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有害物質を排出するためのデトックス

体内に入ってくる有害物質をできるだけ排出して、細胞レベルから健康被害を防ぐために注目されているのがデトックス(detox)です。身体の機能は消化・吸収・循環・代謝・排泄に分類されていますが、そのうちの排出がデトックスであり、排出部位としては皮膚が最も広くなっています。だから、汗を大量にかくことをデトックスとしているところもあります。しかし、皮膚から汗として排泄される量は約1%で、便から約75%、尿


品種改良によってマイナスになったこと

品種改良によって栄養価が変わった農産物はホウレン草の他にもあり、トマトは以前にはトマト臭いと表現されるほど味に特徴がある赤系の品種でしたが、色づきが途中の半分が赤く、半分が緑色のトマトも店頭に並んでいました。これはトマトが傷みやすいことから固いうちに収穫して販売していたためですが、後に登場したピンク系の桃太郎は早く収穫しても全体が色づき、甘いことから人気になりました。しかし、ビタミンとミネラルが少


野菜のビタミンとミネラルが減っている

全身の細胞の働きを高めるためには、多くのビタミンとミネラルが使われています。細胞が正常な機能を維持するためにはビタミンとミネラルが豊富な食品を食べ、体内に入ったビタミンとミネラルが効率よく細胞に運ばれて使われるようにすることが必要です。そのためにも知っておきたいのは、食品の栄養低下の実態です。 ビタミンとミネラルが豊富な食品といえば野菜で、中でもホウレン草は栄養豊富な食品として知られています。そ


ポストハーベストは安全なのか危険なのか

無農薬、減農薬についてはガイドライン(特別栽培農産物に係る表示ガイドライン)が農林水産省によって設けられ、この基準が厳格に守られていれば安全性は高く、栽培法を確認して購入することができる、という認識をされています。しかし、無農薬栽培に適した土地、時期、適した栽培回数があり、栽培作業量の増加、生産量の減少、栽培地からの輸送距離などから、どうしても価格は高くなります。食材を購入して調理するなら、無農薬


なぜ農薬は人間の細胞にダメージを与えるのか

日本人の体質の弱点をカバーするためには、それぞれの弱点となっている臓器や器官の働きに注目して、その対策を講じることも大切ではあるのですが、最も重要で根本的な対策はすべての細胞の一つひとつを正常に働かせることです。そのためには細胞の働きに必要な栄養成分が充分に取り込まれるようにすることと同時に、細胞の働きを低下させるようなものは、できるだけ体内に入れないようにすることが求められます。 食品に含まれ


体温が高まるほど健康になれるのか

日本人は歴史的に動物性のたんぱく質と脂肪を多く摂ってこなかったことから、これらを消化する能力が低くなっています。特に脂肪を乳化して吸収しやすくする胆汁の分泌量が少なく、高齢になると胆汁の不足から肉が若いときのように食べられなくなるという人も多くなっています。 細胞の中で起こる生化学反応は、36.6~37.0℃前後と一定の温度の条件で活発に起こるようになっている。体温が高めの人ほど、血液が温かく内


代謝はエネルギー産生を高めることか

日本人は体質的に弱点があり、それを解消することが健康づくりには重要であるということは以前から述べられてきたことです。体質については、このWEBサイトの「日本人の体質」で説明しています。体質というのは、ある意味では便利な言葉で、医学的によくわからないことであっても「体質のせい」という言葉で済まされることがあります。しかし、細胞レベルでの代謝の研究を進めていくと、体質の違いは代謝の差が大きく関係してい


生涯医療費の半分は70歳以降に使われている

長寿社会は喜ばしいことではあるものの、長生きすればそれでよいというわけではないのは当然のことです。“健康長寿”という言葉があるように、健康を維持したままの長寿、つまり自立したまま寿命を迎えるという幸せな長生きでありたいと多くの人が願っているはずです。血圧や血糖値が高めの状態であって、治療を受けていても大きな病気にならなければ、それほど多くの医療費はかからないことになります。 しかし、日本人の生涯


超高齢社会の認知対策のポイント

健康づくりというと、足腰や内臓などの身体的な状態だけでなく、脳機能の健康も重要な関心事となっています。調査結果(2012年統計)によると、認知症患者は462万人、認知症の予備群である軽度認知障害患者は400万人と推定されていて、合計862万人は65歳以上の4人に1人の割合となっています。このまま進めば2025年には認知症患者は700万人、軽度認知障害患者は600万人を超えると推定されています。そん


超高齢社会を支える女性の高齢化が問題だ

超高齢社会の支え手といえば、本来なら男女ともに同じでなければならないはずです。しかし、いまだに中高年の女性が介護などの主流となっているのは事実で、女性ばかりに頼ってはいられないという考え方は75歳以上の後期高齢者の急増の実態を見れば、当然のことです。男女ともに超高齢社会の支え手にならなければならないといっても、現実は、そうなっていないことは充分に承知しています。 今でも中高年の女性に頼る部分が大