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エネルギー代謝52 エネルギーの基本について知ろう

エネルギー(Energie)は、「仕事をすることができる能力」を指しています。 これは自然界での出来事も、発電などの作業も、そして身体の中で発生するエネルギーについても同じように考えることができます。身体のエネルギー代謝を理解して、その促進と有効活用のためには、基本的なエネルギーについて知ることが大切だと考えています。 エネルギーそのものは目で見ることはできないものです。しかし、電気エ


発達支援推進21 子どもの支援のために必死に学ぶ姿勢

発達障害がある子どもへの支援というと、第一義に対象者とされるのは子ども自身です。子どもへの直接的な支援であっても、子どものために親を通じた支援をする場合にも、まずは子どものことを最優先にするのは普通の感覚です。 ところが、子どもの困難さを心配する声が多く寄せられても、その保護者の困難さについての声かけは少ない、ということを耳にする機会が増えています。発達障害がある人の保護者の集まりなどで見聞


DNA趣意2 発達栄養の特徴

〔発達栄養アドバイザー趣意書より改変〕 DNAは発達栄養アドバイザー(Developmental Nutrition Adviser)を略したもので、特定非営利活動法人日本メディカルダイエット支援機構による認定資格です。 「発達栄養」という言葉は、一部の栄養教育の中で使われてきていて、栄養学科名に使用している大学もあります。しかし、その内容は通常の栄養学講座に、子どもに関する講習の時間を多


DNA趣意1 発達栄養アドバイザーの活動趣意

〔発達栄養アドバイザー趣意書より改変〕 DNAは発達栄養アドバイザー(Developmental Nutrition Adviser)を略したもので、特定非営利活動法人日本メディカルダイエット支援機構による認定資格です。 子どもの身体と脳の健全な発育のためには充分な量の栄養素と、バランスが取れた摂取が第一条件となります。しかし、栄養バランスの取れた料理を出して、それをすべて食べていれば健康


発達栄養84 嗅覚と聴覚の過敏で起こる食事への影響

感覚過敏による食事に関する反応は、一つの要素だけで決まるものではなく、味覚に嗅覚、聴覚などが関わり合って食事に影響することも少なくありません。味覚は嗅覚の反応があって初めて本来の味覚が感じられるものです。鼻を塞いで食べると味がわからなくなり、鼻の感覚に影響を与える風邪やアレルギーなどによって味がわかなくなって、おいしく食べることができなくなり、これ偏食につながることもあります。 嗅覚過敏があ


健康・火の用心34 “琴線に触れる”コメント

“琴線に触れる”というと他人を感動させるような心に響く行為だと感じていたら、「怒りの琴線に触れる」という使い方をしている人がいて、自分たちが間違った使い方をしてきたのか、それとも怒りを与えるような意味で使うのが正しいのか、判断に迷うことがあります。 世の中には知らないことも多くあるので、自分の過去の経験だけで判断するようなことはあってはならないはずですが、「怒りの琴線に触れる」というようなこ


発達栄養講習33 ダイエットをする女性の栄養感覚

子どもの食事内容と栄養摂取には、母親の食事が大きく影響します。それは二つの意味があります。一つは、妊娠前から妊娠中の栄養摂取に関わることで、母体の栄養摂取の結果が子どもにも影響を与えることです。健康維持のために必要な栄養が不足した状態では、正常な成長が望めなくなるからです。 もう一つは、出産後の母乳からの栄養摂取に関わることで、母乳は血液が乳腺の中で変化したもので、その栄養内容は血液中の栄養


サプリ概論236 逆転の発想のマグネシウムその1

マグネシウムは、カルシウムとともに骨の形成に必要なミネラルで、体内では60~65%は骨や歯に含まれています。これ以外は肝臓、筋肉、血液などのタンパク質と結合して体内に存在しています。 カルマグ比という用語があって、これはカルシウムとマグネシウムの比率を指しています。カルシウムとマグネシウムは常に拮抗していて、カルシウム2に対してマグネシウム1の割合が最良とされています。 サプリメントを


発達支援推進20 発達障害との関わり

発達障害は今では解明も進み、判断もつきやすくなってきたので、的確な対応さえできれば、発達障害者支援法(2005年施行)が掲げる早期発見・早期改善も実現可能な条件は整ってきています。発達障害が我が国で医学的に明らかにされてから20年ほどでしかなくて、文部科学省による実態調査も10年ほどしか経過していません。 祖父母世代では、自分たちが子どものときには発達障害はいなかった、子どもの子育ても間違っ


脂肪代謝促進研究55 L‐カルニチンはサプリメント成分なのか

L‐カルニチンというとダイエットを目的としたサプリメントに多く使われている人気素材です。そのためにL‐カルニチンというと、他の健康食品に使われている成分のように思われてしまうこともあるのですが、生理学の講習では体内の代謝促進成分として登場します。 エネルギー源の脂肪酸を細胞のミトコンドリアに取り込むには、ミトコンドリアの膜を通過させるためにL‐カルニチンと結びつく必要があります。L‐カルニチ