最新情報

あくまでも噂話78「予定稿もゴーストライターの仕事」

報道記事というのは、事実としての出来事が起こってから書くものというのが一般的な認識ですが、それでは間に合わないこともあることから、先に仮の原稿を書くことがあります。いわゆる予定稿ですが、あとになって予定稿が出てきて、「筋書き通りの出来事が起こった」などと言われることがあります。しかし、その多くは、事実が起こった瞬間に消されるべき予定稿が残っていたというだけのことです。 これをもって、筋書きに


健康あない人14 救急車は無料ではない

コロナ禍で救急車が呼んでも来ない、来ても受け入れの病院が見つからないということがありましたが、これは救急車の料金が関係しています。公的な救急車は無料ですが、今では民間の救急車も増えてきて、実は多くの費用がかかっていることを知るきっかけとなりました。民間救急車はタクシーと同様の料金制度で、初乗り料金と、距離または時間によって加算される料金があります。 地域によって金額は異なっていて、初乗り料金


エネルギー代謝35 エネルギーコントロールvs.エネルギー代謝

臨床栄養の世界に関わり、日本臨床栄養協会の機関誌「New Diet Therapy」の編集をしていたときに、当たり前のように飛び交っていたのが「エネルギーコントロール」という言葉でした。摂取エネルギーが多くなりすぎることによって発症して、治療にも影響する生活習慣病の高血圧症、糖尿病、脂質異常症(高中性脂肪血症、高LDLコレステロール血症)はエネルギーコントロールの対象であり、そのための食事療法はエ


発達栄養67 発育途中の味覚に関する特徴

子どもの成長は外見から確認することができますが、内臓を中心とする消化器官は発達が遅く、塩分、糖分、脂肪の摂りすぎは内臓にダメージを与えることになります。また、未発達のうちは刺激物である辛いもの、しょうが、にんにく、ネギなどを食べると内臓に強い負担がかかるようになります。薄味を心がけることは内臓の負担を減らして、正常な消化、吸収、代謝の機能を保つための配慮となります。 発育途中の幼児は味覚が大


サプリ概論219 エラグ酸の機能性表示食品

アフリカマンゴノキ由来のエラグ酸を用いた機能性表示食品には、肥満気味の方の体脂肪、中性脂肪を減らすことをサポートして、高めのBMI値の改善に役立つことが報告されています。報告されています、というのは、それが使われた製品で試験をして得られた結果ではなくて、研究論文に基づいて消費者庁への届け出をした製品です。 エラグ酸は天然のポリフェノールで、サプリメントにはアフリカマンゴノキの種子に含まれるも


Medical Diet140 血糖値上昇の悪循環を断つ抗酸化成分

血糖値が高まると膵臓からインスリンが多く分泌されますが、インスリンには肝臓での脂肪合成を高める作用があることから、ダイエットにも影響があります。血糖値が高まるのは、血糖のもとであるブドウ糖が多く含まれる糖質を摂った結果ですが、通常ならインスリンによって全身の細胞にブドウ糖が取り込まれて血糖値は下がります。 血液中のブドウ糖が多くなるほど膵臓からインスリンが多く分泌されて、膵臓に負担がかかるよ


Diet Designer14 チェックするだけで改善点が見えてくる

ダイエットデザインのスタートは、自分の食事内容を知ることで、食生活チェック表を用いて、主食、主菜、副菜で何を食べているかをチェックします。主食は種類だけでなく、1日に食べている分量も聞いています。主菜、副菜などは1週間で食べる分量を聞いています。 一般的な食生活のチェックというと、1週間分のメニューを書き出してもらい、それに使われている食材のエネルギー量や内容成分(ビタミン、ミネラル、食物繊


健康あない人13 皆保険が予防の心構えを弱くしている

日本の健康保険は、世界に誇るべき皆保険制度です。アメリカの健康保険制度は、基本的には個人が民間の健康保険を購入する民間医療保険制度で、公的な医療保険制度はメディケア(高齢者と障害者向け)とメディケイド(低所得者向け)だけです。保有する保険によって利用できる保険の割合が異なっています。 アメリカは日本に比べて医療費が高く、そのために医療保険料も高く、アメリカでは国民の7人に1人が無保険状態にな


整えるダイエット11 BMIによる判定基準を知る

1日に食事(飲食)によって摂るべきエネルギー量を知るための計算式を前回紹介しましたが、これよりも実際に食べている量が多かったら食事量を減らすようにするのが基本となります。しかし、健康の維持のために多くのエネルギーを作り出すことを考えたら、食事の量は維持したまま、運動をして余分に摂ったエネルギー源をエネルギー化することが重要になります。 これに対して食べている量が少なかった場合には、食事量を増


あくまでも噂話77「高級生食パンの次のスイーツブーム」

スイーツのブームの始まりを何にするのかについては意見の違いもあるのですが、1977年(昭和52年)のマリオンクレープをあげる人が多いようです。その当時は東京の大学に進学していて、原宿の竹下通りを歩いて通っている同窓生がいたことから、マリオンクレープというクレープ屋ができたという話を聞いて、さっそく駆けつけました。 のちに20年間、原宿の住人として竹下通りを毎日のように歩くことになって、マリオ