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身体年齢19 エネルギー産生で神経伝達を高める

年齢を重ねると神経伝達の速度が遅くなるのは、神経伝達物質によるバトンタッチに時間がかかるようになるからです。神経伝達は刺激を助けると一瞬にして伝わって、遠く離れたところ(指先から脳など)でも、すぐに反応が起こります。 まるで電気が流れるように、あっという間もなく伝わっていくのですが、実際には神経細胞は細胞という名からわかるように細胞の中を伝わって、隣の神経細胞に伝わっていきます。長い繊維状の


発達障害支援12 問題行動の分類1 要求の実現、回避と阻止

1)要求の実現 応用行動分析として、よく例としてあげられるのは、おもちゃ売り場の前を通ったときの子どもの行動と、それに対する親の対応です。 おもちゃ売り場の前を通ったときに、買ってほしいものがあるとして子どもが泣いたときに、買ってあげたら泣き止んだということがあるとします。これで買ってあげた親や祖父母は解決できたと思いがちですが、子どもは泣けば買ってもらえるということがわかり、次におもちゃ


Medical Diet181 運動をしないと脂肪が分解しにくい

体脂肪は脂肪細胞の中に蓄積されている中性脂肪を指しています。中性脂肪は脂肪酸3個が結びついた貯蔵型の脂肪で、脂肪細胞の中の中性脂肪は簡単には分解されないようになっています。 運動をして興奮作用がある神経伝達物質のアドレナリンが分泌されると、脂肪細胞にあるアドレナリンレセプター(受容体)がアドレナリンの刺激を受けて、中性脂肪を分解させるように働きます。 分解された脂肪酸は、血液中に放出さ


健康食品 敵か味方か42 商品代は30%が原則

健康食品は販売形態によって減価率が変わってきます。一般的な購入先として多い店販(店頭販売)と通販(通信販売)を例にすると、店販は販売価格の30%は販売者の利益で、70%で仕入れるというのが原則です。 商品を製造したわけでも、流通させたわけでも、知名度を上げるために宣伝をするわけでもないので、30%というのは他の商品と同様に利益率となっています。販売店の取り分の30%を考慮して、販売価格が決め


ツイン・ウォーク54 防災ウォークの意義

災害が起こるたびに重要だと言われてきたのが、被災者の健康と体力の充実でした。それは災害後の生活環境によって健康度も体力も低下することを指していて、外出する機会が減り、運動だけでなく歩く機会が減ることが大きな要因とされています。 高齢者の場合には運動不足による筋力の低下、活動低下による食欲の低下、たんぱく質などの栄養不足、筋肉合成の低下があり、これが筋力の低下につながるということで、このことが


身体年齢18 神経伝達速度の加齢推移

年齢を重ねていくと反射能力が低下することが指摘されています。そのために、反応が鈍くなり、転倒のリスクも高まっていきます。身体年齢測定で、閉眼片足立ちの時間を測定するのは、バランス能力とともに反射能力を知ることも目的としています。 反射能力が低下するのは、神経伝達速度が低下することも関係しています。神経伝達速度は30歳に比べて60歳では90%、70歳を過ぎると大きく低下して、85歳では80%に


あくまでも噂話117「波平さんと同じ年齢の有名人」

いつまで経っても歳を取らない人という不老不死のような人は現実にはいなくても、アニメの世界では多数いて、サザエさんのお父さんの磯野波平さんが代表的な存在といえます。なにせ1年が過ぎても、また同じ年齢の設定のまま続けられているのですから。これはドラえもんでも、ちびまる子ちゃんでも同じことです。 波平さんの設定年齢は54歳で、漫画での連載が始まったばかりの1947年(終戦の2年後)の平均寿命は男性


噛む噛むeverybody1 咀嚼の健康効果

よく噛んで食べることは、唾液によって消化を助けることが第一にあげられます。このほかにも病気予防や脳の活性化などの、さまざまな効果が得られます。これらの健康効果は「卑弥呼の歯がいーぜ」と表されています。 卑弥呼の時代には固いものを食べていたので歯がよくなければ生きていけないということも表してはいるのですが、それぞれの文字が健康効果を表すために当てられたのが「ヒミコノハガイーゼ」です。 「


健康食品の法規制42 損害賠償の恐ろしさ

健康食品の表示の法律違反が指摘されたために販売ができなくなることがあります。健康食品を規制する法律の一つの医薬品医療機器法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)は医薬品を守るための法律といえるもので、医薬品にしか許されていない医薬品的な効能効果などを表示して健康食品を販売した場合には、“無承認無許可医薬品”とみなされます。 医薬品は国の承認と許可を受けて販売されて


Age free岡山15 コロナ禍の健康度の低下を取り戻す

コロナ禍の3年間で住民の健康度は大きく低下しました。健康づくりの基本とされる運動の機会が減り、歩くことすら制限されるような状況でした。外出が減ったことで食事の内容が変わり、食べ過ぎで太った人が増えました。外食・飲食の機会が減ったことで、かえって栄養面で良い結果になったという人がいるものの、全体では口寂しさを紛らせるために食べる機会が増えたという例のほうが優っています。 健診の受診率が下がり、