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Medical Diet197 腸内細菌の栄養源
腸内細菌の善玉菌と同じような働きをするビフィズス菌や乳酸菌を摂れば、そのまま腸内に定着してくれるわけではありません。腸内で棲息するためには条件があるのですが、その中でも重要になるのは善玉菌の栄養源(エサ)になるものを摂ることです。 腸内細菌は、誕生したときから腸内にいたわけではなく、誕生後に親の身体や周囲の環境の中にいる細菌が取り込まれて定着して、それぞれの人の腸内細菌となります。例えば、親
2023/9/12 弱点を知ってもらってからの付き合い
いつも水曜日に倫理コラムを書いてきましたが、今日は1日前の火曜日です。水曜日の分を前に出したわけではなくて、もう一つ別に書いています。というのは、自分にとって初めての別の単会への参加で、事情があってモーニングセミナーには途中の時間からの参加なので、時間があれば伝えたかったことを書いておきたいと考えたからです。 それは私の弱点についてです。初めから伝えることではないという意見があることは承知し
発達障害支援30 凸を伸ばすための支援
発達障害児の能力を伸ばすための支援について、凸凹(でこぼこ)の凸を伸ばすことと、凹を埋めることについて、両方が必要であることを前回(発達障害支援29)で紹介しました。凹を埋めることについては、発達障害児支援の中心的な活動になっていることから、そちらに力を入れる施設運営者が多いのは当然のことです。 多くの発達障害児支援施設が、稼働率が高いわけではなく、期待どおりの収益が得られているわけではない
Original Mind2「目的があっての分岐点の決断」
人生の分岐点での右か左の選択、つまりYesかNoかの選択は、もう引き返せない、取り消しができないということがほとんどで、後になってから分岐点で別の選択をすればよかったと振り返っても、どうすることもできないという状況が多くなっています。 自分のことを例にすると、新潟から上京して大学に通い始めてから44年間、知人の誘いで岡山に家族(妻、妻の妹、姉妹の両親)と移住することを決めたときのことです。知
健康食品 敵か味方か60 健康食品のコンプリメント
健康食品は一般にサプリメント(supplement)と呼ばれます。これは食事で不足する栄養素を補うダイエタリー・サプリメントを略したもので、健康のために積極的に摂取する成分という意味ではありません。 海外ではコンプリメントという発想の補助食品があります。しかし、コンプリメントという言葉を使うと勘違いされることがあります。それは発達障害などによって引きこもりをしている子どもに対して実施される“
ツイン・ウォーク76 左右の足さばき違いの確認
歩くのは左右の手足を同じように動かすことが基本となります。足は足首から先を指し、脚は股間の付け根から下を指していますが、脚は左右のバランスが取れていても、左右の足が同じようになっていないことがあります。 その足の状態は、歩いている人の後ろ側を歩くことで確認できます。 歩くことは踵(かかと)から足底、拇趾(親指)に向かってスムーズな体重移動をすることが基本となります。踵から母趾のラインは
噛む噛むeverybody33 歯科健診と口腔・全身健康の影響
歯科健診をきっかけとした口腔の健康が全身の健康に影響を与えることについては多くの企業が実施した結果を発表していることですが、歯科衛生に関わる企業は自社だけの成果に終わらず、外部にも発信し、協力を進めています。 その一つであるライオン株式会社は、株式会社日立製作所の日立健康管理センタと協働で、企業における歯科健診の導入と従業員の口腔・全身の健康に及ぼす影響について調査研究を行っています。
エネルギー代謝91 体内のエネルギーは流れていかない
身体の中で作り出されたエネルギーは、全身を巡るようにイメージされることがありますが、エネルギーは細胞の中で作り出されて、その細胞の中だけで使われています。細胞の中で作り出されるエネルギーは、食事で摂ったエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)を細胞の中のミトコンドリアでエネルギー化させる生化学反応によって発生します。 このエネルギーは熱エネルギー、活動エネルギー、神経エネルギーの他に、新たな生
記念日9月11日〜20日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 9月11日 明治がアミノ酸のうち9種類が必須アミノ酸、11種類が非必須アミノ酸であることから「たんぱく質の日」と制定。毎月11日は「めんの日」(全国製麺協同組合連合会)、「ロールちゃんの日」(山崎製パン)、「ダブルソフトの日」(山崎製パン)。 9月12日 洋菓子のサンエール(広島市)が1966年9月12日に広島県の県木がモミジに決定したことに
健康デザイン28 食事と運動のタイミング
健康づくりの基本である食事と運動は、エネルギー量のバランスが言われることが多くなっています。食事で摂るエネルギー量と運動で消費されるエネルギー量のバランスを取ることで、適正な体重、適正な体脂肪を保つことが指摘されます。 これは食事の摂取エネルギー量と運動の消費エネルギー量を比較(プラスマイナス)することを指していますが、消費エネルギーは運動に使われるエネルギー量だけで決まってくるものではあり