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タバコをやめると太るわけではない
タバコとダイエットについては何度も触れてきているのですが、いまだに「タバコをやめると太る」「太るくらいならタバコを吸い続ける」ということを言う人がいます。タバコを吸うと太りにくくなるのは確かです。しかも食後の一服は胃が楽になって、さらに食べた割には太らないので、タバコに依存したくなる気持ちはわからないでもありません。しかし、これは正常な身体の反応ではなくて、タバコの健康被害の分も加味すると、あまり
炭酸水は太るのかやせるのか
ダイエットのために食べていたのに、飲んでいたのに、かえって太ったという話は、この業界ではよく耳にすることです。スポーツ飲料は脂肪燃焼のためのエネルギー補給になるという話があって、ある程度の糖分を摂ってから運動をすると、この糖分(ブドウ糖)が運動時の代謝を高め、その後に脂肪の代謝が続くので、ダイエット効果があるのは確かです。 しかし、スポーツ飲料という名前が示すように、運動をするときに飲むものであ
地域の特産物だけでダイエットできるか
メディカルダイエットという名称のために得をすることもあれば損をすることもあります。「ダイエットとメディカルダイエットは違う」という説明を、いちいちしなければならないことなどは別に損と感じることもありません。 メディカルダイエットが示す中身は、やせるダイエットから生活習慣病予防のための健康法、体質改善まで守備範囲は広いほうです。例えば、日本人特有の体質の弱点をカバーして、生活習慣病に関わる検査数値
副作用のないサプリメントとは
サプリメントは食品です。だから、「いつでも、好きなだけ摂ってもよい」ということを表示している販売会社もありますが、これは、ほとんどの場合、間違いです。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では上限値も定められています。もともとは不足しないように推奨量を知るために活用されるものですが、多く摂りすぎると健康被害が出ることもあります。過剰摂取が懸念される脂溶性ビタミンの場合には推奨量の2倍程度までに抑える
サプリメントと健康食品は何が違うのか
サプリメントと健康食品は同じものという考えと、違うという考えがあります。日本メディカルダイエット支援機構では、サプリメントの知識の検定を実施しており、このサイトにはサプリメントを解説する「サプリメント事典」を掲載しています。これを見て、「サプリメントと健康食品は同じものと考えているのか」との質問をメディア関係者から受けたことがありますが、これはタイトルとして使っただけで、同じではなく、違うものとい
アクティブリラクゼーションのすすめ
リラクゼーションというと身体を休めることが主になり、そのためにできるだけ身体を動かさないようにするものと思われています。しかし、身体を動かすことによってリラクゼーション効果を高める方法があり、これはアクティブリラクゼーションと呼ばれています。 一般的なイメージのリラクゼーションは休養です。「1日に30分間の休養時間を作ろう」という目標が厚生労働省から示されたことがあります。いつ休養してもよいので
「魚を食べろ」で食事指導は終わっていいのか
良質なたんぱく質を摂ったほうがよい人、血液サラサラ系といわれる脂肪酸を摂ったほうがよい人に対して、「魚を食べるように」という食事指導がされます。どんな魚を、どんな料理にして食べればよいのかを説明してくれないと、魚なら何でもいいだろうと、好きなものだけを食べるようなことにもなります。魚が嫌いだからと魚の代わりにDHAやEPAといった魚油の脂肪酸のサプリメントを摂っている人もいます。 以前の魚偏の漢
支える人を支えるための福利厚生の存在意義
高齢社会は支える側も支えられる側も大変です。「今はまだ高齢化社会で高齢社会ではないのでは」という質問メールを受けました。これは私たちが事あるごとに「高齢社会」と繰り返し使っていることへの反応の一つです。“高齢化”という言葉は“少子”とセットで“少子高齢化”と使われ、頻繁にメディアにも登場することから、高齢化が正式の言葉のように思われているかもしれませんが、私たちは遠慮ぎみに“高齢社会”を使っていま
女性の長寿1位と2位の生活習慣の違い
岡山県の女性の平均寿命(平成27年データ)は87.673歳と第2位で、トップの長野県の87.675歳に肉薄しています。以前は下二桁までしか発表されていなかったのですが、岡山県の女性の平均寿命が、あまりにも激しく追い上げてきたために、下二桁だけでは同じになってしまうことから、初めて下三桁までが発表されました。2県の差の0.002歳というと1年365日で割ると1日分の差にもなりません。計算上は18時間
社員が買いたがる社内販売
ある健康食品会社の社長と話していたときのこと、「うちの社員は自分のところの商品を使ってくれなくて……」と嘆いていました。社長は開発者でもあって、商品には自信を持っていて、それなりに売れているので効かないわけがないのに、なぜか社員が使ってくれないということですが、売れているというなら“効くと販売トークとして言うだけで本人が信じていないのか”それとも“社長を除いた全社員がよほど健康なのか”、どちらかで