最新情報

ポストコロナ「憎まれっ子世にはびこる」1

イエスマンだけでは会社は発展しない、むしろ上司に反発して、これまでと違ったアイデアを出してくる人材こそが重要だ、と言われたことがあります。“言われたことがある”ということは、今ではそうでもないということを示唆しているわけですが、イエスマンどころか、イエスもノーもない、何を考えているのかわからない存在が増えてきています。 ここまで断定的に書くのは、ゆとり世代と呼ばれる1987〜2004年の生まれの


ポールストレッチで普段はできない運動の準備

2本のポールを使ったウォーキングは、安定性がよくて、転倒予防もできる、運動効率も高いということで、歩く時間が短い人でも、長めに歩くのと同様、もしくが通常の歩き方よりも高い健康効果を得ることができます。2本のポールを使って歩くというと、一般的には北欧発祥のノルディックウォーキングを思い浮かべるかと思います。ノルディックウォーキングのポールは勢いよく前進することを目的としていることから、ポールの接地面


健康ウォーキング10 総合的な健康寿命の延伸

国の健康づくり運動である「健康日本21」では、健康寿命の延伸のために、さまざまな活動について目標を定めて取り組んでいますが、メタボリックシンドローム(metabolic syndrome:内臓脂肪症候群)とロコモティブシンドローム(locomotive syndrome:運動器症候群)の身体機能の改善だけでなく、新たにデメンシアシンドローム(dementia syndrome:認知機能症候群)の改


発達栄養学178 生活教科での食に関する指導・小学校4

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは生活の小学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 ウ 実践事例 ①単元名 やさいはかせになろう ②単元の目標 主体的に野菜を育てる活動を通して、変化や成長の養子に関心をもって働きかけることができ、それらは生命をもっていることや成長していることに気づくとともに、野菜への親しみをもち、世


ポストコロナ「人の不利見て我が不利直せ」3

不利なことであっても、コロナ禍を脱出するには飛び込むしかない、無理をするしかないというのは、何度も見られたことでした。コロナ禍で、思った以上のマイナスになってしまった人が、それをコツコツと取り戻していこうというのなら、状況が変わっても通じることかもしれません。しかし、思った以上のマイナスを被ってしまった人の中には、一気に取り戻そう、大逆転の稼ぎを出そうと無理をする、無理どころか絶対にやってはいけな


サプリ概論75 ビタミンの摂取量4

ビタミンDは脂溶性ビタミンですが、体内の脂肪に溶けて保持される性質があるため、過剰症が起こる可能性があります。1日に摂取すべき量については「日本人の食事摂取基準」(2020年版)に掲載されています。 ビタミンDの女性の目安量は年齢によって異なります。 〔女性:ビタミンD目安量〕 1〜2歳:3.5μg、3〜5歳:4.0μg、6〜7歳:5.0μg、8〜9歳:6.0μg、10〜11歳:8.0μg、


健康ウォーキング9 歩いて健康寿命を延伸2

運動と健康寿命延伸の研究として「中之条研究」の成果が基本データとして取り上げられています。この研究は群馬県中之条町で実施された65歳以上の全住民である約5000人(重度の認知症や寝たきりの人を除く)を対象に平成12年(2000年)から10年以上にわたって実施された健康研究で、現在も継続されています。その研究の結果、歩数としては1日に8000歩以上歩くこと、そして中強度の歩行を20分間以上取り入れる


学習障害177 学習時間に交感神経が働いているのか

起きている時間帯は自律神経の交感神経が盛んに働き、夕方から寝ている時間は副交感神経が盛んに働くというのが通常のリズムです。ところが、発達障害では自律神経の切り替えがスムーズにいかずに、起きている時間にも副交感神経の働きが盛んで、交感神経が働きにくい状態になることが少なくありません。そのような状態で勉強をする、体育で身体を動かすというのは集中もできず、身体の動きもよくないために、まるで夜中に勉強をし


ポストコロナ「人の不利見て我が不利直せ」2

「人の振り見て我が振り直せ」をもじった「人の不利見て我が不利直せ」は、ただ“振り”が“振り”に変わっただけで、他人の行動のマイナス点を知って、それと同じことをしないようにするように注意するという意味なら、それほど大きな意味をもっていないように思えるかもしれません。 自分のやることは、本人には真偽のほどが見えにくくて、周囲の人から指摘されて初めて、実際のところに気づき、本来なら何をすべきであったか


「肥満は早死」の原因が違ってきた

太っていると早死にすると言われていきたのは、動脈硬化による脳血管疾患、心血管疾患(心臓病)のリスクが高まることが、その原因であったからです。太っているということは、血液中に中性脂肪が増えすぎた状態で、中性脂肪が血管を硬くして、動脈硬化を引き起こすことが明らかになっているからです。 ここでいう“早死”は、動脈硬化のことではなくて、新型コロナウイルス感染症が重症化して亡くなることを指しています。新型