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身体年齢50 認知症の進行を抑えるべきなのか
認知症の画期的な医薬品が開発されたとの報道を、希望を持って見た人がいる一方で、残念な気持ちで見た人もいました。9月は世界アルツハイマー月間で、そのタイミングでの発表でした。 これまでの認知症に使われる医薬品は、認知症が進行するのを遅くさせるもので、悪化する前に家族などが先々の準備をする期間を確保するのが主な目的とされていました。 それに対して、今回発表された医薬品は、アルツハイマー型認
噛む噛むeverybody34 歯科と医科の健康連携
医科歯科連携は厚生労働省によって進められている医療の質を向上させる活動の一つで、患者に対して医科と歯科が協働することで総合的な治療を提供することを目指しています。 医科歯科連携による治療は栄養状態の改善、体調の早期回復、術後の合併症の予防、入院日数の削減、さらには医療費の抑制にもつながります。 歯周病菌は口腔内の問題だけでなく、心臓や脳の疾患の原因ともなり、誤嚥性肺炎肺炎や糖尿病、低体
Age free岡山45 アレンジ可能な健康スポーツ
スポーツは厳格なルールに基づいて実施されるから公平性が保たれ、継続的に運営することも可能となります。それは重要なことではあるものの、その厳格なルールのために参加できない人がいるのも事実です。 スポーツは競技者だけでなく、それを運営する人、応援する人にとっても大切な存在で、スポーツに参加するということは身体を動かして競う人だけのものではなく、それに広く関わることもスポーツと考えることができます
発達栄養124 妊娠中の母親の食物繊維摂取が与える子どもの発育
妊娠中の母親の栄養状態が、誕生後の子どもの成長に大きく関わることは研究が進み、身体に蓄積される栄養素については妊娠中だけでなく、妊娠前からの摂取についても重要であることがわかってきました。 しかし、食物繊維の摂取については、体内に吸収されるものではなく、体内に残るものでもないことから、あまり研究テーマとなることはありませんでした。 母親と子どもの栄養状態については、環境省が「子どもの健
「vs.」vs.「VS」
A対Bを表すときに「VS」が使われることがあります。“対”を表すのは「versus」で、その省略形は「vs.」です。「VS」ではなく、「vs」だったとしても、これは「vs.」の「.」が抜けた「versus」の間違いだとされます。 それなのに「VS」は頻繁に使われていて、有名なテレビ番組のタイトルにも使われていることもあって、当たり前のように対抗すること、つまりA対Bの意味で使われています。
サプリ概論275 入浴と食事とサプリメントの組み合わせ
入浴の後に食事をすることで、体内で合成される脂肪の量を変えることができます。そのために重要になるのは入浴温度です。入浴温度によって自律神経の交感神経と副交感神経の切り替えが起こります。 高めの温度(42℃以上)では交感神経の働きが高まり、胃液とインスリンの分泌が抑えられるので脂肪合成が抑えられます。高めの温度での入浴の後に食事をすると、胃液が減って脂肪の分解が低下するために吸収量が減ります。
健康スポーツ10 ディスコン
ディスコンは生涯続けられる健康スポーツとしては全国的には知名度が低いかもしれませんが、岡山県では知られた存在です。というのは普及活動に取り組む一般社団法人日本ディスコン協会の本部が岡山市にあるからです。 岡山県内に全国組織の支部や地方協会があるのは珍しいことではないのですが、全国本部が存在しているのは、なかなかないことです。創設者の桧山武雄会長は、岡山市役所から少年自然の家に赴任したことをき
健康デザイン29 歯科と医科の連携による健康デザイン1
健康デザインは歯科健診から始まり、歯科と医科の連携によって健康成果が得られるものと認識しています。歯と口腔の健康状態が保たれていることによって、すべての栄養素が摂取できるようにすることができます。 食べ物を噛むことは、細かく砕いて飲み込みやすくする、消化液としての唾液を多く分泌させると同時に、唾液に含まれる成分による抗菌作用、歯や口腔内を清潔にする効果、顔の筋肉や骨の強化、免疫の向上や認知機
2023/9/13 途中から話を聴くことの怖さ
倫理法人会のモーニングセミナーに初めから参加できないときには、お休みにすることにしました。初めから参加できないときでも、講話だけでも聞くことができればよいのではないかと言われたこともあるのですが、私は閃輝暗点のために早々に運転免許証を返納したので、モーニングセミナーに参加する会員の方のクルマに同乗させてもらっています。 それができないときの移動手段としては公共交通機関の利用となるのですが、会
健康リテラシー2 リテラシーのレベルの差
日本人は健康リテラシーが高いのか、それとも低いのかということは常に問われてきたことです。我が国は公共メディアやネットによる情報網が充実していて、例えばテレビ番組でもインターネット情報でも健康分野の情報が溢れています。 情報が多く、それをキャッチする機会が多ければ、それで理解する能力が高まるということなら「情報の多さ=健康リテラシーの高さ」とみることもできます。しかし、“もっともらしい話”を真