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発達障害はゲーム依存症が出やすいのか

ゲーム依存症という言葉は、これまでは病名ではなくて社会的な呼び名のようなところがありましたが、これからは病気の一つとして治療対象になっていきます。このことを決めたのはWHO(世界保健機関)で、2018年5月に病気の名称と症状を示す国際疾病分類にゲーム障害を加えました。これを受けてゲーム障害の原因となるゲーム依存症も早期発見、早期治療の対象とされるようになったということです。 国際疾病分類によると


減塩料理なら安心して食べられるのか

塩分の摂取量が多くなると高血圧になるので、できるだけ減塩するように、ということが当たり前のように言われます。しかし、食塩感受性という言葉があって、食塩の感受性が高い人だけが食塩を摂ることによって血圧が上昇するもので、感受性が低い人は食塩を摂っても血圧が上昇しにくくなっています。感受性が低い人は高血圧の心配をしなくてよいのかというと、血圧が上昇する原因は複数あって、11種類もあると発言している研究者


発達障害児は薬が苦手な特別な理由

子ども用の薬は飲みやすいように作られているというイメージがあります。苦い薬は甘いコーティングがされています。しかし、重度の病気の場合には、わざわざコーティングを外している場合もあります。これでは通常でも飲みにくいことになりますが、発達障害の子どもの中には感覚過敏があり、味覚過敏のために薬を飲ませるのに親が苦労しているという悩みを聞くことがあります。 薬が苦いのは苦い成分が水に溶けにくいからで、水


身体の一番奥の回盲部のケアは大変だ

小腸は十二指腸から先の部分で、空腸と回腸に大きく分けられています。これに続く大腸は盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸を経て、肛門へとつながっています。小腸の太さは3cmほどで、大腸は6〜8cmの太さがあります。小腸の回腸から大腸へ盲腸では3倍近くもの太さの差があって、この太さの違いを解消してスムーズに通過させるように回腸と盲腸の間には弁があります。この部分は回盲部と呼ばれ、弁は回盲


発達障害児はパニック発作を起こしやすいのか

パニック障害とパニック発作は混同されやすいのですが、パニック発作はパニック障害の一つではなくて、パニック発作が起こって、この発作によって生活に支障が生じている状態になるとパニック障害と診断されます。パニック発作は何らかのきっかけがあって、突然に動悸、息苦しさ、めまいが起こってしまい、このまま死んでしまうのではないかと激しい恐怖に襲われるという特徴があります。 不安になったり恐怖を感じる出来事に直


残された人生でできる社会貢献は何だろうか

腸の健康に関わることを毎日、このコーナーで紹介してきましたが、これは日本メディカルダイエット支援機構の相談役であった久郷晴彦薬学博士の追悼の意味もあって、長く続けてきました。久郷先生は森永乳業の出身で、退職されてから亡くなるまでの32年間にわたって、講演や書籍、テレビ番組を通じて健康情報を発信してきました。久郷先生から聞いたことで強く印象の残っているのは“人生3倍論”です。20歳までは親の世話にな


発達障害児への間違った対応が悪化させる

発達障害の特性がわかっていれば、普通ではないと感じるような行動をする子どもがいても、温かく見守ってあげたり、危険や周囲への迷惑がなければ優しく接することもできます。ところが、子どもが急に思わぬ行動をすると叱ってしまう大人も少なくありません。その一番の原因は、発達障害が理解されていないことと、発達障害児の特性が理解されていないことです。 身体的な障害のある人の場合には、注意をすることが行きすぎて叱


健康情報メールは500号で終了するのか

日本メディカルダイエット支援機構の理事長が発信している健康情報メールは、厚生労働省などの官公庁の発表、国や大学などの研究機関の発表の中からピックアップして毎週1回発信しているもので、2010年4月の1号から数えて、2019年12月初めの発信で500号となります。休んだのは休日の関係で情報収集ができなかった1回と理事長が風邪で休んだ1回だけで、他には入院をしようがトラブルに巻き込まれようが途絶えるこ


「発達障害≠障害」が理解されていない

発達障害児の支援施設は、支援が必要な子どもの数に対して少なすぎることを、岡山県を例にして以前に紹介しました。岡山県の場合には1施設が50人を受け入れられるとすると7300人のキャパであるのに対して、発達障害児の総定数は2万4000人(子どもの数が約24万人の10%として計算)であるので、3人に1人も施設で支援が受けられないという状態となっています。岡山県は医療、福祉、教育が充実した地域で、大きな社


ロングブレスとボイストレーニングは同じなのか

ロングブレスが登場したときにはダイエット法の一つとして広まりました。俳優の美木良介さんが自身の腰痛の改善のために始めたもので、その長く息を吐く呼吸法が代謝を高め、インナーマッスルを強化するというので、ダイエット効果が期待されて、かなりヒットしました。そのロングブレスが高齢社会に対応するためにインナーマッスルを鍛えて、長生きするための呼吸法として取り上げられるようになり、人気のテレビ番組の中でも紹介