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完全食は本当に完全なのか
おいしく感じないと栄養素の吸収が高まらないという前回の話を受けて、これだけ食べておけば大丈夫という食品や料理はあるのか、という話をします。1日に30食品を食べることがすすめられたことがありますが、これは1つの食品で1日に必要な栄養素を摂ることができないということを示しています。30食品の成否については別の機会にしますが、「これを食べれば1日に必要な栄養素の3分の1が摂れる」というキャッチフレーズで
健康成分が含まれていれば効果があるのか
テレビの料理番組で材料を紹介するときに、必ずといってよいほど食材に含まれている健康効果がある成分について話す管理栄養士がいます。それが事実であれば、特に問題がないように思っているから放送されているのだと思われますが、その健康効果が血圧や血糖値を下げること、血液サラサラとなると、料理に使われる材料の分量が気になってしまいます。どんなに効果がある成分であっても、その量が少なかったら望むような結果を得る
文化性のない食事は“エサ”なのか
食事は「食文化」という言葉が使われるように、文化性が求められます。生命維持や活動に必要な栄養成分を摂るだけなら基本的なエネルギー源(糖質、脂質、たんぱく質)にビタミン、ミネラルなどのサプリメントを加えることでも可能でしょうが、食事には栄養摂取、食品の機能性獲得に加えて、おいしさも重要です。おいしければよいということではなくて、味のほかに見た目、香り、食感、喉越し、胃の満足度なども重要なポイントとな
ダイエットの“ご飯論法”
2018年の新語・流行語大賞の候補の中に「ご飯論法」がノミネートされていました。これは「朝ご飯を食べたかという質問に対して食べていないと答え、ご飯は食べていないがパンは食べた」というような論点が通らない答弁を指しているものです。国会中継を見ていると、そんなシーンを目にします。 朝ご飯を食べたかという話はダイエットの指導でもよく出てくることで、女子大生が朝食を食べていないというので、なぜ必要なのか
日本人はインスリンが不足しやすい
前回のインスリンの話の最後のほうに、「糖尿病患者にはブドウ糖や脂肪の取りすぎを抑えるための食事制限」ということを書いたら、こちらが予想していたとおりの質問がテレビ局のディレクターからありました。糖尿病に影響するのはブドウ糖であって、脂肪は間違いではないのか、という質問内容です。そう考えるのも普通に考えれば当然かもしれませんが、膵臓から分泌されるインスリンにはブドウ糖を細胞に取り込む働きのほかに、肝
インスリンが充分なら血糖値は安定するのか
糖尿病は「インスリンの分泌量が不足しているか、インスリンが足りていても作用不足のために血糖値が上昇する病気」と一般には説明されています。前者だけなら理解しやすいのですが、後者は理解できないという人も少なくありません。インスリンが足りなくても足りていても糖尿病になるというのは、健康に関心を持って勉強している方でも、なんとなくわかっても、説明はできない、ということがあるようなことです。 膵臓から分泌
個人の質問なのに全員に向けて説明をする理由
講習会やセミナーで質問を受けたときに、質問者個人に返答をして理解してもらうようにするのは当然のことですが、日本メディカルダイエット支援機構では、できるだけ多くの方に役立つような返答にさせてもらっています。そのやり方に対して、「自分の質問に答えてくれていない」と立腹されたことがあります。私たちとしては、しっかりと疑問点を解決する返答をした後に、これと関連して参加者全員に(とまではいかないものの)役立
脂肪酸が合成されると中性脂肪になる理由
これまで何度かインスリンの分泌と脂肪酸合成について触れてきましたが、そろそろ質問があるだろうと思っていたタイミングで、「脂肪酸が合成されて、中性脂肪が脂肪細胞に蓄積されるというところがわからない」という説明を求めるメール連絡がありました。脂肪酸というのは脂肪を構成するもので、諸説はあるのですが、炭素数が2〜4個のものは短鎖脂肪酸、5〜12個のものは中鎖脂肪酸、それ以上のものは長鎖脂肪酸と呼ばれてい
糖尿病患者は低めの温度の入浴がよいのか
交感神経を刺激する入浴法と糖尿病についての関係性について前回、紹介したところ、また雑誌記者からメールが入りました。「副交感神経の働きが盛んな状態だと、どうなるのか」ということで、これは日本メディカルダイエット支援機構がメディアに呼びかけている注意喚起につながることなので、さっそく返答しました。自律神経の副交感神経は心身ともにリラックスさせる作用があり、夕方以降に働きが盛んになります。夕食を食べる時
インスリンをコントロールするダイエット法は危険なのか
「インスリンの分泌量をコントロールする方法で、それによって脂肪細胞の中に蓄積される中性脂肪の量を減らす方法は、普通の方には効果があっても、糖尿病の方にとっては危険なことにもなりかねません。」とテレビ番組について、このコーナーで取り上げたところ、具体的な実例を示してくれ、というメールが入りました。発信者はテレビ関係者ではなくて、月刊誌の記者でした。 例として示したのは日本メディカルダイエット支援機