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偽る脳力25 脳の調整の偽り

脳には実際に起こっていることを調整して、調整した結果を当たり前のように受け取る能力が備わっています。その例としてよくあげられるのは視覚と聴覚の一致です。目の前にいる人と会話しているときには、口の動きと耳から入ってくる言葉(音)が一致しているというのが当たり前の感覚です。 目に届いた視覚情報は眼球内の網膜から視神経、視交叉、視索を経て、視神経を通って大脳の後頭葉に伝わると、そこで画像として映し


偽る脳力24 意識しているつもりの無意識

すべての情報を取り入れて、それを分析して結論を出し、行動しているつもりでも、実際には自分の判断で決めているわけではないことがあります。その理由として、さまざまな原因があげられるのですが、「偽る脳力」というテーマに沿って、脳の仕組みから考えていくことにします。 脳の構造を見ると、脳は左脳と右脳に分かれていて、左脳は論理、右脳は感性を司っていると説明されています。少しだけ詳しく見ていくと、左脳は


偽る脳力23 再びのチャンスを待てる脳力

考え方や方向性の違いだけでなく、なんとなく肌が合わない、波長が合わないという人との出会いは、いつでもあることです。違和感を感じながらも、必要な人とは付き合っていくというのが社会人の常識とされていることから、本音を隠してでも付き合う「偽る脳力」は誰もが程度の差こそあれ、当たり前のように発揮しています。 多くは無意識のうちに行っていることで、これを意識して行うのはエネルギーを使うことであり、真剣


偽る脳力22 本音を実現するための指導の機会

悩みを抱えているとき、悩みを解決しようと踏み出すときに誰かに相談しよう、自分自身を変えるように行動しようと考える人は多くいます。何を相談しようとしているのかによって適した相談相手が違っています。 私が所属したことがある団体には倫理指導という仕組みがあって、自分の考えや行動が正しいのか、改善のために何をすればよいのかを純粋倫理に基づいて指導を受ける機会が設けられています。 倫理指導を担当


偽る脳力21 ビジネス与党という生き方

自らの考えがあっても、それを隠して振る舞うというのは普通にあることで、仕事において利害関係があるときには本音が知られないようにするのも、また当然のようにあります。 初めのうちは意識してやっていたことが、長く続けることによって、いつの間にか表に見せていることが本来の考えとは違っているのに、それが本来の姿のようになっていくこともあります。それも「偽る脳力」によって動かされた結果ということもできま


記念日5月11日〜20日

5月11日 「ご当地スーパーの日」全国ご当地スーパー協会が、ご(5)とう(10)ち(1)の語呂合わせで制定。 毎月11日:「果物の日」(全国柑橘宣伝協議会、落葉果実宣伝協議会)、「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)、「ロールちゃんの日」(山崎製パン) 5月12日 「看護の日」看護の日制定を願う会がナイチンゲールの誕生日などから制定。 「永平寺胡麻


5月10日の記念日

「コットンの日」日本紡績協会がコッ(5)トン(10)の語呂合わせで制定。 「黄金糖の日」黄金糖(大阪府大阪市)が黄金(05)糖(10)の語呂合わせで制定。 「リプトンの日」エカテラ・ジャパン・サービス(東京都目黒区)がスコットランドのトーマス・リプトン卿の誕生日(1850年5月10日)にちなんで制定。 「メイトーの日」協同乳業がメイ(5月)10日(トー)の語呂合わせから制定。


健康リテラシー26 100kcalの食事を自分で考える

自分の健康を考えるときに、重要となることは複数ある中で、特に重視しているのは現状の把握です。健康状態を知る方法として、健康診断を受けて疾病や、そのリスクについて知っておくのは基本中の基本となります。 身体の中の状態を知ったあとは、それが変化しているのか、変化があった場合にはよい方向なのか、よくない方向なのかを確認することが必要です。その指標として使われるのは体重や体脂肪で、標準範囲から離れる


健康情報118 アルコール代謝産物アセトアルデヒドはDNAを傷つける

飲酒したアルコールは、体内で酢酸と二酸化炭素に代謝されたのち体外に排出されます。その代謝過程でアセトアルデヒドができます。日本人は、アセトアルデヒドを分解する酵素(アルデヒド脱水素酵素)の働きが弱い日本人が約半数います。 働きが弱い人は、飲酒後に血中のアセトアルデヒド濃度が、お酒に強い人に比べて非常に高いことが知られています。 アセトアルデヒドを含むアルデヒドは、化学反応性が高く、細胞


健康情報117 日本人の高血圧の健康格差が拡大傾向

健康格差は所得などによる健康の差異で、健康格差の解消は国の政策である「健康日本21(第二次・第三次)」の基本的な方向の一番目に健康寿命の延伸と並んで位置づけられています。 高血圧は、心血管疾患、脳卒中、認知症、慢性腎臓病の主要なリスク要因である上、有病率が非常に高いため、公衆衛生上の大きな問題です。 健康行動の格差は、高血圧の健康格差に寄与している可能性がありますが、このことを調べた研