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洗浄した食器は熱くならないと除菌されない
業務用の食器洗浄機で使われる洗浄水は、水と書かれていても実際にはお湯が使われています。予備洗浄では低めの温度で洗い、洗浄水による主洗浄では温かいお湯で洗い、すすぎでは熱いお湯が使われるというパターンです。食器に付着した菌は食器の表面温度が71℃以上になると除菌されます。急に熱いお湯をかけても食器の温度は高まらないので徐々に温度を高めていくわけです。 このパターンで、それぞれの温度が決められている
食器の洗い方を見れば衛生状態がわかる
家庭用の食器洗浄機は、食器を詰めて洗っても汚れが落ち、除菌もされます。衛生というと殺菌という言葉が出てきますが、除菌は菌を殺すのではなく、あくまで取り除くだけです。除菌された菌が台所から、どこに行くのかという疑問も出てくるところですが、家庭用食器洗浄機なら流し台から菌を流してお仕舞いということでも大丈夫です。 これに対して業務用の食器洗浄機は取り扱いが家庭用とはまったく異なり、同じような洗い方を
子供でもマグロをおいしく感じる不思議
子供は味覚が単調で、成長するにつれて複雑な味も判別できるようになります。甘いものは重要なエネルギー源であるので、これを積極的に食べられるように幼いときには甘い味に敏感に反応します。味覚というと甘味、塩味、旨味、酸味、苦味の五味が基本となっています。甘味は糖質、塩味はミネラル、旨味はたんぱく質の味で、酸味は本来では腐ったものの味、苦味は毒物の味です。酸味と苦味は大人になってからおいしく感じる味です。
2人で1組のポールで歩く理由
ノルディックスタイルのウォーキングに使われるポールは2本で1組となっています。これを左右の手に持って、スキーのストックのように使って歩くもので、一般にはノルディックウォーキングとポールウォーキングに大別されています。ノルディックウォーキングは北欧で誕生したスポーツ感覚のポールを使ったウォーキングで、イメージとしては横にポールをついて後ろに押し出す感覚で、グイグイと前進していきます。ポールウォーキン
朝食抜きがダメなら夕食抜きはOK?
朝食を食べない人は20歳代、30歳代の男性で多くみられます。その年代に特徴的に多いというだけで、朝食抜きの人は全世代の男女で増える傾向があります。人間の身体は朝食と夕食を食べるように作られています。脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖で、脳の中の保持時間は15時間ほどとなっています。夕食でブドウ糖が多く含まれる主食(ご飯)を食べて、次に朝食を食べれば脳のブドウ糖が途切れることはありません。ところが、朝
酒を禁止されたら日本酒を飲まなければ大丈夫?
生活習慣病の予防・改善のために飲酒をやめるように、飲酒量を減らすようにと医師や栄養士から指導された人が、言われたとおりにやってくれればよいのですが、指導の内容を都合のよいように解釈するのは人間の常です。「酒をやめろ」と言われると、「酒とは日本酒のこと」と勝手な考えをして、焼酎を飲んでいたという人がいました。糖尿病の話をするときに日本酒には糖質が多く含まれるので、糖質が少ない焼酎のほうが血糖値は上昇
人は考える“足”である
「人間は考える葦である」と言ったのは、フランスの17世紀の思想家・数学者のブレーズ・パスカルです。エジプトのナイルの河畔に生えている葦は風が吹くとしなって風を受け流しますが、固い木は風が吹いてもしなりはしないものの強風では根元から折れてしまいます。それに対して葦は強風にも耐えることができます。人間は自然に対して無力であり、強者にも無力ではあるけれど、それに対応するために考えることで葦のように耐えら
そんなに食べていないのに太る理由
食事の量を大きく減らしているのに、たまには食事を抜くこともあるのに、なかなかやせない、中には少しだけれども前よりも太ったという人もいます。こういう人は食事について嘘の報告をしているのではないか、本人が気づかないうちに食べてしまっているのではないか、などと言われることもありますが、そういったことは実際に起こり得ることです。 身体のエネルギーバランスは食事で摂るエネルギー量と運動や日常的な活動で使う
ダイエットの言い訳
ダイエットが思ったように進まない人や、リバウンドしてしまった人がよく言うのは、自分のせいではない、周りや環境がよくなかったから、ということです。 ダイエットとは違う話ですが、歩いていて転んだ人は、ちゃんと歩けるのに「道が平らでなかったから」、「道がデコボコしていたから」と言い、道に問題がないと「靴が足に合っていなかった」、靴に問題がないと「靴ひもが緩んでいた」、靴ひもにも問題がないと「靴と靴下が
歩かないと歩けなくなる
歩く能力といっても、元気に歩けている人にはピンと来ないかもしれませんが、年齢を重ねて筋力が低下して、身体の揺れを調整するといった筋肉の能力が低下すると歩きにくくなり、転びやすくもなります。元気に自由に歩けている人にとっては、足の裏の運び、指の感覚などは気にしていないことでしょうが、だんだんと歩けなくなってくると、ちゃんと足の感覚を研ぎ澄ましていないと正しい歩行姿勢を保てなくなってきます。これは年齢