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発達支援推進50 発達障害サポーターの必要性

発達障害の理解のためには、広く、それが浅くても多くの方に伝えて考えてもらう機会を設けることが大切だ、ということは、これまでも何度か書いてきました。 認知症については、社会的な理解を進めるために、認知症サポーター制度があり、国が主導して活動を進めています。特別のことをしてもらうことを期待しているわけではなくて、まずは個人でできることから着手してほしいという願いで始まったことです。 それと


母子の栄養18 主要ミネラルの重要性1

子どもの健康には母親の妊娠前からの栄養摂取が重要ということですが、特に重視されるのはカルシウム摂取です。カルシウムは女性では特に摂取量が少ないので、その特徴を知ることが大切になります。 カルシウムは、骨や歯に必須の体内で最も多いミネラルで、体重の約2%を占め、そのうち約99%が骨や歯にあり、約1%が血液や筋肉中にカルシウムイオンとして溶け込んでいます。 血液凝固、筋肉収縮、神経系の調整


記念日5月1日〜10日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 5月1日 フジパンが本仕込が販売された1993年5月1日にちなんで「本仕込の日」と制定。全国養鯉振興協議会が、こ(5)い(1)の語呂合わせで「鯉の日」と制定。カリフォルニア・レーズン協会がブドウの花が咲く5月の初めの日を「カリフォルニア・レーズンデー」と制定。日本茶業中央会が八十八夜を「緑茶の日」と制定。山啓製茶(静岡県掛川市)が立春から八十八夜に


DNA Answer50 セロトニンを増やす栄養素

発達障害では不足していることが指摘されている神経伝達物質のセトロニンを増やすには、必須アミノ酸のトリプトファンが必要で、それが多く含まれるのは大豆、豆類、乳製品です。 では、これらの食品を摂っていればセトロニンが増えるのかというと、それほど簡単なことではありません。 トリプトファンからセトロニンが合成されるときには、ビタミンB₆、ナイアシン、マグネシウムが必要になります。これらの栄養素


人気がないのか人気がないのか

漢字を使った言葉遊びをしているつもりはないのですが、漢字の意味や成り立ちを学んでいると、同音異義や異音異議が出てきて、これを活用して他人の説得材料にしようとする方も登場してきます。 その一つに“人気”という漢字があって、“にんき”とも“ひとけ”とも読む異音意義語です。両方ともに「〜がない」と続ける使い方がされていて、人気(にんき)がないのと、人気(ひとけ)がないのでは、大きく意味が違ってきま


健康食品 敵か味方か30 医薬品との相互作用が起こっている

健康食品は、あくまで食品であるので、医薬品のような効果はないというのが一般の認識かもしれませんが、医薬品のような効果があって、そのために医薬品としてのバッティングが起こる可能性もあります。 健康食品の素材として使われているものの中には、日本では健康食品の素材であっても、海外では医薬品の成分となっているものもあります。その代表的なものはイチョウ葉エキスです。これはイチョウの青葉(緑の葉)のエキ


理想実現のための代謝促進12 筋肉を増やすためのL‐カルニチン

L‐カルニチンというと、ダイエットを目的とした健康食品やサプリメントに使われていることから、どうしてもダイエット素材と感じている人が多くなっています。しかし、L‐カルニチンは、もともとはカルニチン欠乏症に使われる医薬品の成分で、L‐カルニチンが不足している人に対するエネルギー代謝を盛んにするための重要な成分です。 L‐カルニチンは体内で必須アミノ酸のリシンとメチオニンから合成されていて、脂肪


発達栄養100 おいしいものでも食べない子ども

食欲の話をすると、「おいしくないから食べない」ということは多くても、「おいしいけど食べられない」というのは、あまり聞いたことがないかもしれません。しかし、発達障害がある子どもの場合には、案外と目にすることが多く、その対処が求められることも少なくありません。 子どもにとって、おいしいという感覚は、甘みが中心になっています。甘いものはエネルギー源である糖質が多く含まれているものの味で、成長のため


健康食品の法規制30 動物用も厳しく規制される

効能効果がある食品であっても、表示の規制が厳しいので人間用ではなく動物用として販売している会社もあります。これは動物用なら厳しく規制されることはないだろうと思ってのことですが、そのようなことはありません。 医薬品医療機器法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)の医薬品の定義には、医薬品は「疾病の診断、治療、予防に使うことを目的とするもの」と書かれているのですが、そ


信じてもらえないと儲からない

同じことを伝えているはずなのに、自分が伝えるよりも他の人が伝えたほうが結果がよいということがあります。それは話し方や伝え方といったことではなくて、その人の実績や信用度が大きく関わっているように感じます。 自分がやってきたこと(講習内容など)を伝えるときに、自分の実績を一生懸命に話しても伝わらなかったのに、その活動に賛同してくれる方が現れて、その方のことを話したら急に信用してもらえて、話が大き