最新情報

代謝と糖尿病9 糖尿病と合併症の関係

「糖尿病ほど簡単な病気はない」ということは医師などが口にすることで、糖尿病治療に詳しい専門医からもよく聞かれることです。 糖尿病を簡単な病気と指摘するときに対比されているのは高血圧症です。高血圧症は原因が明確ではなくて、血圧が上昇する理由も明らかにはされていません。血圧が上昇する原因は11種類あるとされています。 それに対して糖尿病は、血糖値が一定以上に上昇することが原因で、血糖値で判


2023/2/1 なぜ岡山に移住

東京に住んでいたのは44年間で、6年前に岡山に移住しました。 故郷の新潟県柏崎市から大学入学に上京して、そのまま東京で仕事をしてきたのは、在学中に柏崎刈羽原子力発電所の建設が決まったことも影響しています。 東京にいたときには地方創生の仕事を大手広告代理店を通じて手がけていたのですが、その一つに岡山県和気町の地方創生の依頼があり、リサーチのために複数回現地入りをしました。その仕事も含めて


2023/2/1 ご挨拶

特定非営利活動法人(NPO法人)日本メディカルダイエット支援機構の小林正人です。 日本メディカルダイエット支援機構は、臨床栄養と運動科学の研究成果を教育と情報発信によって広く伝えることを目的に、2008年に内閣府認証によって設立しました。今年の4月から16期目となります。 設立以来、東京の本部を中心に全国を対象に活動してきましたが、6年前に私が岡山に移住したのをきっかけに、岡山を本部(


DNA Answer19 食べるべき「かきくけこ やまにさち」

食卓に並べて食べるべきものとして「まごわやさしい」という標語が以前から示されてきました。ま(豆)ご(ごま)わ(わかめ=海藻)や(野菜)さ(魚)し(しいたけ=きのこ)い(芋)の頭文字を並べたもので、和食を食べることで摂ることができます。 これは子どもが食べるべき食材ですが、「オカアサンハヤスメ」という子どもが食べる機会が多いものを減らして、代わりに食卓に並べたいものとして「まごわやさしい」が登


Medical Diet161 中性脂肪値と腸内環境の関係

中性脂肪は、脂肪酸3個が結ばれた形になっていて、体内の脂肪酸が増えるほど蓄積型の脂肪である中性脂肪が増えていきます。血液中の中性脂肪の量は中性脂肪値を測定することで確認することができます。 肉や魚、牛乳、卵などの食品に含まれる脂肪は中性脂肪で、これらの食品を多くは摂っていないのに中性脂肪値が上昇するのは普通に起こることです。それは一つには、脂肪細胞(内臓脂肪、皮下脂肪)に蓄積されている中性脂


ツイン・ウォーク31 免疫対策の歩き方

免疫は病気に打ち勝つ力と一般には表現されていますが、正確には「敵と味方を区別して、敵だけを攻撃すること」を指しています。免疫を司っているのは免疫細胞です。 身体を外敵から守る免疫細胞は、酸素を多く取り込むことで活性化します。免疫細胞も全身の細胞の一部であり、その中にはエネルギー産生を行うミトコンドリアがあります。ミトコンドリアは酸素を使ってエネルギーを作り出しています。全身の細胞で作り出され


発達支援推進28 社会的障壁を車椅子から考える

「発達障害がある人を、発達障害者(18歳未満は発達障害児)にしているのは、社会的障壁があるからで、社会的障壁がなければ発達障害者にならない」というのは発達障害児支援法の定義を解説したもので、機会があるたびに説明してきています。 発達障害の社会的障壁は、理解の不足による差別や制度上の問題、日常的な生活における困難さ、学習や就職などでの困難さなどがありますが、なかなか理解してもらえないことから、


supplement NAVI 10 資格認定講習への関わり

厚生労働省による「保健機能食品等に係るアドバイザリースタッフの養成に関する基本的な考え方について」の通知を受けて、複数の団体が養成に名乗りをあげました。日本臨床栄養協会がサプリメントアドバイザー制度を立ち上げることとなり、副会長の山本辰芳先生が制度立ち上げを担当して、そのサプリメント・健康食品の教育内容の担当として山本先生の研究所の主任研究員として小林正人が参加しました。 国立健康・栄養研究


健康あない人34 自律神経は勝手に調整されるのか

“桃太郎の桃”という言葉があります。桃太郎が生まれた、というか入っていた桃は一般に出回っているものではなくて、昔の桃だったという話はテレビ番組でも取り上げられる当たり前になりつつあるネタです。絵本に出てくる桃は先が尖っている品種で、今の軟らかくて、甘い桃に比べると別物です。 その話題を目にするために思うのは、意味がないことではないか、ということで、意味のない議論をすることは“桃太郎の桃”とい


代謝と糖尿病8 糖尿病の種類

糖尿病は、1型糖尿病と2型糖尿病に大きく分けられます。1型糖尿病は、膵臓でインスリンを合成するランゲルハンス島のβ細胞が破壊され、インスリンの分泌が大きく減るタイプで、インスリンを外から与える治療が不可欠となっています。破壊の原因としては、遺伝のほかにウイルス感染や、本来は自分の身体を守るための免疫細胞のリンパ球が誤って膵臓を攻撃する自己免疫が考えられています。 1型糖尿病は子供の糖尿病に多