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発達障害支援26 孫の健康は祖父母のせい?
子どもの発達障害があることがわかったとき、父親側の祖父母が母親を責めるような態度をとることがあります。それは発達障害の特徴をわかっていないからのことですが、「自分の娘は悪くない」と言って守ってくれるはずの母親側の祖父母までが責めるほうになってしまうことも起こっています。 子どもの健康状態は誕生してからの栄養状態だけでなく、母親の妊娠中の栄養状態が影響することは以前から知られていました。今では
サプリ概論272 乳酸菌が500億個なら効くのか
乳酸菌が1回分に100億個も含まれているから腸内環境が整えられるというイメージが広まったのは、青汁のコマーシャルのおかげかもしれません。「なんと100億個」というフレーズで、青汁の栄養も摂れるうえに、乳酸菌が100億個も摂れるという“お得感”で人気が一気に高まりました。 これだけでは治まらず、「なんとなんと500億個」というフレーズで、腸内環境をよくするというイメージのほうを優先させて、さら
Age free岡山38 歩き方を変えて血糖値を下げる
糖尿病は血糖値が高い状態が続く病気で、今では国民的には成人の5人に1人が糖尿病か糖尿病予備群となっています。糖尿病は血糖値が一定以上になることによって診断されるので、血糖値を低く保つことが第一の対策となります。 そのために必要なのは、食事の改善と運動です。血糖は血液中のブドウ糖のことで、ブドウ糖が結合することによって糖質となります。そのことから糖質が多く含まれるご飯、パン、麺類を減らすことが
Medical Diet193 現役力士と親方のメディカルダイエット
東京にいたときは、メディカルダイエットの指導の対象者はエステティシャンからアマチュアレスリングの女子選手、女子プロレスラーから現役力士まで、さまざまでした。女子プロレスラーは現役を引退した方です。 その依頼をしてきたのは“女の中の男”と呼ばれるカリスマで、「心が折れる」という言葉の起源となった伝説の試合を繰り広げていた“憧れの女性”だったので、すぐに引き受けました。 その話は別のところ
記念日8月21日〜31日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 8月21日 北本トマトカレーの会(埼玉県北本市)が、きたもとご当地グルメ開発コンテストが開催された2011年8月21日にちなんで「北本トマトカレーの日」と制定。富澤商店(東京都千代田区)が1877年8月21日に第1回内国勧業博覧会(東京・上野公園)でバターを作る犬力機が出品されたことにちなんで「おいしいバターの日」と制定。毎月21日は「木挽BLUE
噛む噛むeverybody26 噛む習慣は親から学ぶもの
早食いの習慣がある人は、親も早食いだという傾向があります。食事は、しっかりと噛んで、ゆっくりと味わって食べるのがよいと言われても、子どものときから食卓を囲む時間が短くて、少しだけ噛んで飲み込む食べ方をしていると、それが当たり前のようになってしまいます。 何回噛んでから飲み込むのかは、特別に親から教えられることがなくても、3歳児の場合には一口について15回ほどは噛んでいます。もちろん食品の硬さ
健康食品 敵か味方か56 機能成分も吸収阻害
健康食品は素材の組み合わせが大切で、機能性がある成分が複数あることで、目的を達成しようとします。例えば、血糖値の上昇を抑えるためには糖質の分解の抑制、分解されたブドウ糖の吸収の阻害、血液中のブドウ糖を細胞に吸収させるために必要なインスリンの分泌の促進など、一連の流れに沿った成分を使います。 これによって複合的な効果を求めるということと同時に、どこに問題があって血糖値が下がりにくいのかがわから
あくまでも噂話129「初乗り運賃は物価上昇のバロメーター」
失われた30年という言葉は、その間に生まれた子どもたちにとっては、とんでもない期間ということになります。実質の給料が30年間も上がらなかったのに、円安も進み、どんどん得る金額の価値が下がっていくのは、まだまだ続きそうな気配です。 30年間のうちに増えたものとしては、平成18年(2006年)から発達障害児の統計が発表されるようになりましたが、当時は4万人だったのが令和2年(2021年)には14
健康デザイン21 レクリエーションスポーツとの連携
健康づくりの運動というと、最も手軽にできるウォーキングからスポーツ競技までさまざまありますが、その中でも健康デザインのパーツとしてすすめられるのは、生涯スポーツと呼ばれる年齢にも体力差などの条件があっても続けられるスポーツです。 健康スポーツを紹介してほしいという問い合わせが“健康スポーツ”が法人名につけられている公益財団法人日本健康スポーツ連盟にくることもあるのですが、同連盟は健康スポーツ
身体年齢45 高血圧対策のたんぱく質摂取
高血圧対策の栄養指導といえば食塩の摂取を減らすことがよくあげられます。塩分摂取を減らす“かるしお”をテーマに健康プロジェクトを進めているのは国立循環器病医療センターで、かるしおマークも普及しています。 食塩の摂取が血圧を上昇させるのは、ナトリウムが増えると血液の浸透圧を一定に保つために血液中の水分が増えるからですが、ナトリウムが高血圧に関係する食塩感受性高血圧の割合は日本人の場合は30〜40