最新情報

発達栄養学179 生活教科での食に関する指導・小学校5

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは生活の小学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 エ 他教科などとの関連 *道徳1・2学年D自然愛護(18)と関連させ、植物の世話を通し、生命の営みを実感させたり、自分の成長を振り返るに当たっては、道徳1・2学年A節度・節制(4)と関連させたりして、指導の充実を図ることも大切です。 〔


ポストコロナ「憎まれっ子世にはびこる」2

“多様性の時代”と言われます。これはオリンピックとパラリンピックの開会式、閉会式でアピールされた多様性と調和の理念からも感じられるように、人種や性別、言語、宗教、障害の有無などの違いをお互いに認め合い、多様な考えを活かしながら社会を前に進めていこうという考え方です。開会式と閉会式では性の多様性が強調されすぎたようにも感じますが、コロナ後の時代を考えるときには、この多様性がなければコロナ前のような進


サプリ概論76 ビタミンの摂取量5

ビタミンEは脂溶性ビタミンですが、体内の脂肪に溶けて保持される性質があるため、過剰症が起こる可能性があります。1日に摂取すべき量については「日本人の食事摂取基準」(2020年版)に掲載されています。 ビタミンEの男性の目安量は年齢によって異なります。 〔男性:ビタミンE目安量〕 1〜2歳:3.0mg、3〜5歳:4.0mg、6〜7歳:5.0mg、8〜9歳:5.0mg、10〜11歳:5.5mg、


健康ウォーキング11 日本人の健康度の変化と認知機能

日本老年学会と日本老年医学会は、65歳以上とされる高齢者の定義を75歳以上に引き上げるべきだとする国への提言を発表しました。高齢者の健康データの分析から身体が健康な高年齢者が増え、過去に比べて加齢に伴う身体機能の変化の出現が5〜10年遅れていることが明らかになったことを受けたもので、65〜74歳を准高齢者、75〜89歳を高齢者、90歳以上を超高齢者と分類しています。 日本人の平均寿命が男女ともに


学習障害178 応用行動分析による行動の改善

学習障害がある子どもは、いくつかの課題を抱えていて、望ましいとされる行動が取りにくいことがあります。そのような子どもに、発達障害児の改善に使われている応用行動分析が活用されることがあります。応用行動分析(Applied Behavior Analysis)はABAとも呼ばれますが、人間の行動を個人と環境の相互作用の枠組みの中で分析して、さまざまな問題の解決に応用していく理論と実践の体系を指していま


ポストコロナ「憎まれっ子世にはびこる」1

イエスマンだけでは会社は発展しない、むしろ上司に反発して、これまでと違ったアイデアを出してくる人材こそが重要だ、と言われたことがあります。“言われたことがある”ということは、今ではそうでもないということを示唆しているわけですが、イエスマンどころか、イエスもノーもない、何を考えているのかわからない存在が増えてきています。 ここまで断定的に書くのは、ゆとり世代と呼ばれる1987〜2004年の生まれの


ポールストレッチで普段はできない運動の準備

2本のポールを使ったウォーキングは、安定性がよくて、転倒予防もできる、運動効率も高いということで、歩く時間が短い人でも、長めに歩くのと同様、もしくが通常の歩き方よりも高い健康効果を得ることができます。2本のポールを使って歩くというと、一般的には北欧発祥のノルディックウォーキングを思い浮かべるかと思います。ノルディックウォーキングのポールは勢いよく前進することを目的としていることから、ポールの接地面


健康ウォーキング10 総合的な健康寿命の延伸

国の健康づくり運動である「健康日本21」では、健康寿命の延伸のために、さまざまな活動について目標を定めて取り組んでいますが、メタボリックシンドローム(metabolic syndrome:内臓脂肪症候群)とロコモティブシンドローム(locomotive syndrome:運動器症候群)の身体機能の改善だけでなく、新たにデメンシアシンドローム(dementia syndrome:認知機能症候群)の改


発達栄養学178 生活教科での食に関する指導・小学校4

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは生活の小学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 ウ 実践事例 ①単元名 やさいはかせになろう ②単元の目標 主体的に野菜を育てる活動を通して、変化や成長の養子に関心をもって働きかけることができ、それらは生命をもっていることや成長していることに気づくとともに、野菜への親しみをもち、世


ポストコロナ「人の不利見て我が不利直せ」3

不利なことであっても、コロナ禍を脱出するには飛び込むしかない、無理をするしかないというのは、何度も見られたことでした。コロナ禍で、思った以上のマイナスになってしまった人が、それをコツコツと取り戻していこうというのなら、状況が変わっても通じることかもしれません。しかし、思った以上のマイナスを被ってしまった人の中には、一気に取り戻そう、大逆転の稼ぎを出そうと無理をする、無理どころか絶対にやってはいけな