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ほしがりません“カツ”までは

高校野球では「以前は“敵に勝つ”にちなんで、ビフテキ(ビーフステーキ)とトンカツを試合前に食べていた」という話があり、野球中継の中でも紹介されたことがあります。以前にということで昔の話、今はやっていない話と思っていたら、今も縁起担ぎで牛肉のステーキと豚肉のカツを朝食で食べてから試合に臨んでいるチームがあるというので驚かされました。 肉は重要なエネルギー源であり、動物性のたんぱく質と脂肪は身体を丈


生活習慣病対策の言い訳

ラーメンを食べるときにコップの水を入れている人を見かけました。味が濃かったのかと思って聞いてみたところ、高血圧で塩辛いものを食べてはいけない、汁物の塩分も控えるように言われているので薄めているのだということ。それはわからないではないと思って、食べ方を気にしていたら、ラーメンの麺をすべて食べたあとに、スープもすべて飲んでしまいました。 塩辛いものを食べないように指導した医師か栄養士は高血圧対策にス


冷えやすい体質の日本人のための入浴の効果

日本人は体内での熱産生が少ないために血液が温まりにくく、温かな血液が次々に送り込まれてこないと体温が低くなります。血液の温度が低いと内臓も腸内の温度も温まりにくく、これが日本人の体質的な弱さの原因となっています。体熱を作り出しているのは細胞内のミトコンドリアで、全身の細胞で発生したエネルギー物質のうち50%ほどが体熱として使われています。 身体を温めるには運動や身体を温める食品の摂取、温かなもの


飲酒対策には三大ヒトケミカルが有効

お酒を飲むと肝臓で脂肪が合成されます。肝臓には脂肪酸合成酵素があり、アルコールの作用によって脂肪酸が多く作られると、脂肪酸3個とグリセライド1個が結びついたトリグリセライド、つまり中性脂肪が合成されます。中性脂肪は血液中を流れるとともに体内に蓄積される脂肪となっています。日本人は食事による脂肪の摂取が歴史的に少なかったことから、脂肪が合成されやすい体質で、飲酒をすると合成が進みやすくなっています。


高齢者は筋肉が増えにくい

高齢者は運動をしても筋肉が増えにくく、日本メディカルダイエット支援機構で高齢者の運動事業に取り組んでいるメンバーは、運動の効果が現れにくい人は30%ほどにもなると実感していると話していました。高齢者では筋肉がつきにくい理由として、運動によってコラーゲンを増やしていく線維芽細胞の活性度が低くなることがあげられています。線維芽細胞を活性化させるためにはコエンザイムQ10が重要であることが知られています


心拍数を高めるとミトコンドリアが活性化する

高齢者は1日に8000歩を歩くとともに、そのうち20分間の中強度の歩行を行うことが生活習慣病を予防し、平均寿命、健康寿命ともに延ばしてくれることが研究によって明らかにされています。中強度の歩行というのは「速度を高めながらも話しながら歩ける強度」と言われていますが、数値を示すと「心拍数110」とされています。 この心拍数になる速度で歩くと、酸素が不足した状態となって、通常では酸素を使って体内で行わ


日本人の免疫が低い理由を考える

血液の温度が低いことは免疫にも大きな影響を与えます。「体温が1℃下がると免疫が30%低下する」という話が広まり、医科学の専門家にも支持者が広がっています。体温は血液の温度に左右されています。体温が1℃低ければ、という話は、そのまま血液の温度が1℃低いということにつながります。日本人の血液の温度は約38℃で、それよりも1℃ほど高い欧米人と比べたら、免疫が30%低いことになるということです。 免疫細


冷える=体内エネルギーが少ない

日本人は冷えやすい体質であることが知られています。身体が冷える人も温かい人も血液の温度に大きな差はありません。日本人の場合は38℃前後です。この温かな血液が全身に送られ、皮膚からの放熱によって体温(皮膚温)が36〜37℃ほどになります。身体が冷える人も血液の温度が変わらないということは、血液の循環がよくない状態の人が冷えを感じる、実際に冷えていることになります。 血液の温度を高めるためには血の巡


メディカルダイエットと未病の関係

未病は“未だ病ならず”という意味で、病気の予備群と認識されることが多いようです。ある漢方系飲料のメーカーが未病をテーマに冷え対策をアピールしたコマーシャルを展開してきたことから、「未病=冷え」と思っている人も多く、冷えは病気の原因、身体が冷えなければ病気にならないと捉えている人も少なくありません。 未病とメディカルダイエットの関連性というテーマで話をすると、ダイエットをしたら冷えるのでは、とか、


日本人は乳酸菌の健康食品が効きにくい

乳酸菌の健康食品は腸内細菌の善玉菌と同じ働きをするので、乳酸菌を摂ることは善玉菌を増やしたのと同じように腸内環境が整えられる、とよく説明されています。これは間違いではないのですが、生きたままの乳酸菌は腸内では1〜2日ほどしか生きられないので、乳酸菌がそのまま善玉菌になるのではありません。乳酸菌は酸性の代謝物を出して、腸内を酸性に傾かせていきます。善玉菌は酸性の環境で増えやすく、その環境では悪玉菌は