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ストレスは血流を乱して脳の働きを乱す

ストレスが高まると、興奮ホルモンのアドレナリンが分泌され、呼吸数と心拍数が増え、血圧が上がり、末梢血管が収縮する、といった身体の変化が起こります。ストレス状態は自律神経の交感神経の働きを活発にさせます。交感神経の働きが活発になって、興奮状態になったときには全身の働きが活発になることで細胞でのエネルギーの発生量も多くなり、活性酸素が多く発生するようになりますが、中でも特に活性酸素を発生させるのは末梢


発達栄養学14 食事から摂らなければならない必須栄養素の意味

“完全栄養”という言葉があります。その食品に含まれている栄養素だけを摂っていれば生きていける食品を指していますが、人間にとって、そんな便利な食品は存在していません。猿から進化してピテカントロプス(ジャワ原人または直立原人)になったときに、一番大きく違ったのは食べ物の種類です。動物は一定の食品を食べるだけでも生命維持をすることができますが、人間は何でも食べなければ生きていけない“雑食”になりました。


浸透性の波長が細胞を直撃してダメージを与える

紫外線、電磁波、放射線、X線は身体の中に浸透する特徴をもった波長で、細胞へと直接届き、細胞を傷つけていく作用があります。細胞が傷つけられるときには活性酸素が発生しますが、細胞が破壊されるようになると活性酸素の発生量は大きく高まるようになります。 電磁波は空間の電場と磁場の変化によって起こる波(波動)で、光(赤外線、可視光線、紫外線)や電波は電磁波の一種です。電磁波は高圧送電線、テレビの画面(特に


学習障害13 感覚過敏の触覚過敏が与える学習への障害

感覚過敏の触覚過敏の特性としては、以下のことがあげられています。 ・触ることができないものがある(のり、ねんど、スライム、たわし、毛糸) ・服の着心地にこだわる ・苦手で着られない服、靴下、靴、帽子がある ・帽子、マスク、マフラー、ハイネックを身につけたがらない ・手がベタベタするのを嫌がる ・手が水で濡れることをとても嫌がる ・握手ができない ・握手やハグが苦手 ・背中を触られ


発達栄養学13 代謝に必要な微量ミネラルの役割3

代謝に必要な9種類の微量ミネラルのうち、モリブデン、クロム、コバルトについて紹介します。これらは微量ミネラルの中でも特に体内では少ない量で保たれているので、不足すると健康維持の機能に大きな影響が出ることになります。普段は必要性について語られることが少ないミネラルですが、不足しないように、多く含まれる食品を知っておきたいものです。 モリブデンは微量元素の必須ミネラルの一種で、肝臓と腎臓に多く存在し


粘度の高い物質の処理に白血球が働きすぎる

免疫細胞の白血球は有害物質を破壊するときに活性酸素を発生させていますが、粘度が高いタバコのニコチンやタールなどは白血球の中に残りやすく、これを処理するためには一度の活性酸素の発生では足りず、繰り返し活性酸素を発生させています。そのためにタバコを吸うと体内で活性酸素が大きく増えることになるのです。 タバコを1本吸うと体内のビタミンCが25mg破壊されるといわれています。ビタミンCは活性酸素によって


学習障害12 感覚過敏が与える学習への障害

発達障害の感覚過敏は発達障害の自閉症スペクトラム障害で多くみられることから、自閉症スペクトラム障害にのみ現れるものと思われがちです。実際に、感覚過敏を自閉症スペクトラム障害の特性として紹介している書籍なども存在しています。しかし、他の注意欠陥・多動性障害にも学習障害にも感覚過敏はみられます。 これは自閉症スペクトラム障害と注意欠陥・多動性障害、自閉症スペクトラム障害と学習障害が重なり合って現れた


発達栄養学12 代謝に必要な微量ミネラルの役割2

代謝に必要な9種類の微量ミネラルのうち、銅、ヨウ素、セレン、マンガンについて紹介します。 銅は微量元素の必須ミネラルの一種で、鉄の赤血球を作り出す働きを補助する成分であり、赤血球のヘモグロビンの合成には銅が含まれた酵素が必要になります。骨、筋肉、血液の中に約80mgが含まれます。体内の過酸化物質を分解する酵素(SOD=スーパーオキシドディスムターゼ)の成分であり、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用があり


有害物質の分解時に体内で活性酸素が発生する

身体にとって害となる農薬、食品添加物、薬剤、化学物質などの分解・解毒は肝臓が担っています。これらの物質が体内に入ってくると、その害を減らすために肝臓だけでなく、腎臓などにも負担をかけていきます。肝臓は有害物質の分解、解毒のために肝細胞が盛んに働いていますが、肝臓以外の各臓器の細胞も活発に代謝を繰り返して分解、解毒を行っています。そのときに多量の活性酸素が多く発生するのです。 肝臓が有害物質として


記念日11月3日〜9日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 11月3日 自由と平和を愛して文化をすすめる日として「文化の日」と制定。日本内分泌学会が、ホルモンや内分泌疾患の知識普及と早期診断・早期治療を目的として、ホルモンのアドレナリンを発見した高峰譲吉博士の誕生日(嘉永7年11月3日)と、学会公式キャラクターのほるもんにちなんで「ほるもんの日」と制定。全国凍豆腐工業協同組合連合会が高野豆腐を食べて新年を迎えて