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片足立ちで靴下が履ければフレイルにならないのか
年齢を重ねてくると、普通に片足立ちをしてバランスを取ることが、だんだんと難しくなってきます。目を開いてなら片足立ちができても、両目を閉じてとなると、高齢者でなくても数秒しか立てないという人も少なくありません。目を閉じての片足立ちはバランス感覚や反射神経などをチェックするために行われるものですが、目を開いたままでの片足立ちは筋肉量、筋力をチェックするために行われるものです。 ロコモのチェック法の第
発達障害と勘違いされがちなHSC その2
HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)は専門家でも見逃し、勘違いすることもあることから、チェック法として4つの性質があげられていて、この項目はDOESと呼ばれています。 Depth 深く考える □察しがよい □じっくり考えるために慎重になる □物事の本質を突く発言をする Overstimulation 過剰に刺激を受けやすい □大きな音や光が苦手 □痛みや暑さ寒さに敏感 □楽
脂質異常症は夕食後のウォーキングで改善するのか
脂質異常症の改善には有酸素運動が有効であることが医療現場でも紹介されています。有酸素運動は、酸素を体内に多く取り込むことによって、細胞のミトコンドリアでの脂質代謝を高める作用があるのは間違いないのですが、いつ実施するのがよいのかということについては意見が分かれています。しかし、脂質異常症をテーマとしたテレビ番組では、脂質異常症の改善に取り組む人が夕食の後にウォーキングしていることを取り上げ、その人
発達障害と勘違いされがちなHSC
発達障害の自閉症スペクトラム障害は、ハイリー・センシティブ・チャイルド(HSC)と勘違いされることがあります。HSCは、生まれつき周囲の刺激や他人の気持ちに非常に敏感なために疲れやすく、傷つきやすい子どものことで、アメリカの心理学者のエレイン・N・アーロン博士が、この概念を初めて打ち出しました。国籍や性別に関わらず、5人に1人の割合で存在しているとされていますが、これは生まれ持った気質であって、病
検査結果が改善したら肉を食べてもよいのか
脂質異常症をテーマにしたテレビ番組で、脂質異常症と診断された人が食事の改善を指示されて、「脂肪が多く含まれている肉を食べないようにした」と話しているシーンが映し出されていました。脂質異常症は高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症のいずれかとなっているときに診断されるもので、以前は高脂血症と呼ばれていました。高中性脂肪血症と高LDLコレステロール血症は数値が高いことで
発達障害者は社会的障害に向き合うチャレンジャー
「発達障害は障害ではない」と日本メディカルダイエット支援機構は事あるごとに主張しているのですが、これが通じにくい理由は固有名詞にあります。発達障害は病名になっていて、法律名でも発達障害者支援法となっています。障害という名称を使うなら、障害者の一定の雇用を義務づける障害者雇用促進法にも発達障害者を入れてほしいところなのですが、他の障害もないと発達障害だけでは対象者とはなっていないのが現状です。 障
LDLとLDLコレステロールは同じなのか
NHKの健康をテーマにしたバラエティ番組で、脂質異常症をテーマとして医師や患者も登場して、幅広く紹介していました。一般向けの番組なので、わかりやすくすることを心がけているのは伝わってくるのですが、気になったのは「LDLコレステロール=悪玉コレステロール」と表記されていたことです。コメントをする複数の専門家は“LDL”という言葉は使わずに、全員が“悪玉コレステロール”のほうを使っていました。これは専
発達障害の感覚過敏は自律神経の調整を乱すのか
発達障害は自律神経の調整が乱れがちであることが指摘されています。自律神経の乱れは五感に影響されることが知られていて、発達障害の自閉症スペクトラム障害に多くみられる感覚過敏は自律神経の乱れを悪化させるのかという疑問があげられることがあります。自律神経の乱れを起こす大きな原因として指摘されているのは睡眠のリズムです。決まった時間に入眠して、決まった時間に起床して生活リズムが整えられていると、自律神経の
障害は「障がい」と表記すべきなのか
発達障害児の支援に取り組んでいる日本メディカルダイエット支援機構は「発達障害は障害ではない」と常々主張しています。これに対して「障がい」と書いたほうがよいのでは、と言われることがあります。“害”という文字は危害、公害、害虫にも使われて、悪い結果や影響を及ぼす物事というイメージがあるために、障害者の差別につながるという考えもあって「障がい」という言葉が使われることがあります。 このきっかけとなった
発達障害は不快を感じる嗅覚が敏感
人間の五感の視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚のうち、80%ほどは視覚からの情報となっています。視覚が奪われると聴覚、嗅覚が敏感に反応するようになります。味覚も触覚も心地よい体験があった場合には、それが記憶として残されていて、過去によくない記憶があると心地よくないどころか、不快に感じることもあります。 ところが、嗅覚だけは過去の記憶の有無には関係がなく、心地よい“匂い”は誰にとっても心地よくて、不快な