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シクロデキストリンは世界一小さなカプセル
このサイトの「サプリメント事典」の中にあるシクロデキストリンは、まだ広く知られていないのですが、実際は多くの食品に使われていることもあり、メディアから質問が多く寄せられます。メディアに理解してもらえないと、一般には広まらないので、質問には丁寧に答えています。 シクロデキストリンは環状オリゴ糖とも呼ばれていて、環状オリゴ糖の名前で花王のヘルシアやファンケルの大人のカロリミットなどに原材料として使わ
ダイエットには洋菓子より和菓子が良い?
女性誌のライターから質問が寄せられました。これまでも何度もあったことですが、「ダイエットするには和菓子がよいと言われますけど、それってエネルギー量が洋菓子より低いからですよね。同じエネルギー量だったら、どちらがダイエット向きですか?」というものでした。同じエネルギー量なら同じように太りそうな感じがするかもしれませんが、圧倒的に和菓子のほうが太りにくくなっています。 和菓子にも洋菓子にも砂糖が使わ
古酒は“褐色”とは限らない
日本酒のことを続けて書いていると、日本酒の突っ込んだ質問が寄せられるようになります。日本酒は新酒を有り難がる風潮があり、製造から半年も過ぎると古いと言って返品が相次ぐことがあるほどです。これに対して、古いほど有り難がられるのが“古酒”です。 日本酒は透明か少し色づいているものが古酒になると褐色になる、長く寝かせるほど色が濃くなるものというのが一般的な印象です。 寝かせるほど色づくのは米から出た
日本酒は日本の米だけで作られているのか
日本酒は日本で作られていると以前に説明しましたが、その原材料が「国産である」ということは触れていませんでした。というのは、原材料の酒米に輸入米が使われていることを知っているからです。輸入米は中国産、オーストラリア産、アメリカ産などがありますが、通常の食用米と酒米は種類が異なるので、あまり輸入品という印象がないようです。しかし、輸入米は酒米としても使うことができます。あまり旨い日本酒にはならないとい
20年間で食事によるエネルギー摂取量が減った
「平成27年国民健康・栄養調査結果の概要」が厚生労働省から発表されました。これを見て、ネットメディアから、「どこが新しい点ですか」との問い合わせがありました。国民栄養調査の時代から、ずっと変遷を見てきましたが、新しいことというと「社会環境の実態とニーズの状況」という重点項目が新たに発表されたところと、参考資料の「エネルギー及び主食・主菜・副菜に関連した栄養素摂取量の年次推移」です。 これまで各年
日本酒とビールの“生”
「生」というと加熱をしていない食品の代名詞となっています。日本酒の“生酒”は、まったく加熱をしていないものですが、通常の日本酒は搾りを行った後に火入れ(加熱処理)を行い、貯蔵をして瓶詰めの前に火入れをします。つまり二重に加熱処理が行われているわけです。だから、常温で保存をすることができます。 このことも、よくメディアから質問、問い合わせが寄せられています。 生酒のほかに“生”がつく日本酒が2種
日本酒とワインの産地
日本酒について醸造アルコールの話を書いたところ、日本酒が嫌いなのか、と聞かれました。好き嫌いではなく、本当のところを知って飲んでもらいたいという気持ちからの情報提供でしたが、本当のことを書くと嫌いなのかと思われるほど日本酒の中身を知らずに飲んでいる人が多いようです。 当法人の理事は今、人気急上昇中の酒米の雄町米の産地の岡山の出身で、その地は理事長も第二の故郷と公言しているほど日本酒好きです。雄町
リバウンドの本当の意味
ダイエットを扱った番組を見たメディア関係者から、「糖質制限をして痩せるとリバウンドするというのは本当ですか」という質問がありました。この答えをする前に、リバウンドとは何を指すのかという話から始めますが、リバウンドはダイエットをした後に体重が増えて元に戻ったことを一般には指しています。しかし、実際にはダイエットによって筋肉が減り、糖(ブドウ糖)と脂肪(脂肪酸)を燃焼させる筋肉のミトコンドリアが減るこ
コンニャクは水溶性食物繊維か
テレビ番組で、ダイエットが特集的に取り上げられた後には、これまで返答したメディアからの問い合わせが続きます。今回あった放送の後には初めての問い合わせもありました。2時間の糖質抜きダイエットの特集だったので、ツッコミどころ満載のようで、4種類の内容について13人からの問い合わせでした。 その一つは、前にも返答したことがあるコンニャクについてです。コンニャクは水溶性食物繊維なので、お腹も膨らみ、ダイ
純米酒と原酒
日本酒は米と麹、水を原料として作られています。吟醸酒、大吟醸酒が人気のようですが、日本酒好きは純米酒を好むといいます。ただ吟醸酒、大吟醸酒と表示されたものは醸造アルコールが加えられています。これは増量、品質調整、アルコール度数調整に使われるもので、吟醸酒や本醸造酒は白米の重量の10%以下の添加量と上限が定められています。 醸造アルコールというと、かつては“三倍増醸酒”なるものがあり、よくないイメ