感染第2波防止の免疫向上リモート教育

新型コロナウイルスは変異する特徴があることから、一定の地域で押さえ込みに成功しても、他の地域で新たなタイプが拡大したら、それが押し寄せてくる可能性があります。これを恐れていたら、いつまでもマスク、フェイスシールド、手袋が手放せないことにもなります。そして、海外から持ち込まないための渡航制限も、なかなか解除できないことになります。渡航制限については、まずはビジネス渡航を解除して、完全に落ち着いてきたら観光目的の渡航を解除するという段階的解除が検討されています。経済を優先させるための解除ということでは、ビジネス渡航が自由にできるようになることが重要になります。
第2波を防止するには、変異して強くなったウイルスに対抗できる身体でいることが大切で、そのための方法はメディアなどで伝えられていますが、完全な安全対策として実施するためには、充分に理解して、科学的に裏付けられた方法、その中でも自分に合った方法、続けられる方法を選択して実施することが必要です。このあたりはダイエットの実践と似たところがあって、続かない方法は、効果がないのと同じことになってしまいます。
正しい知識を得ることが大切で、その場としては座学の教育が各地で実施されてきました。今後は免疫をテーマにした教育の機会が増えることが期待されています。地域で、どうせ教育をするのなら免疫をテーマにしてほしいというオファーが来ています。しかし、その教育の場が教室で、参加するのが免疫力の低下が推定される高齢者や生活習慣病の人、障害がある人となると、従来の教育方法というわけにはいきません。
そこで新型コロナウイルス感染拡大から広まったリモート教育ということになるのでしょうが、充分に理解してもらって実践に移すということになると、離れたところにいて表情や顔色を把握できないリモートは伝え方と確認の仕方に工夫が必要です。座学にしても、感染防止を重視して距離を開け、マスクをして目でしか表情が確認できないという状況では、充分な理解を得ることは難しくなっています。リモート教育での免疫の講習は、まだまだ挑戦すべきところだらけです。