このコラムで5089本になりました 今回は東京で続けてきた臨床栄養と、岡山で始めた発達障害児支援を組み合わせた「発達栄養」について、新たな発想で書くことにします。 臨床栄養は、医療における栄養の研究と、医療機関で入院患者・通院患者に対


噛む噛むeverybody2 咀嚼回数の減少

噛むという習慣が健康によいことは昔から知られていました。江戸時代の儒学者である貝原益軒は『日本歳時記』で、「人は歯をもって命とする故に、歯といふ文字をよわい(齢)ともよむ也」と書いています。これは、齢という文字に歯が入っているのは人が健康を保って命をつなぐために噛むことが大事である、ということを示しているわけです。 現代人は早食いだ、とよく言われます。過去の食事に比べて食物繊維が多く含まれる