最新情報

健康流通:概論7 測定するだけでは健康になれない

毎日、計測する習慣が体重計から体脂肪計に進化して、さらに体組成計が登場したときには、より健康になるためのツールが家庭に入ってきたと喜びの声もあったのですが、その喜びを実感するためには、それなりの行動が必要になります。 体脂肪計はメタボ健診とも呼ばれる特定健診・特定保健指導が始まった2008年から家庭でも多く使われるようになりました。内臓脂肪が多いために生じる生活習慣病を予防する目的で体脂肪計


健康情報51 肥満度と脳梗塞、脳内出血、脳卒中発症リスクとの関係

国立がん研究センターのがん対策研究所・予防関連プロジェクトは、生活習慣病と、がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気との関係を明らかにして、日本人の生活習慣病予防に役立てるための研究を行っています。 平成2年(1990年)と平成5年(1995年)に9保健所(岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県中部、沖縄県宮古)管内に在住の40〜69歳の男女約


「ONとOFF」3 恩は返すものか送るものか

鶴の恩返しのように身を削ってでも受けた恩を返すまでのことはしないとしても、恩は返すべきものという認識があります。恩を返す相手は、恩を受けた人になるわけですが、恩を受けた人に対してではなくて、別の人に恩を渡していくという選択があります。 それは「恩送り」で、いわば“恩のバトンタッチ”です。恩の価値は、これくらいのことをしたと思っている送った側と、受けたほうでは感覚が違っていることが多くて、受け


サプリメント相互作用9 血圧編:測定時と普段の血圧の差

血圧は測定をしたときに正常値であれば、それで安心できるわけではありません。普段の血圧は正常であっても、医師や看護師の前では血圧が高くなる白衣高血圧があります。 これは白衣を着た医師や看護師の前で測定すると血圧が上がりやすい状態のことで、緊張感や普段と違う行動(早起きをして医療機関に行ったなど)によって高血圧になる場合を指しています。そのため、白衣症候群と呼ばれる場合もあります。 診察室


健康情報50 塩味を嫌う反応の低下が塩分制限を難しくする

高齢化、食生活の変化に伴い、糖尿病、高血圧、慢性腎不全などの生活習慣病患者は増加していて、患者本人の負担となるだけでなく、国民医療費への影響も考慮すると、その反応は急務を要しています。 塩分摂取は血圧を上昇させ、多くの疫学研究で、塩分摂取量と血圧の間には強い正の相関関係が示されていることから、血圧を適切にコントロールするためには塩分摂取制限は重要となります。 以前に比べて、日本の平均塩


記念日3月11日〜20日

3月11日 「いのちの日」災害時医療を考える会が東日本大震災の発生した日に災害時の体制を考える機会にすることを願って制定。 「おくる防災の日(防災用品を贈る日・送る日)」エールマーケットが東日本大震災の記憶を忘れずに防災用品の備蓄を目指して制定。 毎月11日:「果物の日」(全国柑橘宣伝協議会、落葉果実宣伝協議会)、「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)、「


3月10日の記念日

「砂糖の日」「お砂糖“真”時代」推進協議会(精糖工業会、日本精糖協会、日本ビート糖業協会、日本甘蔗糖工業会、日本分蜜糖工業会、日本砂糖輸出入協議会、全国砂糖代理店会、全国砂糖特約店協同組合連合会)が、さ(3)とう(10)の語呂合わせで制定。 「ミートソースの日」カゴメがミー(3)ト(10)の語呂合わせで制定。 「たけのこの里の日」明治が3月はたけのこの旬で里(さと)を3と10と読むこと


発達栄養141 子どもの食事で困っていること

「幼児期の健やかな発育のための栄養・食生活支援ガイド」の中から、むし歯の有無別の間食の与え方について紹介します。これは平成27年度乳幼児栄養調査結果に基づいて発表されたものです。 回答者は2〜6歳児の保護者です。 2)子どもの食事・間食・飲料について (1)子どもの食事で困っていること 子どもの食事について現在、困っていることを年齢別にみると、2〜3歳未満では「遊び食べをする」、3


健康情報49 排便のにおいに関する意識調査2

前回の「排便のにおいに関する意識調査」の後半の結果を紹介します。 この調査は、大正製薬が排便のにおいに関してインターネットでのアンケート調査を実施した結果で、有効回答者は20〜69歳の男女400名(男性200名、女性200名)です。 前回は外出先でのトイレで、においが気になり、外出先では我慢する傾向が強いことを紹介しました。 外出先で排便を我慢する理由は、「外のトイレでは落ち着か


健康情報48 排便のにおいに関する意識調査1

便通は健康のバロメーターとされ、便意を感じたらすぐにトイレに行くことは腸内環境を整えるための理想な生活習慣です。しかし、外出先での排便に関しては、心理的に抵抗がある人も多く、においが、その原因と一つとして考えられます。 大正製薬は、排便のにおいに関してインターネットでのアンケート調査を実施しました。有効回答者は20〜69歳の男女400名(男性200名、女性200名)です。 自分の排便後