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もっとある「大」がついた“異音意義”

「大分」と書かれていたら、一般的には“だいぶ”と読むところでしょうが、九州の人なら“おおいた”と読むかもしれません。大分は言わずと知れた九州地方東部の県名です。“だいぶ”のほうは、かなりの程度という意味です。今さら書く必要もないでしょうが。 「大手」は“おおて”と読むと城の表門、敵の正面に攻めかかる軍勢、大手筋の略で、将棋の大手も、これです。ところが、“おおで”と読むと肩から手先までを示して、遠


“おお”と“だい”で意味が違う同じ漢字

同じ漢字なのに読み方が違い、意味も違うものとして“大人気”を前に紹介しましたが、複雑な日本語には、まだまだ多くの「異音意義」の言葉があります。落語や歌舞伎、狂言で最後に演じるものは“おおぎり”と言います。漢字では「大切」と書かれますが、落語で“おおぎり”といえば大喜利を思い浮かべる人が多いかと思います。こちらの大喜利は寄席の余興で、座布団を重ねていく人気テレビ番組が有名です。本来は寄席の演目が終了


同じ漢字なのに“おお”か“だい”かで意味が違う

「大」と書いて、“おお”と読むのか“だい”と読むのかは、その後に続く言葉によるということを紹介していて、すぐに別の例を出すのもどうかと思うのですが、そんな大人気(おとなげ)ないことを書かせてもらいます。まずは「大人」ですが、“おとな”と読むと成長した人になり、“だいじん”と読むと徳の高い人、“だいにん”と読むと中学生以上の成人となります。料金の表示に大人と書かれていたら、これは“おとな”ではなく“


大は“おお”か“だい”か

「大金持ちの大豪邸」と書かれていたら、「おおがねもちのだいごうてい」と読むのが普通です。後に続く言葉を見れば、読み間違いをしないのが大人というものです。ここに出てきた「大人」の“大”は“おお”でも“だい”でもありません。大が“おと”で人が“な”ではなく、大が“お”で人が“とな”でもなく、2文字で大人(おとな)となります。 「大人気」と書かれていたら、なんと読むのかということですが、大人が“おとな


元に戻るのは簡単か大変か

ダイエットのリバウンドについての話ですが、「元に戻ってしまった」という表現をする人が少なくありません。リバウンドというと一般には、“ダイエットによって減った体重が元に戻ること”という認識をされていますが、実際には“太りやすく、やせにくい体質になること”です。身体に合わない食事を減らすだけのダイエットをすると体脂肪とともに筋肉も減ってしまい、その後に太ると筋肉が減っている分だけ代謝が低下しているので


「しっちゃかめっちゃか」って何だ?

使い慣れている言葉なのに、どうして、そんな使われ方をしているのかわからないという言葉は、いくつもあります。その中でも、わかりにくくて仕方がないのが、混乱した状態を示す「しっちゃかめっちゃか」です。 NHKのテレビ番組では2つのキャラクターのシッチャカとメッチャカ登場するものがありますが、もちろん、「しっちゃかめっちゃか」は2つの混乱キャラではありません。似たような言葉に「はちゃめちゃ」や「めちゃ


医者と患者の食事の考えの対立

食事療法は治療のために必要な栄養成分の内容を医師が管理栄養士に指示する食事箋に従って実施されます。その内容は治療には絶対に必要なもので、摂るべき栄養素よりも、治療のために禁止される成分のほうが優先されるのは普通にあることです。その普通の考えが、患者が求める食事の内容と相容れないことも、また普通にあることです。患者の食事の好き嫌いではなくて、自分の身体をよくするために必要だと考えているもので、それも


三大ヒトケミカルによる代謝促進の仕組み

細胞のミトコンドリアにエネルギー源の糖質(ブドウ糖)、脂質(脂肪酸)、たんぱく質(アミノ酸)を効果的に取り込み、エネルギー代謝を高めるためには、代謝を促進する成分が必要となります。その中でも重要な役割をしているのはヒトケミカルです。ヒトケミカルは体内の代謝に必要な成分のことで、中でもエネルギー代謝に欠かせない3成分のα‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10は三大ヒトケミカルと呼ばれています。


食品と健康食品は違うのか

食品と健康食品は違うのか同じなのかということは、何について問われているのかによって返答が違ってきます。 10月1日から消費税が10%に増税となり、軽減税率が適用される食品は8%となりましたが、消費者には混乱があって、「健康食品は8%になりますか」という質問がありました。見た目は食品とは違うことからの疑問でしょうが、業界関係からも同じような質問があって、販売するほうがわかっていないのなら、消費者が


ミネラルの代謝を理解してダイエット

ミネラルは、無機質とも呼ばれ、ビタミンと同様に身体の機能の維持や調整に欠かせない栄養素となっています。ビタミンと同様に少量で重要な働きをしますが、異なっているのは身体の構成成分となっているところです。 健康維持に必要なミネラルは16種類あって、1日の摂取量が100mg以上のものは主要ミネラル、100mg未満のものは微量ミネラルと呼ばれます。主要ミネラルはカルシウム、リン、イオウ、カリウム、ナトリ