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健康ウォーキング25 腎機能対策のウォーキング2

運動をすると、ブドウ糖が代謝(燃焼)して血糖値が下がるだけでなく、インスリンの働きを高めることができます。血糖値を低下させるためには、インスリンの分泌量を増やすことと、インスリンの働きを高めることの二つの方法があります。インスリンは血糖値が高まるほど分泌量が増えるという特徴があるため、インスリンを増やすことは容易ではありません。 インスリンが多く分泌されれば、それだけブドウ糖を取り込むというわけ


学習障害185 学習障害を隠しての学習対応の難しさ

学習障害児のための学習塾は、そこに通う子どもたちが、自分のことを知っているのかどうかが教える側にとっても重要なポイントなります。学習塾に通わせたいと相談に訪ねてくる保護者の中には、子どもに発達障害であることを言い出せなくて、それを本人に隠したままで学習能力を高めてほしいというリクエストをすることも多々あります。 塾での成績の向上を願ってはいるものの、そこが発達障害による学習障害児のための教室だと


ポストコロナ「急いで回れ」5

「急がば回れ」ではなくて、「急いで回れ」というテーマを掲げて社会的な状況を考えてきましたが、コロナ後の対策としては、まさに急いで回ることをすすめています。 効率よく代謝を高める運動としてサーキットトレーニングが行われています。これは身体的な負荷が強い無酸素運動と、負荷が弱い有酸素運動を交互に繰り返す方法ですが、これを歩いて行うのがインターバルウォーキングです。サーキットトレーニングのウォーキング


糖尿病は本当に体質が関係しているのか

日本人の体質の研究を始めたきっかけは、糖尿病も高血圧も遺伝によって伝えられた体質に関係しているということを学生時代に聞いたことでした。そのときには、まだ医学関係者との付き合いはなくて、法学、社会学、インド哲学を並行して学んでいたときであるので、身体の知識といえば、両親から聞いて学んでいた健康関連の知識と教科書レベルの知識だけでした。健康オタクと言ったら叱られそうですが、両親は健康雑誌がまだない時代


健康ウォーキング24 腎機能対策のウォーキング1

腎機能が低下した場合には、身体を休め、腎臓の機能を回復させることが一番とされるので、運動よりも、まずは休むことが必要になります。しかし、腎機能の低下の原因が、糖尿病の合併症である糖尿病性腎症である場合や、糖尿病性腎症の原因である糖尿病を予防する場合には、運動をして血糖値を下げることが有効となります。 血糖は血液中のブドウ糖のことで、その量が多いと、ブドウ糖は血管の細胞の中に入り込み、糖アルコール


発達栄養学185 家庭、技術・家庭教科での食に関する指導・小学校5

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは家庭、技術・家庭の小学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 *伝統的な日常食である米飯、みそ汁については、和食の基本となるだしは、煮干しや昆布、かつお節などさまざまな材料からとることに触れ、例えば、だしをとって作ったみそ汁とだしをとらずに作ったみそ汁を比較し、だしの役割について話し合う活


ポストコロナ「急いで回れ」4

新型コロナウイルス感染症のような医療崩壊を覚悟しなければならない状況が来る、ずっと前のこと、厚生労働省の主導で行われた運動関係の団体の面々が顔を合わせる場で、当時の担当者が口にした「健康な患者を増やす」という言葉と、「元気な要介護者を増やす」という言葉を、今でも思い出します。 患者というと健康ではない人という印象ですが、新型コロナウイルス感染症で病院に入院した人が、命の選択(トリアージュ)をされ


サプリ概論82 ビタミンの摂取量11

ナイアシンは水溶性ビタミンで、ニコチン酸とニコチンアミドの総称です。多くの量を摂っても体内では長くは保持されないものの、体内で合成されるので比較的不足しにくくなっています。しかし、肉類、魚介類、きのこ類、穀類に多く含まれることから、これらが不足している場合にはサプリメントでの補給も必要となります。ただし、耐容上限量が定められていて、過剰症が起こるため、これを超える量の摂取は控えるべきです。1日に摂


健康ウォーキング23 肝機能対策のウォーキング2

血流が低下すると酵素の働きも低下して、肝機能も低下しかねないわけですが、現代人は運動不足で、手足の冷えを訴える人も多くなっています。 血液の温度は身体が冷える人も、そうでない人も大きな差はありません。それなのに冷えを感じるのは、温かい血液が早く巡っていないために皮膚からの放熱に追いつかないからであり、冷え性の人は冷えを感じる手足や腹部だけでなく、肝臓の血流量も少なくなっています。 脂肪肝の予防


学習障害184 喜んで通いたくなる学習の場

学習障害の子どもたちの塾には、自分から行きたいといって入塾する子どもは多くはありません。中学生くらいまでは親が入塾を決め、仕方がないという気持ちのまま通っている子どもも多く、送り迎えを親がして、行きたくない気分の日であっても連れてこられてしまうということもあります。 その子どもが、どんな気持ちで通っているのか、塾での学習を楽しいと思っているのかということは、なかなか気持ちを打ち明けてくれない発達