最新情報

サプリの不都合な真実19 機能性表示食品の表示の限界

機能性表示食品は、2015年に新たに設けられた制度で、これによって医薬品と一般食品の間にある健康食品・サプリメントは「特定保健用食品(個別許可型)、特定保健用食品(規格基準型)、機能性表示食品(届出制)、栄養機能食品(規格基準型)」に分けられることになりました。 「特定保健用食品(個別許可型)」は医薬品に近く、「栄養機能食品(規格基準型)」は一般食品に近いという認識です。これらに含まれていな


食事摂取基準386 セレン8

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルのセレンの過剰摂取の回避の「耐容上限量の策定方法」を紹介します。 〔耐容上限量の策定方法〕 *成人・高齢者(耐容上限量) 慢性セレン中毒で最も高頻度の症状は、毛髪と爪の脆弱化・脱落です。 その他の症状には、胃腸障害、皮疹、呼気にんにく臭、神経系異常があります。


食事摂取基準385 セレン7

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルのセレンの過剰摂取の回避の「摂取状況」を紹介します。 〔摂取状況〕 セレン含有量の高い食品は魚介類であり、植物性食品と畜産物のセレン含有量は、それぞれ土壌と飼料中のセレン含有量に依存して変動します。 日本人は魚介類の摂取が多く、かつセレン含量の高い北米産の小麦に由来する


食事摂取基準384 セレン6

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から微量ミネラルのセレンの欠乏回避の「目安量の策定方法」を紹介します。 〔目安量の策定方法〕 *乳児(目安量) 0〜5か月児の目安量は、母乳中のセレン濃度(17μg/L)に基準哺乳量(0.78L/日)を乗じて得られる13.3μg/日を丸めた15μg/日としました。 6〜11か月児に関


発達の伴歩20 児童発達サポーターの発想

「児童発達サポーター」の名称は、発達障害児の支援施設との連動を考えたときから掲げていました。 支援施設との連動というのは、発達障害が認められた子どもの支援をする施設や専門スタッフの支援という発想があり、“支援する人を支援する”という標語(キャッチフレーズ)も考えていました。 それは発達障害児の支援が多くの人(保護者や家族など)が望むように進んでいないのは、改善がみられても、地域の方々の


糖尿病の倫理45 朝食で栄養素の吸収率が高い理由

身体の機能として消化・吸収について話をするときに、難しい話や馴染みがない話をされると全体的な理解がしにくくなるということで、簡単な話で済ませることがあります。 例えば、食べたものは唾液と胃液で消化されて、糖質がブドウ糖に、脂質が脂肪酸に、たんぱく質がアミノ酸に分解されれば、それで小腸から吸収されるというように話をすることがあります。 この流れに間違いはないとしても、消化・吸収の仕組みを


糖尿病の倫理44 日本人は脂肪で糖尿病が進行する

糖尿病というと、血液中のブドウ糖の量を示す血糖値が上昇することで診断されるので、ブドウ糖が含まれる糖質の摂りすぎによって発症するとされています。そのことは世界的に共通していることではあるものの、日本人の場合は少し違っています。 血糖値だけでなくて、中性脂肪値が高まることでも糖尿病を発症して、悪化していくという特殊な体質の持ち主であることが指摘されています。 先にブドウ糖の摂取過剰によっ


糖尿病の倫理43 果物でも血糖値が上昇する

血糖値を上昇させるのはブドウ糖です。血糖は血液中のブドウ糖のことで、食品に含まれているブドウ糖が多いほど血糖値は上昇します。ブドウ糖以外の糖類は血糖値を上昇させないので、果糖が多く含まれる果物(フルーツ)を選ぶようにと、よく言われます。 果物に含まれる糖質の割合は、種類によって違うものの、多くは果糖が50%、ショ糖が20%、ブドウ糖が15%ほどとなっています。ショ糖というのはブドウ糖と果糖が


糖尿病の倫理42 1食を抜くと食後血糖値が上昇する理由

食事を1食抜いたら、摂取される糖質が減るので、血糖値が上昇しにくくなるはずですが、逆に血糖値が上昇します。特に上昇しやすいのは食後血糖値で、食事をしたあとに血糖値を測定すると糖尿病並みの高血糖になっていることがあります。 食後といっても“食直後”ではなくて、最も血糖値が上昇する時間帯の食後2時間後を指しています。 1食を抜くと、空腹状態になって、すぐに重要なエネルギー源であるブドウ糖を


糖尿病の倫理41 生活習慣病の原因は代謝低下

生活習慣病というと、食事や運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が深く関与していて、それらが発症の要因となる疾患を指しています。 一般には高血圧、糖尿病、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症)などがあげられているものの、日本人の死因の上位を占めている疾患(がん、心疾患、脳血管疾患)も含まれています。 食べすぎや栄養の偏りによる塩分の過剰摂取、糖質や脂質の過剰摂取が主な原