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筋肉も脂肪も増やすために使われる成分

メディカルダイエットの資格認定講習では、こんなことをしたら太るということを紹介して、それをやらないようにするためのアドバイスと、生理学的な反応を上手に利用して効果的に体脂肪を減らす方法を紹介しています。人間の身体は、重要なエネルギー源である脂肪を、できるだけ蓄積するようにできているので、それに逆らうようなことをしないと、やせないようになっています。その仕組みを充分に把握しているので、「太らせてほし


太るのもメディカルダイエット

ダイエット(diet)に“やせる”とか“やせるために食べない”というような意味はありません。元々の意味は“作成、戦略、方針”などで、それが転じて正しい生活をすることがダイエットという言葉になり、さらに正しい食生活、食事療法がダイエットとなりました。欧米人が使うダイエットのほとんどの意味は食事による体重コントロールです。つまり、太っていてやせなければならない人にとっては食事のコントロールによって、ま


健康教育を資格認定で実施する理由

健康に関する教育には、講演会、講習会、セミナー、通信教育などがありますが、実施方法としては座学講習と通信講習に大きく分けられます。同じ講習スタイルで実施しても、そのあとのフォローのあるなしの違いもあり、フォローがあるものの代表的なものとしては資格認定があります。日本メディカルダイエット支援機構では座学講習も通信講習も資格認定方式で実施しています。資格認定は講習料の他に審査料(試験と採点)、認定料、


漢方薬は組み合わせて使うのが基本である理由

漢方薬に使われる植物の素材が、健康食品の素材として使われていることがあります。例えば、田七人参(三七人参、田三七人参)は肝機能の改善効果がある漢方薬の重要な素材となっています。そんなに効く漢方素材であるなら、単独で使ったらよいのではないか、という考えもあるかと思います。その考えの通りの質問をしてきた雑誌記者がいたので、そのやり取りの内容を文章にしてみました。 漢方薬は、ただ効く素材を選んで、それ


何をもって健康の評価をすべきか

健康づくりに役立つ食品や運動の効果の評価というと、血圧が下がった、血糖値が下がったという目で見てわかるものが注目されがちです。検査数値を示されて、診断基準を超えているから動脈硬化のリスクが高い、心臓病の危険性が高いということを言われても、その受け手(患者や受診者)にしてみれば、単なる数字を示されて、高いからダメ、低いからセーフとなることの意味を理解して、リスクを減らすように食事や運動、生活を改善し


慢性炎症を防ぐ食べ物はあるか

慢性炎症はNHKの健康情報番組で取り上げられてから、急に一般の話題となる機会が増えたことがあり、他局のディレクターからの問い合わせが増えています。日本メディカルダイエット支援機構は生活習慣病をはじめとした疾病と、それに対応する有効成分の情報を提供していますが、「慢性炎症を防ぐためには何を食べればよいのか」という短絡的な結果を求めるような問い合わせ内容です。 慢性炎症は、長い期間をかけて進んでいく


なぜ非天然型のα‐リポ酸が使われているのか

α‐リポ酸はダイエット用サプリメントとして有名な素材で、糖質のブドウ糖をアセチルCoAにして、全身の細胞のミトコンドリアに取り込む働きがあります。この仕組みはブドウ糖をエネルギーとして使うために身体に備わっているもので、そのためα‐リポ酸は体内で合成されています。このα‐リポ酸はR体というもので、体内ではR体しか使われません。なぜ、このようなことを書いたのかというと、α‐リポ酸は体内で合成されるだ


常に身体を温めておくためにするべきこと

身体が冷える人や血流がよくない人には入浴は効果があります。入浴は浮力と水圧による血流促進と緊張緩和効果に温熱効果が加わり、血流をよくするだけではなく、自律神経の調整による興奮と抑制の切り換えといった効果も得られます。入浴は身体によい効果があるといっても、ずっと入浴しているわけにはいきません。入浴の効果を、すべて得られる他の健康法というのは、なかなかないのですが、身体を温めることなら温熱治療器や湯た


今では“未病”は西洋医学の範疇となっている

“未病”というのは「未だ病にあらず」という意味で、病気でない状態を指しています。元々は東洋医学の発想で、「自覚症状はあるのに検査をしても異常がない」状態をいいます。西洋医学の治療は異常が検査によって見つかり、それに病名がつけられて治療が行われますが、異常が見つからない“未病”は身体を全体的にみて、本来あるべきところに整えていく東洋医学の出番ということになります。こういった“東洋医学的未病”に対して


年を重ねると塩分で血圧が上がりやすい

血圧が高いことを医師や栄養士などに指摘されると、必ずといっていいほど「塩分に注意するように」と言われます。それもあって、高血圧の一番の原因は塩分(ナトリウム)の摂りすぎだと思っている人も少なくありません。確かに塩分によって血圧が上がる人がいるのですが、その割合は30%ほどです。これはナトリウム感受性といって、ナトリウムに反応して血圧が上昇することを指しています。この感受性が低い人はナトリウムで血圧