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感染拡大から考えるイベントの危険性
新型コロナウイルスは2m以内、30分以上が濃厚感染とされていることから、店舗での食事も感染経路となります。通勤時間も30分以上となると、これも危ないことになるのですが、最新情報では10分以上でも2m以内では濃厚感染となるという研究成果も発表されています。これだと短めの電車の中でも感染の危険があることになります。 感染の危険というと他人から感染することばかりに頭がいってしまいがちですが、感染してか
自閉症スペクトラム障害が道具を使うのが苦手な理由
発達障害の自閉症スペクトラム障害の人は、道具を使った運動や作業が苦手であるのは、道具を身体の一部のように感じられない可能性があることを、国立障害者リハビリテーション研究所と静岡大学の研究グループが研究成果をまとめて、世界発表しました。 研究グループによると、コミュニケーションに困難を抱える自閉症スペクトラム障害の人には球技や書道、工作などが苦手な傾向が見られ、周囲の理解を得られずに孤立することが
感染拡大から考える生活習慣病のリスク
新型コロナウイルスの感染は、ウイルスに打ち克つ力である免疫の強さにかかっていて、免疫が強ければ感染しにくく、感染したとしても身体の中に封じ込められて発症しないようにすることができます。感染症が治ったということが言われると、まるでウイルスが消えてしまったように感じるかもしれませんが、ウイルスは生き残っていて、その増殖と活動が抑えられて、あたかも消えてなくなったのと同じような結果になるということです。
血圧の正常値は変わったのか
適切な血圧というと、最高血圧が135mmHg、最低血圧が85mmHgとされてきました。最高血圧は収縮期血圧のことで、心臓から血液が送り出されて動脈に強い圧力がかかった状態の血圧です。最低血圧は拡張期血圧のことで、心臓から血液が送り出されていないときの血圧です。この数字が基本とされていますが、その背景となったのは1986年に岩手県大迫町(おおはさままち)で始まった血圧の測定と健康状態について調べた大
感染拡大から考える被害者と加害者の逆転
新型コロナウイルスの感染については、発生した中国からの旅行客が危ない存在と認識されて、その方々が感染の加害者で、日本人は被害者というのが、これまでの比較的共通した認識でした。なんだか中国人にだけ広がっているような感染症のような印象が抱かれがちでしたが、日本人は一方的な被害者ではなくて、日本人も感染源になりかねないということです。 感染して、すぐに発熱、咳といった症状が出てくれればわかりやすくて、
発達障害と勘違いされる発達性協調運動障害とは
発達障害と勘違いされることの一つに、発達性協調運動障害があります。発達性協調運動障害は「脳性まひや神経や筋肉の病気など、何らかの診断名がついていないにも関わらず、日常生活に支障が出るほどの不器用さがある状態」を指しています。わかりにくい表現をされていますが、簡単に説明すると、極端な不器用な状態で、靴の紐が結べない、平らなところでも転んでしまうということが起こります。 子どもに多くて、発達性協調運
感染拡大から考える外食のリスク
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、食事の形にも影響が出ています。これまでも外食が減って、中食が増えてきている傾向はありました。一般には中食は「なかしょく」と呼ばれていますが、本来は「なかじき」と読んで、昼食を意味する言葉でした。昼食は家で食べる内食もあれば外(家庭外)で食べる外食もあるわけですが、中食(なかしょく)は家庭外で調理された食品を買って持ち帰るか配達によって家庭内で食べる形態を指して
糖質の吸収阻害に関わる健康食品とメディカルダイエット
血糖値の上昇を抑制するには糖質の分解を抑えることと並んで、吸収を抑制することですが、糖尿病の医薬品には吸収を抑制するものはなくて、これには健康食品も効果的に使えます。糖質の分解を抑えるα‐グルコシダーゼ阻害薬を飲んでいる人は、それと同じ作用がある健康食品を使っても効果は期待できません。効果があるとしたら、ブドウ糖吸収抑制がある健康食品のほうです。 ブドウ糖が胃から小腸に早く運ばれると吸収も早くな
感染拡大から考えるウイルス感染
ウイルス感染といっても、今回のテーマは新型コロナウイルスの話ではなくて、コンピュータのウイルス感染の話です。しかし、このウイルス感染が新型コロナウイルスを利用してのこととなると、関係があるのかないのか判断がつきにくくなるかもしれません。新型コロナウイルスの蔓延から、日本でもマスク不足が始まりました。今年の冬は暖冬傾向で、花粉症の発生が早まっていることもあって、マスク着用は花粉症対策なのか感染症対策
シニアの発達障害は軽度認知障害と勘違いされることもある
発達障害者は年齢を重ねていくと、軽度認知障害と勘違いされるような症状がみられることがあります。軽度認知障害の特徴を知って、正しく判断するようにしてほしいものです。 認知症患者は462万人(2012年統計)、その予備群である軽度認知障害患者は400万人と推定されています。これを合わせた862万人は65歳以上の4人に1人の割合となっています。認知症と軽度認知障害の患者は高齢化が進む我が国においては増