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糖質の分解阻害に関わる健康食品とメディカルダイエット
血糖値の上昇を抑えるために一番に使われる医薬品は、糖質がブドウ糖に分解されるのを抑えるもので、糖質分解酵素のα‐グルコシダーゼの働きを抑制するα‐グルコシダーゼ阻害薬です。健康食品の素材の中には、α‐グルコシダーゼ阻害の作用をするものがあって、胃の中に食べたものがある間に摂ることで、糖質の分解が抑制されます。糖質は胃の中で完全に消化されるまでには平均2時間かかりますが、ブドウ糖分解抑制成分が効果を
発達障害の五感以外の食事の障害
発達障害の自閉症スペクトラム障害にみられる感覚過敏について、五感に関係するものについて紹介してきましたが、五感とは関係がないところで食べられないものがある発達障害児も少なくありません。牛乳が飲めないという子どもについては何回か紹介してきましたが、牛が嫌いだから牛乳が飲めない、友達が以前に牛乳を飲んで吐いたことがあるので飲めなくなった、というのはまだ理解ができないことはありません。 ビンの牛乳やコ
サプリメントの効果をメディカルダイエットで高める
健康食品は以前には「“う”の字がいらない」などと揶揄されることもありました。これは機能性がある食品と言われているのに、実は機能性などはないということを指していて、「きのうせい」から“う”を抜くと「きのせい」となることから「気のせい」食品と言われたものでした。 そんな健康食品も今では特定保健用食品、機能性食品というエビデンス(科学的根拠)に裏付けられたものが登場してきて、事情が大きく変わりました。
発達障害の感覚過敏の嗅覚と聴覚の過敏で食べられない
発達障害の自閉症スペクトラム障害にみられる感覚過敏について、視覚過敏の特徴について前に紹介しましたが、食事に関する感覚は一つの要素だけで決まるものではありません。味覚は嗅覚の反応があって、初めて本来の味覚が感じられるものです。鼻を塞いで食べると味がわからなくなるという身近な例からもわかるかと思います。 嗅覚過敏があると、苦手な臭いがあっただけで、味覚もおいしく感じられなくなるということがあります
感染者の封じ込めは地域対策だけで大丈夫なのか
新型コロナウイルス肺炎が世界的に脅威を振るっています。コロナウイルスは、発熱や上気道症状を引き起こすウイルスで、人に感染を起こすものは過去には6種類が確認されています。コロナウイルスの大流行として知られているのは2002年のSARS(重症急性呼吸器症候群)です。新型コロナウイルスは、その変異種であると考えられ、重症化傾向のあるウイルスともなっています。中国科学院武漢病毒研究所は新型コロナウイルスの
発達障害の感覚過敏の視覚過敏で食べられなくなる
発達障害の自閉症スペクトラム障害にみられる感覚過敏について、前に味覚過敏と食べることに直接関わることについて紹介しました。今回は食事に関わる視覚過敏について取り上げます。 視覚過敏では、白いものしか食べられないという子どもがいます。欧米の発達障害児の場合には黄色いものしか食べられないという例が多いのですが、日本人の場合には白いものしか食べられない、飲めないという視覚過敏が目立っています。その理由
検査と治療が一致している温感ツボ療法
自分でできるツボ療法の発展系として、日本メディカルダイエット支援機構が普及を進めているのは温感ツボ療法です。これは指、鍼、灸で刺激するツボ療法を熱を使って行うもので、熱を与える注熱のためには道具が必要です。注熱が開発された初期の時代にはコテを炭火で熱くして使うということがされていましたが、今では温熱治療器が開発されています。温熱治療器は腕や脚、腹部などに充てて、血流を促したり、痛みを緩和するといっ
発達障害の感覚過敏が味覚に影響する
発達障害の自閉症スペクトラム障害にみられる感覚過敏は、食事の内容に影響を与えることになり、中には感覚過敏のために極端な偏食になる例も少なくありません。食べることに直接的に関わってくるのは味覚過敏ですが、味覚以外にも食べられるものを制限するような感覚過敏が多く確認されています。 温かいものは温かく、冷たいものは冷たくして提供するのが料理の基本です。温かさの基準となるのは60℃です。温かいは80℃、
自分でできるツボ療法とメディカルダイエットの組み合わせ
メディカルダイエットの講習に参加した方から、「そんなにも自分でしなければならないことがあるのか」という反応をされることがあります。それは医療機関が肥満治療に使う医薬品を与えて、普段の生活を変えずに体脂肪を減らすことをメディカルダイエットと称して実施していて、それと同じことを医薬品を使わずにできることを期待していたのではないかと思います。日本メディカルダイエット支援機構が実施しているのは、特別な運動
発達障害の改善にはエネルギー産生のビタミンB群が必要
発達障害の自閉症スペクトラム障害にみられる感覚過敏の中でも対策が必要なものとして、味覚過敏の酸味の過敏について先に紹介して、酸味が強いクエン酸を摂ることにとって体内のエネルギー産生を高めることについて説明しました。クエン酸が有効であるといっても、酸味に過敏で、酸味があるものを食べられない人には、甘味など他の味でカバーするのも難しいということもあります。細胞のミトコンドリアの中のTCA回路の働きを高