最新情報

健康ウォーキング7 コロナ禍での安全対策

健康づくりのためのウォーキングによってウイルス感染するようなことは絶対にあってはならないことです。新型コロナウイルスのような新規の感染症は今後も3〜5年の周期で発生する可能性があり、それが今回と同様に変異を繰り返し、複数年の継続が予測されることから、常に感染症に対する備えをしておく必要があります。 健康ウォーキングで採用するノルディックスタイルのウォーキングは、歩行の補助や転倒防止などで安全対策


学習障害176 食事によって学習時間に交感神経が働く

人間の活動時間は朝に目覚めて家を出てから、家に帰ってくるまでの時間とされています。人間の身体の調整は自律神経が司っていて、昼間の活動時間は交感神経がメインに働き、夕方から朝までは副交感神経がメインに働いています。 食事でいうと朝食と昼食は交感神経、夕食は副交感神経が盛んに働いているときに食べています。消化・吸収・排泄でいうと、交感神経は胃液の分泌を抑え、小腸の吸収を抑え、大腸の蠕動運動を抑えると


ポストコロナ「沈黙は損なり」3

コロナ禍は経済的に大きな打撃があり、健康のほうが経済よりも優先だというような緊急事態宣言、まん延防止等重点措置で感染を防止することに取り組んだにも関わらず、それが国民の健康度を低下させることになってしまいました。外出自粛で歩く機会が減り、歩くことによる健康効果(心肺機能、筋肉、骨、認知機能など)が削られていって、延び続けてきた健康寿命の今後の変化が不安視されています。コロナ禍であっても、平均寿命は


健康ウォーキング6 歩行習慣を身につけるための健康ウォーキング

すでに歩いて健康になっている人に歩く機会を提供するのではなく、あまり運動習慣がなくて、歩く機会が少ない人に歩く機会を提供するのが、国民的な健康度を高めるためには重要なことです。歩くことによる医療費の削減効果が研究され、どれだけ歩いたら、どれだけ医療費が削減されるのか、つまり医療を受けないで済むようになるのかということも明らかにされています。 それなのに医療費が下がるどころか、増え続けているという


健康ウォーキング5 運動習慣がない人の歩数を増やす活動

新型コロナウイルス感染が拡大する前には、日本ウオーキング協会が主管するウオーキング大会は年間150回以上の開催、年間延べ参加者が220万人以上もいました。これ以外の都道府県のウォーキング協会などが開催するイベントも加えると、日本ウオーキング協会が関連するもので年間250回以上もありました。 国民の成人人口の約1億人のうち220万人は2%ほどですが、それでも健康を気遣わなければならない人たちが歩い


健康ウォーキング4 歩くイベントがコロナ禍で軒並み中止

日本のウォーキングの始まりは1日1万歩運動で、運動習慣がない人に、できるだけ歩いてもらい、これを国民の健康づくりに役立てようということが目的となっていました。この目的がウォーキングによって達成されていれば、コロナ禍で大きなイベントが中止になっても、歩くことのイベントが中止になることはなくて、安心できる人数、安心できる距離を保ってのウォーキングは続けられていたはずです。 しかし、日本ウオーキング協


健康ウォーキング3 距離が長いウォーキングが定着した理由

日本におけるウォーキングは、歩け歩け運動がきっかけだとされています。歩け歩け運動は前の東京オリンピックの翌年の1965年に、行政と民間が協力して始めた1日1万歩運動を指しています。同時期に、今の日本ウオーキング協会の前身とされる歩け歩けの会が設立されたこともあって、「ウォーキング=歩け歩け」と考えられるようにもなりました。 目的とすることは、あまり運動習慣がない人に、まずは歩く機会を増やすことに


定年退職年齢と平均寿命の関連性

サザエさんの登場人物の年齢設定を見てみると、サザエさん(フグ田サザエ)は24歳、マスオさん(フグ田マスオ)は28歳、波平さん(磯野波平)は54歳、フネさん(磯野フネ)は50歳、カツオ君(磯野カツオ)は11歳、ワカメちゃん(磯野ワカメ)は9歳、タラちゃん(フグ田タラオ)は3歳です。アニメのサザエさんは昭和44年(1969年)に始まり、実際の季節に合わせた内容になっていますが、1年が過ぎると、また元の


健康ウォーキング2 健康ウォーキングの研究促進

ウォーキングは誰もが簡単に実践できる健康づくりの運動法として多くの国民に受け入れられるとともに、生活習慣病の予防・改善のために医師をはじめとした健康づくりに関わる多くの専門家によって推奨されています。ウォーキングは自然環境を楽しみながら継続することができる有酸素運動であり、高齢者や運動不足の中高年などの体力増進や心肺機能の向上ばかりでなく、生活習慣病と運動科学の研究科学が進むにつれて生活習慣病予防


発達栄養学176 生活教科での食に関する指導・小学校2

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは生活の小学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 〔各学年の食に関連する内容〕 第1学年および第2学年 ア 食に関連する内容 *学校、家庭および地域の生活に関する内容 (2)家庭生活に関わる活動を通して、家庭における家族のことや自分でできることなどについて考えることができ、家庭での