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障害者を対象とした人間ドックの必要性
人間ドックは通常の健康診査よりも詳細な検査を行うことで、病気を早期に発見することが大きな目的とされています。それが発見されなかったかといって安心するのではなくて、現在の健康状態を確認することによって、健康的な生活を維持するために何をすればよいかを知る機会、生活の改善に取り組むきっかけとなることも期待されています。 人間ドックの検査項目は、血液検査、尿検査、便検査、血圧測定、心電図測定、超音波検診
発達障害児の知能指数は正確に検査されているのか
発達障害児は、発達障害ではない子ども比べると知能指数が低めであると考えられることが多いのですが、これには大きな疑問があります。知能指数を把握するための検査は、おおまかな知能の判断基準とされ、知的障害の診断や支援にも使われています。試験には複数の方式があり、方式によって30〜60分の検査時間が定められています。その時間に集中して試験問題を解くことができるのを前提としていて、発達障害児が、その時間、試
BMI22なら長生きできるのか
BMI(Body Mass Index)は身長と体重から肥満度を計算されるもので、体格指数とも呼ばれています。体重(kg)を身長(m)で2回割ることで求められます。体重が62kgで、身長が1.68m(168cm)なら約22となります。22は理想的なBMIとされていて、これが適正体重とされていたことから、生活習慣病病のための目標として“BMI22”は常に言われ続けてきました。この数値は日本肥満学会も
発達障害児の知能指数は低いのか
知能指数はIQ(Intelligence Quotient)は、知能検査の結果を数字で表したもので、一般には高いほど知能が高いこと、低いほど知能が低いことを表しています。知能指数の標準得点の中央値は100で、85〜115の間に約68%が収まり、70〜130の間に約95%が収まるとされています。 発達障害児を受け入れる支援施設は、発達障害だけがみられた子どもだけを受け入れるところと、他の障害があっ
社会福祉連携推進法人とは何だろうか
厚生労働省は、社会福祉法人が大規模化や協働化に円滑に取り組めるように、検討会を設けて、「社会福祉法人の事業展開等に関する検討会報告書」を発表しました。社会福祉法人の大規模化や協働化の方法として、社会福祉協議会による連携や社会福祉法人の法人間の連携、社会福祉法人を中核とする非営利連携法人制度の創設、希望する法人が合併・事業譲渡に円滑に取り組めるような環境整備を提言しています。 この中でも重要な事項
発達障害の感覚過敏は五感だけなのか
発達障害の感覚過敏というと、自閉症スペクトラム障害にみられる特性ですが、視覚、味覚、嗅覚、聴覚、触覚の五感の過敏について語られることが一般的です。しかし、感覚過敏というのは、いわゆる伝統的な分類の感覚だけではありません。この五感こそが感覚のすべてというような表現がされていることもあるのですが、これ以外にも感覚過敏はあります。 その感覚過敏について紹介するときに、例としてあげられているのが発達障害
障害者と健常者が一緒に楽しめるユニバーサルスポーツ
バリアフリーとユニバーサルの違いについては、わかっているようで区別がつかないという人が多いようです。バリアフリーは障害者や高齢者が障害となる物理的な障壁を取り除くことで、ユニバーサルは障害者も、それ以外の人も同じように過ごせることを指しています。ユニバサールの立場で健康づくりに取り組む中で、注目をされているものの一つにユニバーサルスポーツがあります。 ユニバーサルスポーツについては、日本福祉大学
発達障害の高機能自閉症は子どもでは気づきにくい
発達障害の自閉症スペクトラム障害は、他人との交流を避ける、空気が読めない、人付き合いが苦手という特徴があります。言葉の発達の遅れがみられることはあるのですが、会話のやり取りがうまくできない、相手の表情を読み取れない、相手の気持ちが理解できないといったコミュニケーションがうまくとれないことが大きな特徴とされています。 コミュニケーション能力に問題があるだけではなくて、強いこだわりがあり、自分なりの
1日に30食品を食べるのは簡単か
人間は少ない種類の栄養素だけで生きていけるようにはなっていません。ビタミンだけでも代謝には、すべての種類が必要となります。糖質がブドウ糖に変化するときには特に必要はないのですが、ブドウ糖がアセチルCoAという代謝物質に変化するときにはビタミンB₁、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸が必要になります。脂質が脂肪酸に変化するときにはビオチンが、脂肪酸が脂質に戻るどきにはナイアシンが必要になります。そし
発達障害児を叩いて危険回避することもある
人前で子どもを叩く行為は、今では虐待そのものであると考えられるようになっています。虐待防止法が改正され、2020年4月からは親がしつけに際して体罰を加えることは禁止されます。子どもを戒めることを認めた民法の懲戒権も2年をめどに、あり方が検討されることになっています。懲戒権は体罰を容認する口実になっているとの考えによるものですが、しつけでも懲戒でもなく、注意喚起のために子どもを叩くという行為はどうな