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サプリ概論81 ビタミンの摂取量10
ナイアシンは水溶性ビタミンで、ニコチン酸とニコチンアミドの総称です。多くの量を摂っても体内では長くは保持されないものの、体内で合成されるので比較的不足しにくくなっています。しかし、肉類、魚介類、きのこ類、穀類に多く含まれることから、これらが不足している場合にはサプリメントでの補給も必要となります。ただし、耐容上限量が定められていて、過剰症が起こるため、これを超える量の摂取は控えるべきです。1日に摂
健康ウォーキング21 コレステロール対策のウォーキング
LDLコレステロール値が高い人は、運動をすることをすすめられます。中性脂肪は運動によって減少しやすい脂肪であるので運動をする意味も理解しやすいのですが、コレステロールは運動によって代謝(燃焼)されるタイプの脂肪ではないために、その意味がわからないと運動を続ける気持ちが高まらないかもしれません。 悪玉コレステロールとも呼ばれるLDL(低比重リポたんぱく)は運動をして直接的に減るものではありませんが
学習障害183 餌で釣るようなことはしてはいけない
応用行動分析では、学習意欲が高まらない子どもに対して、他の成功体験、ご褒美をあげることによって学習に取り組むように導いていく手法も使われます。学習塾に行きたくないという感情が高まっている子どもに対して、学習での成功体験が得られるようにするのがよい方法であると言っても、その場に行きたがらないのでは成功体験を得ることができなくなります。 そこで、行くと他によいことがあるということで行動を起こすように
ポストコロナ「急いで回れ」1
誰でも知っている諺(ことわざ)の「急がば回れ」は、急いで物事を成し遂げようとするときは、危険がある近道を行くよりも、安全確実な遠回りをするほうが早く目的を達成できる、得策だということを指しています。この諺の舞台となったのは、琵琶湖だと言われています。今の草津市の矢橋(やばせ)港から渡し船で行くのは早いものの、強風で転覆の危険があるので、瀬戸の唐橋を渡る陸路で行くほうがよい、ということで、平安時代の
校友会は地方で力を発揮するのか
大学の校友会は、大学が東京にあり、住まいも東京だったときには、それほど重要と感じなかったというよりも、存在すら忘れていた時期もありました。ある有名私立大学の校友会が定期的に全卒業生を対象にして校友会の大々的な集まりを開催して、人脈づくりに力を注いでいたのを見聞きしてきたので、それとの差も感じていました。なにしろ、その大学の卒業生といえば政財界、医療業界、教育界などで活躍している人が多く、卒業後の人
健康ウォーキング20 中性脂肪対策のウォーキング
血液中の中性脂肪は、ブドウ糖と並ぶ重要なエネルギー源です。体内では普段から、その二つのエネルギー源を使って活動のためのエネルギーを作り出しています。個人差はあるものの、平常時にはブドウ糖60%:脂肪酸40%くらいの割合で使っています。脂肪酸は中性脂肪の構成要素で、グリセライド1個に脂肪酸3個が結びついたのが中性脂肪です。 運動をしたときには、すぐに大量のエネルギーが必要になるので、代謝(燃焼)し
発達栄養学183 家庭、技術・家庭教科での食に関する指導・小学校4
文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは家庭、技術・家庭の小学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 (イ)当該教科で指導することが考えられる題材例 B(1)「食事の役割」、(2)「調理の基礎」、(3)「栄養を考えた食事」の項目を相互に関連させて取り扱うとともに、「A家族・家庭生活」、「C消費生活・環境」の内容と関連を図るよう
ポストコロナ「端より談合」4
談合をして、私どもの活動をストップさせ、横取りするようなことをした人は、自分たちが手がければもっとうまくいく、もっと稼げると思って実行したことなのでしょうが、新型コロナウイルス感染症の拡大で、うまくいかなくなったどころか、大失敗になってしまいました。それを見て、失敗をあざ笑うのではなくて、それこそ他山の石、反面教師、人の振り見て我が振り直せ、人を以って鑑と為すという意識で対応すべきだと考えます。
サプリ概論80 ビタミンの摂取量9
ビタミンB₂は水溶性ビタミンで、多くの量を摂っても体内では長くは保持されず、その多くはエネルギー代謝で使われることから毎日摂る必要があります。ビタミンB₂の保持時間は24時間ほどであるので、1日に1回の摂取でも充分な量であれば不足することはありません。1日に摂取すべき量については「日本人の食事摂取基準」(2020年版)に掲載されています。 ビタミンB₂の男性の推奨量は年齢によって異なります。
健康ウォーキング19 血糖対策のウォーキング2
歩くスピードは、普通の速度(時速4~5km)でも10分間も歩けば、ブドウ糖の代謝(燃焼)の効果があります。しかし、もっと効果を高めるためには速歩がすすめられます。速歩は一般には普段の歩き方よりも20%ほど速く歩くスタスタ歩きのことを指します。時速にして7km以上になりますが、少し息が弾むような速歩であってもジョギングに比べて30%ほど消費エネルギーが少ないだけです。つまり、速歩で10分間も歩いたほ