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筋肉運動で脂肪の燃焼効率が高まるのか

全身の細胞にはエネルギーを作り出すミトコンドリアがあり、筋肉細胞にはミトコンドリアが多く存在しているので、筋肉が多いほどエネルギー産生が高まります。1日に使われる消費エネルギー量のうち約70%は基礎代謝で、その基礎代謝の35〜38%は筋肉が消費しています。この筋肉の消費エネルギー量は、もちろん筋肉量によって変わってくるわけですが、筋肉を増やすことでエネルギー産生が高まるので、余分な体脂肪が減らせる


発達障害の頑張るエネルギーはクエン酸で増やせるのか

発達障害の自閉症スペクトラム障害にみられる感覚過敏のうち、食事に直接的に影響する味覚過敏のうち、特に考えたいのは酸味の過敏です。酸味がある食品の代表というと柑橘類とされますが、柑橘類はビタミンCが多いだけでなく、クエン酸が豊富に含まれています。クエン酸は酸味成分そのものの有機化合物で、柑橘類のほかでは梅干しや酢(特に黒酢)に含まれています。 クエン酸は疲労回復の成分とされていて、それは全身の細胞


脂肪はおいしいのだろうか

脂肪が含まれた食品は太りやすいので、避けるようにしようと思っても、ついつい手が伸びてしまいます。それは「脂肪がおいしいからだ」と説明されることが多いのですが、本当においしいのか試してみたことがある人は少ないかと思います。この実験は簡単で、肉の脂身だけをカットして、これを加熱して食べてみれば、おいしいのかどうかがわかります。その結果は「おいしくない」です。 しかし、赤身だけの肉を食べるよりも脂身と


発達障害の味覚過敏で食べられないものへの対応

発達障害の自閉症スペクトラム障害にみられる感覚過敏のうち、食事に直接的に影響するのは味覚過敏です。酸味、苦味、渋味、辛味、塩味に過敏に反応して食べられないということで、料理をする家族にも大きな負担がかかっています。このうち食べなくても健康に影響がないものを避けて、食べなければ健康が維持できないものは、なんとかして食べられるようにしようと考えるのが一般的です。 酸味がある食品といえば柑橘類(レモン


太るのは脂肪細胞が増えた結果なのか

太るというのは、脂肪細胞の中に蓄積されている脂肪が多くなった状態です。この蓄積される脂肪は中性脂肪で、3個の脂肪酸がグリセライドと結びついた形をしています。動物の肉に含まれている脂肪も中性脂肪です。これを食べると、胃と十二指腸で分解されて、脂肪酸が小腸から吸収されます。そして、血管を通って肝臓に運ばれ、肝臓の中で蓄積型の中性脂肪に合成されて、筋肉細胞をはじめとした細胞に取り込まれると再び分解されて


食品選びの前に知りたい発達障害の味覚障害の特徴

発達障害の自閉症スペクトラム障害にみられる感覚過敏の中で食事に調節的に影響してくるのは味覚過敏です。味覚過敏には特定の味をすごく嫌がるということから、食感に関わるものまで幅があり、さらに感覚の程度にも大きな差があって、どの程度のものなら食べてもらえるかを判断するのが難しくなっています。このような状況に対応するためには、健康を維持して、発達障害の状態を改善するために本当に食べさせなければならない食品


太っていると身体は温まるのか冷えるのか

太っていると、厚着をしているようなものというイメージから、身体が温まっていると思われがちです。しかし、実際には冷えやすく、中には冷え性を訴えている人も少なくありません。どうして、そんなことが起こるのかというと、脂肪細胞に送られる血液が多くなることから動脈を通って全身を回る血液量が減るからです。血流がよいと、温かな血液が次々に送られてきて、全身が温められます。冷えは手足の先で起こりやすくなっています


ドライフルーツは脳の機能を高めるのか

ドライフルーツは乾燥させたことで食物繊維が多いのですが、中でも水溶性食物繊維が多くなっています。ドライフルーツに糖分が多めに含まれていても、水溶性食物繊維のおかげで、胃から腸にゆっくりと運ばれていくことから、吸収にも時間がかかり、血糖値の上昇を抑えることができます。血糖値が急上昇すると膵臓からインスリンが多く分泌されます。インスリンには肝臓で脂肪合成を進める作用があるので、血糖値が上昇しにくいとい


ドライフルーツはダイエット食品になるのか

フルーツは甘さがあり、日本では古来より“水菓子”と呼ばれていたこともあって、スイーツの一つにあげてもよいかもしれません。フルーツを乾燥させて水分を80〜90%も抜いたドライフルーツは甘みが強調されて、スイーツと呼ぶのに違和感はありません。ドライフルーツは皮ごと乾燥させているので、皮に含まれている栄養素まで摂ることができます。フルーツは紫外線を浴びて、その皮には活性酸素に対抗する抗酸化成分が豊富に含


“支える人を支える”発達障害支援の家族の健康づくり

発達障害児には偏食と身体の冷えが多いことが指摘されます。偏食は発達障害の自閉症スペクトラム障害に特徴的にみられるもので、感覚過敏から五感が正常に反応しなくなり、味覚、触覚、聴覚、聴覚、嗅覚の障害が起こりやすくなります。食べ物を食べることは五感のすべてを使っていて、五感の障害は食べられないもの、食べられない料理を増やす結果につながります。 子どもの食事は、自分でコントロールできるわけではなくて、作