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ねぎまで代謝が高まるのか
夏を乗り切るための焼き鳥をテーマにしたテレビ番組があり、それを見ていた他局のディレクターから「ねぎまは本当に鮪(まぐろ)なのですか」という基本的は質問がありました。このようなことはネット検索で簡単にわかるはずですが、日頃の“身から出たサービス”のせいか、辞書がわりの質問も増えています。簡単なことなので結論を述べると、江戸時代の屋台で簡単に食べられる料理として鮪とねぎを交互に串に刺したものが売られて
糖尿病と食物繊維摂取の変化
糖尿病になると、ブドウ糖が多いご飯の量を減らすように医師から指示されて、ご飯を食べるなら玄米にしようということで、玄米を炊ける高圧鍋を購入したということを、よく聞いた時期があります。その時期というのは今から40年以上前のこと、電子レンジが出はじめたころで、玄米をたくさん炊いておいて、冷蔵したものを電子レンジで温めて食べていた、という父親の例を日本メディカルダイエット支援機構の理事長が話していました
水分が不足すると運動をしてもやせにくい
全身の細胞は水分が充分に足りていることによって正常な働きをします。細胞の働きというと、酸素と栄養素を取り込んで、細胞の中で発生した二酸化炭素と老廃物を外に出す働きです。酸素と栄養素があれば細胞は正常に働いてくれそうな感じはするものの、赤血球によって血管の末梢まで運ばれた酸素は、そのまま細胞に取り込まれるのではなくて、水の中に溶け込んでから運ばれていきます。あまりに水分が不足すると、細胞への酸素の運
水を飲むと太るのかやせるのか
「水を飲んでも太る」ということを話す人がいます。太るのは飲食によるエネルギー量の摂りすぎか運動不足が原因ということになっているので、これに従うとエネルギー量がない水を飲んでも太ることはないはずです。しかし、実際には食事の量を減らして、運動もしているのにやせなくて、水を飲んだことによって太るという人はいます。 その理由は何かというと、一つに考えられるのは塩分の摂りすぎです。塩に含まれているナトリウ
臭わないニンニクで本当に元気は出るのか
ニンニクは元気が出る食品というのは当たり前のこと、がんの予防に効果がある食品というアメリカのデータもあまりに有名な話、という前提で作られたNHKの人気番組を見ていた他局のディレクターから、「これまで聞いていた話と違うのだけれど」とのメールが入りました。これまでの話、というのは日本メディカルダイエット支援機構がメディアや研究者などに発信している情報のことで、その一部は最新情報の中でも伝えてきています
HbA1cは脳の酸素供給に影響する
血液中を流れる赤血球にはタンパク質のヘモグロビンが含まれています。ヘモグロビンは酸素と結びついて、酸素を全身の細胞に運ぶ働きをしています。このヘモグロビンにブドウ糖が結びついたものがヘモグロビンA1c(HbA1c)で、この量が糖尿病判定の指標の一つとなっています。赤血球の寿命は120日といわれ、血液中のブドウ糖が多い時期が長くなるとHbA1cの割合が多くなります。そのために2〜3か月の血糖値の高さ
毛細血管は毛の細さではなく蜘蛛の糸
毛細血管という言葉は毛のような太さということに由来していますが、この場合の毛は髪の毛ではありません。髪の毛の太さは0.08mmといわれていますが、欧米人は0.05mmなので、かなり太いことになります。髪の毛よりも細い産毛は0.01mmですが、毛細血管と比べると、かなり細くて、8μm(マイクロメートル)となっています。1μmは1000分の1mmです。この太さは毛のレベルではなくて、蜘蛛の糸の太さです
酸素が不足するとエネルギー産生が低下する
細胞のミトコンドリアの中にあるTCA回路の中では、ブドウ糖と脂肪酸をエネルギー源にして、エネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)が作り出されています。このATPがリン酸を一つ離してADP(アデノシン二リン酸)になるときにエネルギーが発生しています。このエネルギーを用いて、それぞれの細胞が働いています。これは細胞の中で作り出されたエネルギーが、その細胞の中だけでしか使われないことを示しています。
夕食前の空腹は“その場ダッシュ”で解消できる
メディカルダイエットの手法では、夕食前の空腹時に筋肉運動をすることをすすめています。筋肉運動にはブドウ糖が必要ですが、食事の前には血糖値が下がっていて、血糖(血液中のブドウ糖)が不足した状態になっています。この状態のときに運動をするとエネルギー源のブドウ糖を補うために筋肉の中に蓄積されているグリコーゲンが分解されて、血液中にブドウ糖が放出されます。グリコーゲンはブドウ糖を蓄積するための形で、ブドウ
糖尿病患者が許されるお菓子の量
ダイエットのためには間食は禁止されるものではなくて、有効に活用すればダイエットを成功に導くための強い味方になります。ところが、糖尿病患者のためのメディカルダイエットとなると話が違っていて、禁止が大原則です。単なる“原則”ではなく、絶対に守ってほしい“大原則”となります。 生活習慣病対策のためのセミナーで、空腹を脱却するための間食の話をするとき、果物や野菜を食べることをすすめていて、砂糖が使われて