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お酒が許される糖尿病患者の条件とは
糖尿病患者は間食の甘いものが禁止されるという話を前回したときに、お酒のほうが禁止は守られやすいという話をしたところ、すぐに雑誌の編集者から質問がありました。禁止されるといっても、中には許可される場合もあるということに反応したのです。糖尿病患者で、飲酒が許可されるのは、まずは血糖値のコントロールがうまくいっていることが大前提の条件となります。大前提が少しでも崩れていたら、絶対に飲酒は許可されません。
なぜ糖尿病患者は糖にだけ甘いのか
糖尿病は高血糖状態が続くことで、膵臓から血糖値を下げる作用があるホルモンのインスリンが出続け、そのために膵臓が疲弊して、急にインスリンの分泌量が大きく低下します。これが糖尿病の始まりです。糖尿病を改善するためには、血糖値が大きく上昇しないようにすることと同時に、血糖値が低くなる時間を長くすることが必要になります。血糖値が低い時間帯には、膵臓を休めることができます。休めば、それで回復ができるとは限ら
糖尿病は「しめじ」が出なければ病気ではないのか
ここのところ糖尿病の話ばかりしているので、交流しているテレビのプロデューサーから「糖尿病になったのですか」と連絡が入りました。糖尿病ではなく、糖尿病の研究をしているだけで、健康寿命延伸による地方創生に関わっていると、嫌でも糖尿病患者と家族、糖尿病の治療に関わる専門家との交流が増えていくので、問題点を実感させられる機会が多くなっているだけです。 理事長の父親は42歳の厄年に糖尿病になり、祖父も糖尿
経歴を自慢話にしないために、という話
言い方がよくなくて、せっかくの話が伝わらなくて、なんだか面白くないセミナーや講演になるというのは、よくあることです。それなら、少し評判が悪くなる程度で済むのですが、相手が反発して元も子もなくなるということもあります。まずは、評判に関わる話のほうからさせてもらいます。 日本メディカルダイエット支援機構の相談役である薬学博士の久郷晴彦先生は、「講演で知らない言葉が三つ出てくると聞いてくれなくなる」と
ダイエットはヘルスケアなのか
ダイエットというと、なんだか“いかがわしい”ムードが漂う言葉と思っている人は少なくありません。私たちが日本メディカルダイエット支援機構の立ち上げを考えて、各方面に説明をしたときには「たかだかダイエットなのに“メディカル”はないだろう」という反応が多く、「メディカルダイエットという言葉は医学界に失礼だ」という反応さえありました。それが今ではメディカルダイエットは独立した言葉として浸透しています。「私
糖尿病患者に認知症が多い理由
糖尿病は、尿に糖が混じるのは、あくまで身体の二次的な反応であって、根本は細胞のエネルギー源になるブドウ糖が取り込まれないために、血液中のブドウ糖が濃くなることです。そのために尿に混じるブドウ糖が増えるし、血糖値も高くなります。ちなみに、血糖は血液中のブドウ糖のことで、その量が多いと糖尿病と診断されます。全身の細胞に必要なエネルギー源となるブドウ糖が充分に取り込まれないということは、細胞にとっては栄
脳の活性化にはブドウ糖を摂ればよいのか
糖質、脂質、たんぱく質は三大エネルギー源で、エネルギー代謝のときには、それぞれブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸に変化してから使われています。この3種類以外は細胞の中でエネルギーとはならないので、食事で摂る必要があります。全身の60兆個以上の細胞のうち脳細胞だけは特別な存在で、ブドウ糖しかエネルギー源として使うことができません。ブドウ糖が含まれた糖質が不足すると、脳が充分に働くことができなくなります。砂糖
健康ダイエットの伝え手の“若い人”が減っていく
高齢者が増える話ばかりが続いていたとき、雑誌記者から「少子化のほうの日本の健康事情への影響は」という質問が寄せられました。2018年は後期高齢者が前期高齢者の数を初めて上回る分岐点の年であり、これから高齢者は全体的に増えるけれど、さらに75歳以上の後期高齢者は急激に増えていくので、高齢者の数の増加を気にするよりも、高齢者の高齢化を問題にしなければならない時代となりました。 それと同時に、2018
「あまたある」は、どれくらいを指すのだろうか
「あまたある」という表現を国会でした方がいて、その数を聞かれたら二つだったという返答があったときに、雑誌記者からLINEが入りました。「あまたは、いくつが常識ですか」という質問に、うちは辞書か、と思ったりもしましたが、これをきっかけにして健康の話をしてやろうという考えもあって返答しました。 「あまた」は漢字では「数多」と書きます。数が多いということで、1個や2個ではないだというというのが普通の感
食事療法は自分で知識を得るしかないのか
食事療法は英語では「diet」と表現されることもあり、私たちのところに食事療法に関する番組を作っている関係者からコメントを求められることがあります。今回の話のネタとなる問い合わせをしてきたディレクターから、「どうしてドクターは独特の食事療法を展開しているのですか」と聞かれました。糖質制限に対する私たちの考えに対する質問ですが、医学的な話になると、ほとんどといっていいほど共通したコメントをしているの