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発達栄養学173 理科教科での食に関する指導・中学校5

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは理科の中学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 (ウ)実践事例 ①単元名 「生物の体のつくりと働き」 ②目標 *細胞レベルで見た生物の共通点と相違点に気づかせ、生物と細胞、植物と動物の体のつくりと働きについての特徴を見いだして理解させるとともに、それらの観察、実験などに関する技能


ポストコロナ「鬼の居ぬ間の命の選択」2

コロナ禍での鬼が変異を続けるウイルスだとすると、「鬼の居ぬ間」というのは感染が終息したときということになります。完全に終わる終息ではなくて、一定の締めくくりがつく収束という状態では、まだ鬼がいるので、そちらの対応だけでも手一杯で、国のリーダーが手一杯の状態なので次の総裁選に不出馬という判断をするくらいの厳しい出来事なのです。 とてもじゃないけれど、収束にも至っていない段階で「命の選択」のための方


次世代に「記念日」を残そう23

記念日を決定するパターンとして語呂合わせがあります。新たな記念日を考えるときの参考資料として、10月の語呂合わせ記念日(2回目)を紹介します。 10月9日 睡眠栄養指導士協会が、じゅ(10)く(9)の語呂合わせで「熟睡の日」と制定。糖尿病とこころ研究会が糖(10)尿病とここ(9)ろの語呂合わせで「糖尿病とこころの日」と制定。シブヤ散歩会議がテクテクのテ(10)ク(9)の語呂合わせで「散歩の日」と


サプリ概論67 免疫に作用する素材1

免疫は、身体にとって外敵になるものと味方になるものとを区別して、外敵だけを攻撃する能力を指しています。免疫を高める方法の一つは便通を促進することです。便通が悪化すると腸内細菌の悪玉菌が増え、悪玉菌が作り出す毒素が全身の免疫を低下させるため、便通をよくすることによって免疫が強化されます。 摂取タイミングですが、腸内で作用するため、食事の前後に摂ります。 便通促進作用のある素材としては、ビフィズス


学習障害172 解答欄を大きくするだけで正解しやすくなる

学習塾を見学させてもらうと、オリジナルのテキストと試験問題を作っているところもあれば、既成のテキストや試験問題集を使っているところもあります。よく見るのは、試験問題をコピーして使っているところで、経費の節減なのか、カラー印刷されている試験問題をモノクロでコピーして使っているところがあります。モノクロだからといって問題が変わるわけではないものの、色がなくなることで、色を使って注意点を示している場合に


ポストコロナ「鬼の居ぬ間の命の選択」1

口うるさい人がいない間に気晴らしをすることは「鬼の居ぬ間の洗濯」と言われますが、なんで鬼がいないときに洗濯をしなければならないのか、鬼がいると洗濯ができないのか、よほど洗濯が重要なことなのかという疑問が湧いてくるところです。この場合の“洗濯”はランドリーやクリーニングのことではなくて、「命の洗濯」のことです。これは苦労から解放されて、命(寿命)が延びるほど存分に楽しむことを指していて、正しい言い方


次世代に「記念日」を残そう22

記念日を決定するパターンとして語呂合わせがあります。新たな記念日を考えるときの参考資料として、10月の語呂合わせ記念日(1回目)を紹介します。 10月2日 日本豆腐協会が、豆(10)腐(2)の語呂合わせで「豆腐の日」と制定。日本なわとびプロジェクトが跳(10)び(2)の語呂合わせで「跳びの日」と制定。カルビーが1をスプーン、0を皿、グラノーラの原料のオーツ麦(02)の語呂合わせから「グラノーラの


サプリ概論66 肝機能に作用する素材2

肝機能は有害物質やアルコールなどの解毒の作用が注目されがちですが、肝臓はエネルギー代謝にも重要な働きをしていることから、肝機能の調整は年齢に関わらず重要です。肝機能を高める成分は、食べたものによって吸収が抑制されるので、空腹時に摂ります。 肝機能強化作用のある素材としては、オオヒレアザミ、シイタケ菌糸体、スクワレン、コリン、タウリンがあげられます。 オオヒレアザミは南ヨーロッパの地中海沿岸地域


一世代分の寿命が延びたメリットと活かそう

日本人の平均寿命は今から74年前の昭和22年には男性が50.06歳、女性が53.96歳であったのが、令和2年には男性が81.64歳(世界2位)、女性が87.74歳(世界1位)となり、男性は31.58年、女性は33.78年も延びました。女性の出産年齢は年々遅くなる傾向があり、今では第一子出産年齢は30歳を超えています(2016年に30.7歳)。 日本人の平均寿命の延びは、ちょうど一世代分の年齢であ


発達栄養学172 理科教科での食に関する指導・中学校4

文部科学省の「食に関する指導の手引」では教科ごとの食に関する指導を各論として掲載しています。ここでは理科の中学校の食に関連する内容を前回に続いて紹介します。 (イ)当該教科で指導することが考えられる例 *食べ物の中の栄養分や栄養分の吸収の仕組みについて理解できるようにします。 *代表的な消化酵素の働きについて理解し、消化の仕組みについて考察すること。 *消化によって得られた栄養分は血液によ