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脳の健康寿命97 太っていると血圧が上昇
血圧は心臓から送り出された血液が動脈の壁に内側から与える圧力のことで、必要以上に圧力がかかっている場合を高血圧といいます。 正常な血圧であっても血管には相当の圧力がかかっています。120mmHgでも基準となる水銀の比重は水に対して13.5倍であるので、1620mmとなり、1m62cmも血液を押し上げるだけの圧力がかかっています。高血圧の初期段階は140mmHgなので1890mm(1m89cm)に
記念日7月26日〜8月1日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 7月26日 一正蒲鉾が7月26日を0726として、う(0)な(7)次(2)郎(6)の語呂合わせで「うな次郎の日」と制定。毎月26日は「プルーンの日」(サンスウィート・インターナショナル日本支社)、「風呂の日」(東京ガス)。 7月27日 スイカ愛好者が縞模様を綱に見立てて夏(7)の綱(27)の語呂合わせで「スイカの日」と制定。ディーエイチシーが、しっか
発達栄養50 腸内細菌の働き1
腸内には1000種類以上、約1000兆個もの腸内細菌が棲みついていて、その重量は1~1.5kgにもなります。腸内細菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌に大きく分けられています。日和見菌は腸内の環境によって善玉菌の働きも悪玉菌の働きもします。バランスがよい腸内環境では「善玉菌20%:悪玉菌10%:日和見菌70%」の割合になっているといいます。 善玉菌も悪玉菌も細菌の一種であり、エサとなる栄養源を取り込んで
サプリ概論202 疲労感を軽減する機能性表示食品
渡り鳥が長距離を休まずに飛び続けられるのは、鶏の胸肉に含まれるイミダゾールジペプチドというアミノ酸であることがわかり、これを活用して疲労感を軽減する機能性表示食品が開発されました。疲れやすい人の救いの一品として注目されていますが、機能性表示食品は消費者庁に届け出をしているので、その内容を見て、コマーシャルから受けるイメージと実際の製品に違いがあるのか、それともないのかを確認するようにしています。
Medical Diet123 血液の勢いを知っておきたい
血圧計というと、今ではデジタル式が普通のことで、水銀血圧計を目にすることは少なくなっています。しかし、血圧測定は水銀測定が基本となっています。血圧の単位はmmHgと表されていますが、Hgは水銀のことで、血圧が120mmHgというのは水銀を120mm押し上げる圧力で血管を圧迫しているということです。 水銀血圧計で測定すると、それほど大きな上下動の変化ではないので、血圧が弱く感じられるかもしれません
あくまでも噂話60「弱点克服の代謝促進物質1」
日本メディカルダイエット支援機構の研究の中心はエネルギー代謝科学です。全身の細胞の中にあるエネルギー産生小器官のミトコンドリアでエネルギーが作り出されるという仕組みを、いかに効果的に働かせるか、ということが一つのテーマです。もう一つのテーマは、作り出されたエネルギーを使った健康づくりです。 この研究が進んでいるなら、「さぞかし研究をしている人は太っていることがなくて、健康なのだろう」と言われるこ
エネルギー代謝17 インターバル式バウンド運動
有酸素運動と無酸素運動を繰り返すことによって、赤筋とピンク筋によるエネルギー代謝を高めていくことができます。有酸素運動と無酸素運動を繰り返す運動としては、マシントレーニングと足踏みを交互に30秒間ずつ繰り返すサーキットトレーニングがあります。サーキットトレーニングは無酸素運動によって筋肉の中に多くの酸素を取り込み、この酸素を有酸素運動で使って、効率よく脂肪のエネルギー代謝を高めていく方法となってい
脳の健康寿命96 認知症のリスクを高める高血圧
高血圧は認知症のリスクを高めることから、血圧を安定させることは認知機能の維持にも大切なこととなります。 高血圧であることが指摘されると、塩分を控えた食事を医師や栄養士から言い渡されることが多いことから、塩分に含まれるナトリウムが高血圧の原因と思われがちです。しかし、ナトリウムによって血圧が上がるタイプであるナトリウム感受性が高い人は高血圧患者の30%ほどだと言われています。ナトリウム感受性が高く
発達栄養49 大腸の働きと排出物
大腸は盲腸、結腸、直腸で構成される長さが約1.5mの管状の器官で、直径は小腸の2倍ほどあります。小腸で栄養成分を吸収された残りは、水分が多いために、まだドロドロした状態になっていますが、大腸の中で15時間ほどの時間をかけて水分が徐々に吸収され、最終的には適度な固さと量の便になって、肛門から排出されます。 直腸に固くなった便が送られてくると、その刺激が脳に伝わる排便反射が起こります。その結果、直腸
サプリ概論201 睡眠の悩みを解消する機能性表示食品
睡眠に関する機能性表示食品が増えています。それだけ眠りについて悩みを抱えている人が多くいて、需要があるからです。睡眠に関する素材としては、テアニンやGABA、乳酸菌などが有名ですが、DHAも使われるようになりました。DHA(ドコサヘキサエン酸)は体内で合成されない不飽和脂肪酸の一つで、以前は血液サラサラによる機能調整の素材として知られていました。 そのDHAの中でリン酸が多いものに脳の機能を高め