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抗酸化24 ストレスは血流を乱す
ストレスが高まると、興奮ホルモンのアドレナリンが分泌され、呼吸数と心拍数が増え、血圧が上がり、末梢血管が収縮する、といった身体の変化が起こります。 ストレス状態は自律神経の交感神経の働きを活発にさせます。 交感神経の働きが活発になって、興奮状態になったときには全身の働きが活発になることで細胞でのエネルギーの発生量も多くなり、活性酸素が多く発生するようになりますが、中でも特に活性酸素を発
抗酸化23 浸透性の波長が細胞を直撃
紫外線、電磁波、放射線、X線は身体の中に浸透する特徴をもった波長で、細胞へと直接届き、細胞を傷つけていく作用があります。 細胞が傷つけられるときには活性酸素が発生しますが、細胞が破壊されるようになると活性酸素の発生量は大きく高まるようになります。 活性酸素が発生すると、体内の細胞が次々に破壊されていくようになります。電磁波などの波長によって細胞が破壊されることに加えて、さらに活性酸素に
抗酸化22 粘度の高い物質で白血球が過剰活動
免疫細胞の白血球は有害物質を破壊するときに活性酸素を発生させていますが、粘度が高いタバコのニコチンやタールなどは白血球の中に残りやすく、これを処理するためには一度の活性酸素の発生では足りず、繰り返し活性酸素を発生させています。そのため、タバコを吸うと体内で活性酸素が大きく増えることになります。 タバコを1本吸うと体内のビタミンCが25mg破壊されるといわれています。ビタミンCは活性酸素によっ
抗酸化21 有害物質の分解時に活性酸素が発生
身体にとって害となる農薬、食品添加物、薬剤、化学物質などは肝臓が分解・解毒が担っています。これらの物質が体内に入ってくると、その害を減らすために肝臓だけでなく、腎臓などにも負担をかけています。 肝臓は有害物質の分解、解毒のために肝細胞が盛んに働いていますが、肝臓以外の各臓器の細胞も活発に代謝を繰り返して分解、解毒を行っています。そのときに多量の活性酸素が多く発生します。 有害物質が体内
抗酸化20 活性酸素と皮膚老化5
皮膚の真皮にはコラーゲン線維やエラスチン線維といったタンパク質や、ヒアルロン酸というムコ多糖類が存在しています。コラーゲンは体内のタンパク質の3分の1ほどを占めていて、全身の約60兆個の細胞を結合させる役割をしています。 エラスチン線維は皮膚のタンパク質の2%ほどでしかありませんが、コラーゲン線維に巻きつくような状態で、コラーゲン線維をバネのように皮膚の組織を支えています。 ヒアルロン
抗酸化19 活性酸素と皮膚老化4
皮膚にはメラニン色素を作り出すメラノサイト(色素細胞)があり、肌色(黄色)メラニンと黒色メラニンが作り出されています。メラノサイトの数は人種では大きな違いはないが、メラノサイトの活性度が人類によって異なっています。黒人種はメラノサイトが活性化しやすく、紫外線を浴びるとメラニン色素が活発に合成されます。 メラニン色素が多くなるほど紫外線が通過しにくくなるため、黒人種は紫外線によるダメージを受け
抗酸化18 活性酸素と皮膚老化3
日本人は、世界でも肌が弱く、日焼けや肌荒れ、シミやシワができやすい国民だと言われています。肌のトラブルに対する抵抗力は人種や生活環境など、いくつかの要因があげられていますが、最も大きな理由は角質層の薄さです。 皮膚は表皮、真皮、皮下組織に大きく分けられます。表皮は外側から角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4層で構成されており、日本人の角質層の厚さは約0.1mmと白人と比べると3分の2ほどの厚み
抗酸化17 活性酸素と皮膚老化2
紫外線の害は皮膚だけではなく、目の水晶体にも大きな影響を与えます。 紫外線を浴びる機会が多くなるほど白内障を起こしやすくなります。白内障は眼球の水晶体が濁って、視力が低下し、悪化すると失明する疾患となっています。 紫外線は水晶体に吸収されやすく、紫外線を浴びる量が増えるほど水晶体のタンパク質が変化して濁るようになります。白内障の一番の原因は老化ですが、その原因の20%ほどは活性酸素の影
抗酸化16 活性酸素と皮膚老化1
肌の老化の最大の原因は加齢によるものと考えられがちですが、実際には紫外線を浴びることによる“光老化”が肌の老化の80%以上を占めています。光を受ける時間が長い顔から首にできるのが光老化によるシワで、加齢によってできるのは背中や腰、腹などのシワとなっています。 紫外線を浴びると皮膚(表皮)で多量の活性酸素が発生します。紫外線は英語ではウルトラバイオレット(Ultra Violet)といいますが
抗酸化15 ダイエットと活性酸素の関係
体脂肪として脂肪細胞に蓄積されている中性脂肪は固定されているものではなく、運動や身体を動かすことでアドレナリンが分泌されると、中性脂肪は分解されて、脂肪酸が血液中に放出されます。 肥満と判定されるほど太っている場合には、運動や身体を動かしたときだけでなく、常にアドレナリンが分泌されていて、脂肪細胞の中の中性脂肪は分解され続けています。 体脂肪は、内臓脂肪と皮下脂肪に大きく分けられていま