最新情報

身体年齢49 早く歩かないと早く歩けなくなる

身体年齢が実年齢に比べて進んでいる状態、つまり実年齢よりも身体が老化している状態として目立っているのは下半身の筋力の低下です。全身の筋肉のうち平均的には下半身(ヘソから下側)に70%ほどがついています。 下半身の筋力低下は老化の指標であり、下半身の筋肉が減ってくると、初めの状態としては歩く速度が遅くなります。家族や友人などと歩いても、自分だけが遅れてしまう、他の人が早歩きをしたときにはついて


発達栄養123 咀嚼が影響する視覚過敏

噛むことと味覚、嗅覚、聴覚、触覚との関わりは理解しやすいかもしれませんが、視覚との関係となるとわかりにくいところがあります。発達障害に多く見られる視覚障害は、光を強く感じて見えにくい、視力に問題がないのに文字が歪んだり、一部の色が刺激的に感じるといったことが起こります。 この視覚過敏は文字が見えにくいことから判別がつきにくくて、理解に時間がかかり、文字を書くことにも時間がかかるということが起


Age free岡山44 5%の体重増減

健康の指標とされることがある“標準体重”は標準的な体重ではありません。“標準体重”は身長から割り出したもので、「身長(m)×身長(m)×22」で求められます。170cmの人は「1.7m×1.7m×22」で63.58kgとなります。 22は、日本人を対象にした健康度の調査で最も健康とされる範囲にあった人の身長と体重の割合です。170cm(1.7m)で体重が65kgの人の場合には約22.5となり


体と體の意味合いの違い

私の父母は、終戦後には小学生で、戦前教育と戦後教育の切り替えを体験してきた世代なので、教科書が急に変わったことについて、機会があるごとに聞いていました。冠婚葬祭のタイミングでも、親戚縁者から教科書の変化について、さまざまな体験談を聞かさせてきました。 終戦後の初登校の日に書道の道具を持ってくるように言われ、翌日の初授業のときに、教科書の中で戦前の“間違っていた”ところを筆で墨を塗って消したと


サプリ概論275 入浴と食事とサプリメントの組み合わせ

入浴の後に食事をすることで、体内で合成される脂肪の量を変えることができます。そのために重要になるのは入浴温度です。入浴温度によって自律神経の交感神経と副交感神経の切り替えが起こります。 高めの温度(42℃以上)では交感神経の働きが高まり、胃液とインスリンの分泌が抑えられるので脂肪合成が抑えられます。高めの温度での入浴の後に食事をすると、胃液が減って脂肪の分解が低下するために吸収量が減ります。


健康リテラシー1 健康リテラシーとは何か

リテラシー(literacy)は、文字や文章を読んで、内容を理解して文章を書く能力を指す言葉で、膨大な情報の中から必要な情報を引き出して活用するという意味も含んでいます。 今のように膨大というレベルを通り越して、情報が洪水のように押し寄せる時代には、情報を確認することも難しいような状態であり、押し寄せる情報の中から大切なこと、自分にとって重要なことを選択するのは容易ではありません。 ま


健康スポーツ9 バウンドテニス

バウンドテニスは、テニスと名がつけられている健康(生涯)スポーツですが、原型はラケットボールで、テニスと同様のルールで実施されます。テニスと卓球を合わせたような形ですが、実施方法としては極めてテニスに近くなっています。 バウンドテニスの発祥は日本で、メルボルンオリンピックの金メダリストの笹原正三さんによって考案・開発されました。 新たに誕生した健康スポーツの中ではテニス型のものは人気が


Medical Diet196 便通をよくしてダイエット

腸内環境を整えて、便通をよくするのは、積極的に食事を摂るためにも、身体を動かすためにも必要なことです。お腹の調子がよくない状態では食欲も湧きにくく、運動をするにも気力が起きにくいということにもなります。 便通がよいこと自体が代謝を盛んにして、ダイエットにもプラスになっていくわけですが、ダイエットを心がけるときには腸内環境を整えることも重要になります。 便通がよい状態というのは、腸内細菌


2023/9/6 我が胸に問うことができるまで待つ

新たなことに挑戦するとき、決断するのは自分であることはわかっていても、その決断がつかないことがあります。決断のためのアイデアや多くの方の体験談をうかがうことでの切り口を求めて倫理法人会に参加させてもらいました。 アドバイザーやコンサルタントを専門にしている方にも話をうかがいましたが、なかなかしっくりしない感じがあり、まだマッチングできていません。その原因は、相手にあるのではなくて自分のほうに


噛む噛むeverybody32 口腔の健康状態と労働生産性

口腔の健康状態と労働生産性の関連については、まだ研究途中であり、これからの分野とされてきたところがあります。 口腔の健康状態と労働生産性との関連について研究発表した安達奈穂子医学博士(東京医科歯科大学助教)は、歯科の健康が全身の健康に影響することを裏付けることに取り組み、口腔の健康状態のうち、どれが大きな影響を与えるのかを明らかにしようとして、歯周病、う蝕(むし歯)、う蝕を経験した歯の数、口