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健康ウォーキング4 歩くイベントがコロナ禍で軒並み中止

日本のウォーキングの始まりは1日1万歩運動で、運動習慣がない人に、できるだけ歩いてもらい、これを国民の健康づくりに役立てようということが目的となっていました。この目的がウォーキングによって達成されていれば、コロナ禍で大きなイベントが中止になっても、歩くことのイベントが中止になることはなくて、安心できる人数、安心できる距離を保ってのウォーキングは続けられていたはずです。 しかし、日本ウオーキング協


健康ウォーキング3 距離が長いウォーキングが定着した理由

日本におけるウォーキングは、歩け歩け運動がきっかけだとされています。歩け歩け運動は前の東京オリンピックの翌年の1965年に、行政と民間が協力して始めた1日1万歩運動を指しています。同時期に、今の日本ウオーキング協会の前身とされる歩け歩けの会が設立されたこともあって、「ウォーキング=歩け歩け」と考えられるようにもなりました。 目的とすることは、あまり運動習慣がない人に、まずは歩く機会を増やすことに


定年退職年齢と平均寿命の関連性

サザエさんの登場人物の年齢設定を見てみると、サザエさん(フグ田サザエ)は24歳、マスオさん(フグ田マスオ)は28歳、波平さん(磯野波平)は54歳、フネさん(磯野フネ)は50歳、カツオ君(磯野カツオ)は11歳、ワカメちゃん(磯野ワカメ)は9歳、タラちゃん(フグ田タラオ)は3歳です。アニメのサザエさんは昭和44年(1969年)に始まり、実際の季節に合わせた内容になっていますが、1年が過ぎると、また元の


健康ウォーキング2 健康ウォーキングの研究促進

ウォーキングは誰もが簡単に実践できる健康づくりの運動法として多くの国民に受け入れられるとともに、生活習慣病の予防・改善のために医師をはじめとした健康づくりに関わる多くの専門家によって推奨されています。ウォーキングは自然環境を楽しみながら継続することができる有酸素運動であり、高齢者や運動不足の中高年などの体力増進や心肺機能の向上ばかりでなく、生活習慣病と運動科学の研究科学が進むにつれて生活習慣病予防


発達栄養学176 生活教科での食に関する指導・小学校2

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは生活の小学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 〔各学年の食に関連する内容〕 第1学年および第2学年 ア 食に関連する内容 *学校、家庭および地域の生活に関する内容 (2)家庭生活に関わる活動を通して、家庭における家族のことや自分でできることなどについて考えることができ、家庭での


ポストコロナ「沈黙は損なり」2

言いたいことを言わなかったために損な役回りになって、「沈黙は損なり」を経験したことは何度となくありました。口出しをすることでもない、口出しをしたら雰囲気を壊す、口出ししたら傷つけるかもしれないという気遣いのレベルなら、わざわざ書くほどのことでもないのですが、言っても理解してくれない人、態度を変えるつもりがない人には何も言わずに距離を開ける、去るといったことをしてきました。 中には、自分がいないう


サプリ概論73 ビタミンの摂取量2

ビタミンAは脂溶性ビタミンですが、体内の脂肪に溶けて保持される性質があるため、過剰症が起こる可能性があります。これらの量については「日本人の食事摂取基準」(2020年版)に掲載されています。 ビタミンAの1日の推奨量は女性の場合は、男性に比べて少ない傾向がありますが、許容上限量については年齢によって差はあるものの男性と大きくは変わっていません。 〔女性:ビタミンA推奨量〕 1〜2歳:350μ


健康ウォーキング1 運動不足による筋肉低下

外出をして歩くことは健康維持の基本ですが、歩行数が大きく減ったことによって、全年齢層の筋力低下、体力低下、心肺機能低下、生活習慣病の増加が懸念され、さらに高齢者については免疫低下、認知機能低下も叫ばれています。その不安に拍車をかけたのが新型コロナウイルスの感染拡大による外出の自粛でした。 歩く機会が極端に少ない状況では、筋肉の量は1日に1%が減少することが指摘されています。高齢者は特別な筋肉トレ


学習障害175 読むと書くでは脳の活動が異なる

学習障害は読むことと書くことの困難さがあり、その改善のためのアプローチも、さまざまな方法が実施されています。どの方法が適しているのかを判断するために知っておきたいのが、読むときと書くときの脳の活動の違いです。 読む場合は文字によって使われる脳の回路が異なっています。かな文字(ひらがな、カタカナ)を読むときには「視覚野→左角回→ウエルニッケ領野」という回路で、漢字を読むときには「視覚野→左側頭葉後


ポストコロナ「沈黙は損なり」1

「黙っていたら損」だというのは、何も特定の地域の人だけのことではなくて、思ったことを言わなければ損をする、だから言えるときには言ったほうがいい、というのが普通の感覚かもしれません。今のコロナ禍では、少しでも稼ぐチャンスがあるならば先に手を出す、先に口を出すというくらいでないと勝ち残れないというのもわからないではない感覚です。そんな感覚の人に、今回のテーマの「沈黙は損なり」は当たり前すぎる言葉と感じ