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資格認定のきっかけが厨房業界だった

勉強をした結果は、何らかの形で成果として見える形にしたいものです。修了というのは勉強をして結果を証明するもので、一定のレベルに達したかどうかを認めるものではありません。そこで、レベルをクリアしたことを確認して認めるのが資格認定です。資格認定に初めて携わったのは社会人1年目に日本厨房工業会の厨房設備士の資格認定制度を構築するタイミングで関わったことです。この制度は1級、2級と段階を設けていて、実務年


発達栄養学134 伝統的な食事を食べさせれば健康に育つのか

和食はユネスコの無形文化遺産に登録されていますが、これは日本人が食べている食事の味や健康度だけが評価されたものではありません。自然尊重と社会的慣習があり、以下の4つの特徴から認められたものです。 1 新鮮で多様な食材と素材を用いて、その持ち味を尊重する工夫が施されている点です。四季折々の海の幸、山の幸があり、これらを活かすために出汁(だし)を使用した調理法が発達したことがあげられます。 2 栄


ポストコロナ「災い転じて福は内」3

ウォーキングのイベントに参加する人が求めていることは、環境問題への意識や仲間づくりといったこともありますが、なんといっても健康づくりです。歩けば健康になるといった単純なことではなくて、現状の打破を目指して血圧、血糖値、中性脂肪値、LDLコレステロール値などが高くて、医師などから歩くことをすすめられて参加している人も少なくありません。 一般社団法人日本ウオーキング協会では、指導者の資格認定をしてい


納豆の広報が食品広報のきっかけだった

全国納豆協同組合連合会がテレビによる広報戦略を展開するときに、日本メディカルダイエット支援機構の小林正人理事長(当時は健康科学情報センター所長、健康ペンクラブ代表理事)が呼ばれました。それは2002年のことで、納豆の日(7月10日)のイベントで納豆の有効性を示し、初代納豆クイーンとして菊川怜さんを表彰しました。小林正人理事長は納豆を食べた人の血液検査の結果から健康効果の発表をしたのですが、その後に


学習障害133 消化器の仕組みと役割

消化は、飲食したものを分解して、栄養素として吸収される形にする過程を指しています。消化器は、飲食物が入る口腔、食道、消化を行う胃に続いて、吸収する小腸と大腸、不要物を排泄する直腸と肛門といった消化管のほか、消化管の働きを調整する肝臓や脾臓などの消化腺も含まれます。 〔消化管〕口腔(舌、歯など)、咽頭、食道、胃、十二指腸、小腸(空腸、回腸)、大腸(盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸


ポストコロナ「災い転じて福は内」2

「災い転じて福は内」は、「災い転じて福となす」をもじったものですが、自分の心の中で言い聞かせるのではなくて、大声で勢いよく「福は内」と言い続けなければならないのがコロナ禍の状況ではないかと強く感じています。 掛け声をかけて元気に歩み出すということで思い浮かべるのはウォーキング大会のスタートのシーンです。東京から岡山に移住する前は、日本メディカルダイエット支援機構の本部も東京にあって、ウォーキング


厨房業界の取材先から広がった人脈

厨房業界の取材を始めたばかりの社会人の駆け出しの頃、この業界の関わりが広範囲であることを知って、面倒だというよりも、さまざまな行政機関に行けることに期待をいだきました。厨房機器は機械であるので通産省(現在は経済産業省)、火災関係の安全は自治省(現在は総務省)、学校給食は文部省(現在は文部科学省)、病院給食と福祉給食は厚生省(現在は厚生労働省)、産業給食は労働省(現在は厚生労働省)、自衛隊給食は防衛


発達栄養学133 子どもの塩分が多い食事の影響は生涯続く

「三つ子の魂百まで」の続きの話で、今回は塩分についてです。味覚は誕生したばかりのときからあります。それは五味のうち甘味、旨味、酸味、苦味の4つとされています。母乳をゴクゴクと飲めるのは甘味があり、唾液が混じるたんぱく質が変化して旨味になります。酸味と苦味は腐ったものや有害成分の味で、これを避けるために早く身につきます。塩味がわかるようになるのは生後3か月くらいです。塩味がわかるようになると、他の味


ポストコロナ「災い転じて福は内」1

新型コロナウイルス感染症の蔓延は、国内のことだけではなく、まさにパンデミック(世界的大流行)となっています。そんな中で、オリンピックとパラリンピックの開催に突き進んでいる日本人の行動を驚き、支持するという声が世界からあがっています。G7で首相が受けた支持は、オリンピック開催ではなくて、日本人の意識と態度が支持されたものと感じています。 これまで経験したことがない災いはコロナ禍と呼ばれています。こ


納豆の広報がダイエット情報につながった

食品の栄養素の話というと三大エネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)、ビタミン、ミネラル、食物繊維の6種類の基本成分で語るのが本道です。臨床栄養の世界で広報の仕事をしていたことから、日本メディカルダイエット支援機構の理事長(当時は健康科学情報センター所長、健康ペンクラブ代表理事)が2002年に全国納豆協同組合連合会の納豆PRセンターの広報を初めてしたときにも、納豆の効能はたんぱく質、ビタミン、ミネラ