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日々修行〔番外5〕40年前の食のレポート

1985年の日航ジャンボ機墜落事故の現場にいち早く駆けつけたのは自衛隊の捜索部隊でしたが、それに続いたのは地元の警察ではなくて、テレビ局のクルーでした。というのは、歩いて現場に向かうのは道なき道を進むようなもので、ヘリコプターから下ろすしか方法がなかったからです。 初めに現地入りしたのはフジテレビの情報番組のレポーターと撮影スタッフで、そのレポーターは高校(新潟県柏崎市)の同級生であり、剣道


食のリテラシー32 水溶性食物繊維の摂りすぎ

食物繊維のうち、不溶性食物繊維は腸壁を刺激して腸の蠕動運動を促進して便通がよくなるようにしてくれます。もう一つの水溶性食物繊維は便を軟らかくして便通をよくする作用があります。 両方の食物繊維に有効性があるので、ともに多く摂取することがすすめられているのですが、不溶性食物繊維は多く摂りすぎると便を硬くする作用があるため、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のバランスが大切であると説明されています。


食の不都合な真実1 温暖化の真実

「食の不都合な真実」のタイトルの元ネタは、2006年のアメリカのドキュメンタリー映画『不都合な真実』(An Inconvenient Truth)で、その主演はアルバート・ゴア元アメリカ合衆国副大統領(民主党)です。 ゴア氏が地球温暖化を訴えているスライド講演に、彼の生い立ちを辿るフィルムを交える構成で、過去の気象データや温暖化によって変化した自然の光景を用いて、環境問題を直視しない政府の姿


健康デザイン64 血圧対策のウォーキング

血圧は内臓脂肪の蓄積によっても上昇します。内臓脂肪が蓄積すると悪玉の生理活性物質のアンジオテンシノーゲンが分泌されます。 この生理活性物質はインスリン抵抗性を引き起こして血糖値を上昇させることが知られていますが、それと同時に血管を収縮させ、さらに血液中の塩分濃度を高めるために、血圧を上昇させます。 肥満になると、血管の外側にある脂肪細胞が膨らむことになり、血管が圧迫されて血液が送り出さ


9月8日の記念日

「休養の日」日本リカバリー協会が、休(9)養(8)の語呂合わせで制定。 「ハヤシの日」丸善ジュンク堂書店が、丸善の創業者の早矢仕有的が考案したハヤシライスにちなんで早矢仕の誕生日を制定。 「桑の日」お茶村(福岡県八女市)が、桑(98)の語呂合わせで制定。 毎月8日:「お米の日」、「歯ブラシ交換デー」(ライオン)、「ホールケーキの日」(一柳)、「生パスタの日」(全国製麺協同組合連合


強み4 エネルギー代謝科学の研究

日本メディカルダイエット支援機構は、2008年に特定非営利活動法人として内閣府に認証されてから18期目となりました。 2008年はメタボリックシンドロームの対策として特定健診・特定保健指導が国をあげて始まった年で、メディカルダイエットを打ち出した私たちのところの来る依頼のほとんどがメタボリックシンドローム関係の仕事ということもありました。 メタボリックシンドロームは内臓脂肪症候群と訳さ


学習特性サポート92 同じ条件での学習と試験は難しい

学習の基本中の基本は、同じ条件で学ぶことです。そして、その学んだことを、どれくらい覚えているのか、どれくらい応用が利くのかといったことを確認するための試験も、また同じ条件で実施することが基本となります。 それぞれの子どもの条件に合わせて学ぶ環境を変えることも、試験をする環境を変えることも限られた教室、限られた予算の中では難しいということもあって、少し融通をしてあげれば同じことを学び、同じ試験


食事摂取基準97 飽和脂肪酸5

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から飽和脂肪酸の健康の保持・増進の「重症化予防」を紹介します。 〔重症化予防〕 発症予防と同様に重症化予防についても、飽和脂肪酸摂取量の制限が有効であることがメタ・アナリシスによって示されています。 ところが、心筋梗塞の既往者に限定して、その後の総死亡率などへの脂質(脂肪酸)摂取量が与


食事摂取基準96 飽和脂肪酸4

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、各論のエネルギー・栄養素について説明しています。その中から飽和脂肪酸の健康の保持・増進の「目標量の策定方法」を紹介します。 〔目標量の策定方法〕 *成人・高齢者(目標量) 既存の研究成果を基に目標量(上限)を算定することは困難です。 そこで、日本人が現在摂取している飽和脂肪酸量を測定し、その中央値をもって目標量(上限)とすることにしまし


健康デザイン63 コレステロール対策のウォーキング

LDLコレステロール値が高い人は、運動をすることをすすめられます。 中性脂肪は運動によって減少しやすい脂肪なので、運動をする意味も理解しやすいのですが、コレステロールは運動によって代謝するタイプの脂肪ではないので、その意味がわからないと運動を続ける気持ちにならないかもしれません。 悪玉コレステロールとも呼ばれるLDLコレステロールは運動をしたからといって直接的に減るものではありませんが