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毛髪の科学41 頭皮ケアは肌ケアと同じなのか
頭皮も顔の皮膚も、どこが境なのかわからないくらいに連続した状態で、表皮、真皮、皮下組織という3層構造になっているのも同じです。あえて言うなら、毛髪が生えているのが頭皮で、それ以外が皮膚ということになります。 前部から抜け毛の範囲が広がっていったら、その部分は頭皮というよりも顔の皮膚の面積が増えただけ、ということにもなりそうです。 肌のケアというと、洗浄、保湿、日焼け止めが三大要素となり
毛髪の科学40 薄毛対策にカフェインが効く
毛髪のケアのために使われる成分というと目新しいものが注目されがちですが、以前からあるものへの注目も始まっています。その注目されているものは“カフェイン”です。 カフェイン入りのシャンプー、コンディショナー、トリートメントが登場していて、さらにカフェインの入った飲料も毛髪ケアに効果があるとして人気が高まっています。 その効果として発表されているのは、血流促進、抗酸化、男性型脱毛症の予防で
毛髪の科学39 延命草エキスは薄毛の救いになるのか
養毛剤の有効成分は、研究成果に基づいて配合されているものですが、天然成分となると、長年の実績が優先されて、科学的な作用が充分に確認されないまま使われているというものも少なくありません。 このことは漢方薬でも同じところがあり、養毛剤の有効成分の中で解明されないまま使われてきたものとして多いのは生薬由来の成分です。 その生薬由来の成分の中で、近畿大学薬学総合研究所と加美乃素本舗の研究チーム
毛髪の科学38 毛髪再生医療の実用化に向けた臨床研究
脱毛症の中でも男女の壮年性脱毛症は発症頻度が高く、これを気にかける人も急増しているものの、医学的には重篤な疾患とはされていません。そのためにQOL(Quality of Life=生活の質)を向上させることを目指した治療法の開発が期待されています。 壮年性脱毛症の治療法としては、国内では複数の薬剤が用いられていますが、継続的な服用が必要であることや、女性の場合には薬剤の選択肢が限られているこ
毛髪の科学37 白髪に関して言われていることを科学する
白髪や薄毛については、まるで都市伝説と思われるようなことが言い伝えられています。その代表的なものが「白髪はハゲない」というものです。白髪になればハゲることはないという意見がある一方で、白髪でも白髪でなくてもハゲる人はハゲるという意見もあって、白髪が増えてきた人に不安を与える結果となっています。 この疑問を解決するには、白髪と薄毛のメカニズムを見ることが近道です。白髪は毛母細胞の色素形成細胞の
毛髪の科学36 「白髪を染めると白髪が増える」は本当か
白髪が目立ってきたときには、二つの選択が迫られます。白髪を隠さずに何もしないか、それとも白髪を染めて黒くするか、です。白髪になるとハゲないと言われる一方で、部分的に白髪があると毛髪が薄く見えるということもあって、白髪のままでいるのは薄毛傾向にある人にとっては勇気が必要なことかもしれません。 とはいっても、白髪を染めることについては、抵抗感がある人は少なくありません。というのは、「白髪を染める
毛髪の科学35 生まれつきの毛髪と諦めることはない
生まれつき毛髪の量が少なく、縮れ毛である先天性乏毛症・縮毛症という疾患があります。薄毛は個性であり、縮毛も個性とみることができますが、先天性乏毛症・縮毛症は疾患であるので、本来なら治療の対象になるものです。 しかし、先天性乏毛症・縮毛症は治療の対象とはされず、対症療法の一環として、かつらの使用がすすめられるか、個性として受け入れるしかないという程度でした。 先天性乏毛症・縮毛症の国内の
毛髪の科学34 円形脱毛症の治療に光明
円形脱毛症は、通常の脱毛による薄毛とは違って、円形や楕円形の脱毛斑と呼ばれる脱毛部分が突然起こるものです。俗に「10円ハゲ」と呼ばれる10円玉くらいの脱毛が起こることが知られていますが、それ以上の広範囲に広がるものもあります。 再び発毛が起こる場合もあれば、完全に脱毛して元には戻らないものまで、さまざまなタイプが確認されています。 全人口の1〜2%に発症されるとされますが、円形脱毛症は
毛髪の科学33 薄毛の人は免疫が高いのか
「薄毛の人は精力が強い」と昔から言われてきました。薄毛を気にする人への励ましの言葉だと言われることもあります。薄毛の人は実年齢よりも年齢が上に見られがちで、そのイメージの年齢に比べたら精力が強いというのが一般に言われていることです。 別の考え方もあって、精力が強いということは男性ホルモンが多くて、これが薄毛に関係しているということです。男性ホルモンは男性の場合は睾丸や副腎で作られています。
毛髪の科学32 夏の日差しは毛髪も日焼けする
8月20日は「頭髪の日」という記念日です。 8月20日といえばお盆も過ぎて、暑さが和らいでくる時期ではあるものの、まだ紫外線は強く、毛髪が強い影響を受けている時期でもあります。夏場に毛髪が乾燥したり、舳先がパサつくのは気温のせいだけでなく、一番の要因は紫外線です。 紫外線のケアというと日焼け止めに使われているサンスクリーン剤は、日焼けや皮膚の光老化を防止するための紫外線散乱剤、紫外線吸